記事はこちら。試合レポ。
2018.7.8、フランス、リール - マキシム ミハイロフの大家(たいか)なパフォーマンスが、近年で最もすばらしいバレーボールパフォーマンスの一つで、ホスト・フランスを3セット(25-22、25-20、25-23)で追い抜き、ロシアがFIVB男子ネイションズリーグ金メダルを決めた。
この2ヵ月ベスト2チームのロシアとフランスと共に、今年初のVNLは、人々の気分をあげる大会となってきた。しかし、2013年ワールドリーグの金を獲得して以来、初の世界レベルタイトルを勝ち取り、輝かしいオールコートパフォーマンスで、フランスのハートを切り裂いたのは、ロシアだった。フランスは、5セットの準決勝を勝つために、最高のアメリカのファイトバックから生き延びたが、それらの功績が悪い結果をもたらしたように見えた。勢いをまくしたて、止まらなく見えた、この上なくパワフルなロシア軍が、彼らより勝(まさ)ったからだ。
ロシアは、たぶん大会最高のパフォーマンスをし、準決勝でブラジルを打ったが、このワールドクラスのパフォーマンスは、そこをも越えた。マルチタレントのフランス軍は、このロシアの絶対的な力に、ただただ何の答えもなかった。
ミハイロフは、試合最多の19得点で終え、自身のゲームのすべての面で、息をのむようだった。サービスエースから、途方もないパワーやスパイクの精度まで。イゴール クリウカ(10得点)も驚くべきもので、ドミトリー ムセルスキー(12得点)は、ミドルの壁だった。5人のロシア選手が、少なくともブロックポイント2得点を集め、フランスはシャットアウトされた。守備から攻撃まで、ロシアは単純に良すぎた。
ワールドリーグの過去3大会中2度優勝してはいるが、信じられないことにワールドリーグ以外のワールドレベルタイトルを獲っていないフランスには、感銘的なパフォーマーが何人かいた。特に8本中2本のブロックポイントをマークしたケヴァン ルルー。イアルヴァン ヌガペトは、16得点でトップスコアラーだったかも知れないが、フランスが労して動いた早々に、何度も滅ぼされた。Jean Patryとチボー ロサールが、すばらしい場面を生み出したが、いつものビッグヒッター・ステファン ボワイエには、記憶から消すべき夜だった。
フランスは、弱かったロシアチームに対してとはいえ、予選ラウンドの3セット勝利を含む、ロシアから4連勝しているという背景を引っさげて、この決勝に臨んだが、オープニングセット早々の交代で、訪問者と対等に行くことはできなかった。クリウカがいくつかの非の打ち所のないサーブで、スターであり、滑らかなロシアチームが支配し始めた。彼らのブロックディフェンス -おそらく世界最高の- は、道を見つけようと奮闘するフランスのボワイエとヌガペトに対して良すぎた。クリウカのブロックが10-5にし、ミハイロフが最後から支配していた。フランスは、すばらしいファイトバックに導いたルゴフとルルーを擁し、徐々にセットを進めたが、大きな大きなミハイロフの2得点が船を安定させ、25-22でセットを決めた。すべり出しはロシア。
フランスは第2セット、いくつかの状況を握ったが、ほとんどセルゲイ シリャピニコフの男たちのすばらしい一連のプレーによって、カウンターをくらわされた。ドミトリー ヴォルコフは、ブロックとスパイクの自身の力の範囲を描き出し、ミハイロフのエースが、ヨーロッパチャンピオンを10-4と前に出した。ロシアは乗っていて、フランスは完全に息絶えたように見え、ムセルスキーが15-7ですごいリードをチームにもたらした。
しかし、Patryとニコラス ルゴフが影響を与え、開催国は暗がりから自分たち自身を引きずり戻し、次の19得点中13を取り、21-20とロシアのリードを少しずつ削った。しかし逆境を前に、ロシアは冷静でい続け、4連続ポイント -重大なクリウカのスパイク2と、セットポイントでのドミトリー コヴァレフのサービスエース1を含む- が、セットを握らせ(25-20)、金メダルにさらに近づいた。
フランスには、レスポンスが必要で、第3セット間違いなく水準を上げた。ルルーが、大きなブロックとスパイクを決め、連続ポイントが6-4とリードさせた。彼らのパフォーマンスレベルは下がることなく、ロサールがセカンドテクニカルタイムアウトで、16-13とフランスを前に走らせる、大きなスパイクを数本と、試合を第4セットに持ち込むコースを届けた -だが、ロシアは絶え間なく続く、容赦ないマシーン。ミハイロフのモンスターブロックで、20-20でスコアをタイに戻した。フランスが2ポイントリードしたが、22-20ダウンから、すべては訪問者へ。途方もないムセルスキーのエースがホストをけむに巻き、力なきボワイエのミスが、シリャピニコフの男たちにマッチポイントを握らせた。彼らにはたったワンチャンスが必要だった。コヴァレフがロシアに金メダルを届ける最高のブロックを生み、ホームの観衆があぜんとする中、ロシアが歓喜の中にいた。
フランスのnon-ワールドリーグ不運は去った; メジャータイトルを待ち望んだロシアの5年は、終わりを迎えた。
ドリームチーム。一部。
30歳のミハイロフは、もうすでにすばらしき自身のMVPタイトルコレクションに、VNL MVPを加える。自身のクラブ、ゼニト・カザンで、欧州チャンピオンズリーグ2018のMVPを獲ってから、(この時点で)すでに、シーズン2つ目の勲章だ。
FIVBバレーボールネイションズリーグ2018 ドリームチーム
MVP マキシム ミハイロフ(ロシア)
セッター:ベンジャミン トニウッティ(フランス)
オポジット:マット アンダーソン(アメリカ)
アウトサイドヒッター:テイラー サイダー(アメリカ)&ドミトリー ヴォルコフ(ロシア)
ミドルブロッカー:ドミトリー ムセルスキー(ロシア)&ケヴァン ルルー(フランス)
リベロ:エニア グレベンニコフ(フランス)
コメントのみ。
セルゲイ シリャピニコフ(ロシア監督):
「本当にうれしい、すばらしいよ。我々は長い間、懸命にやったんだ; 成功し続けた。
彼らがうまくパスしたら、こちらのミドルブロッカーにとって難しくなるだろうと分かっていたよ。だから、サーブにフォーカスしたんだ。」
ドミトリー ムセルスキー(ロシアミドルブロッカー):
「フランスの地で、フランスと対戦するのは、本当に難しかったよ。ファンのみんなは、このチームの第7の選手。やったよ。」
アレクセイ カベシェフ(ロシアリベロ):
「僕らはずっと同じチームでプレーしてきているから、レセプションで効果をあげられた。フランスはサーブが強いと分かっていたから、そこ(レセプション)をたくさん鍛錬したんだよ。」
ローラン ティリ(フランス監督):
「私はいつも言ってきた。銀メダルは酸っぱいものだと。そしてそれが真実になった。この決勝に来たことはよかったが、より良くしたかった。でも彼らの方が強い。たぶんミスがなければ、接戦にできたけど、彼らは私たちの息の根を止めた。
観衆は壮大だったよ; 金メダルを獲りたかったな。
私が、何を違う風にやり遂げられたかは分からない。私たちはただ、個人的に、そしてチームとして進化する必要があると思う。なぜなら、世界あるいはヨーロッパチャンピオンになりたいなら、彼らを倒さなければならないからだ。だから、やるべき仕事がある。」
ベンジャミン トニウッティ(フランスキャプテン):
「ロシアはとてもフィジカルの強いチーム、そういうチームと対戦する時、トライして、解決法を割り出す必要がある。彼らはサーブとブロックで、とても大きなプレッシャーをかけた。実際3点ビハインドの時、僕らが後手だって気持ちが、僕には常にあったんだ。相手に潰されていると感じる時、そういう試合はものすごくキツい。
僕らはここから学ぶよ。全体的には、僕らがやり遂げたことは、誇りに思っているよ。」
アントワーヌ ブリザール(フランス控えセッター):
「今夜できたことは多くないと思う。試合後、お互いに話したのは、自分たちが何ができたか、サーブで何をしたかは関係ない。彼らがすべて落とさなかったんだ。彼らがどんなエースも取ったとは思わないよ; ハイボールで効果が高く、ブロックでとても強かった。大事なのは、時々僕らは迫ったけど、その時余裕がなかった; 僕らがカムバックできると思った時はいつも、彼らがまたつき放したんだ。彼らがそんな風にプレーして、リードする時は、簡単に負かされやしない。」
エニア グレベンニコフ(フランスリベロ):
「僕らはバラバラだった。ゲームのほぼすべての面で。僕は予想してなかったな; 正直ちょっとショックだよ。
ナショナルチームかクラブで、前に彼らと対戦したけど、今日は鬼のように冷酷だったね。彼らと対戦するのに、たくさんのトライがあるとは、僕は思っていなかった。サイドアウトはとてもチャレンジ的だった。そこから向こうが3~4ポイントリードして、そして終わった。
やっと僕らがより良くパスできたら、彼らはブロックを改善した; 完敗さ。でも受け入れなきゃ。」
最終順位
優勝 ロシア
May we present to you #VNL’s first ever gold medalists and champions: RUSSIA. Big congrats to them and see you in 2019!#BePartOfTheGame #Volleyball pic.twitter.com/hXEmLcWfzp
— Volleyball World (@FIVBVolleyball) 2018年7月8日
準優勝 フランス
May we present to you #VNL’s first ever silver medalists: FRANCE. They battled till the end to conquer the trophy, real troopers! Congrats to them and see you in 2019!#BePartOfTheGame #Volleyball pic.twitter.com/PjLfHpOiyO
— Volleyball World (@FIVBVolleyball) 2018年7月8日
3位 アメリカ
May we present to you #VNL’s first ever bronze medalists: USA. Congrats to them and see you on their home ground in 2019!#BePartOfTheGame #Volleyball pic.twitter.com/GgloqWwwXS
— Volleyball World (@FIVBVolleyball) 2018年7月8日
Russia 🇷🇺 @VolleyRus captain #7 Dmitry Volkov with the trophy moment! Russia, #VNL Champions! #BePartOfTheGame #volleyball pic.twitter.com/Kk535ilE9W
— Volleyball World (@FIVBVolleyball) 2018年7月8日
4.ブラジル ![]()
5.ポーランド ![]()
6.セルビア ![]()
7.カナダ ![]()
8.イタリア ![]()
9.ドイツ ![]()
10.イラン ![]()
11.ブルガリア ![]()
12.日本 ![]()
13.オーストラリア ![]()
14.アルゼンチン![]()
15.中国 ![]()
16.韓国 ![]()
おまけ:予選ラウンドの個人ランキング☟
新大会・ネイションズリーグ、ロシアの優勝で幕を閉じましたー
おめでとー![]()
準決勝のブラジル戦からワンサイド、決勝でもワンサイド、圧倒的3-0勝利
すばらしかった![]()
やっぱり高い! 代表復帰したムセルスキー選手はじめ、高い高い。サーブもエグいエグい笑 すごー!っていうより、もう笑っちゃうくらい。優勝予想前評判、7割がフランスだったんだよ。
3セット目は、フランスが取るかなーと思ったけど、最後ぐーん来ましたね。準決勝のフランス×アメリカでも思ったけど、点の取り方がなんか…。
準決勝は、フランスが楽々と取ってて、楽々ではないんだろうけど、アメリカが苦労して1点を取ってた感じ。フランスがリードする時はさーっとリードするんだけど、アメリカが追いつく時はやっと追いついた、みたいな。1点の取り方にちがいが出てた。…気が。
それが決勝では、逆にフランスがそうなって。ロシアの方が楽に取ってる試合に見えた。最後の方、ちょっとミスが多くなったような。ブロックもガンガン出てましたね、ロシアに。
準決勝からの2試合を見ても、ロシアのブロック数がトップ☟
準決勝 ロシア-ブラジル 10-2
フランス-アメリカ 11-10
3位 アメリカ-ブラジル 7-4
決勝 ロシア-フランス 11-5
合計すると、
ロシア21、アメリカ17、フランス16、ブラジル6。
レシーブは他のチームの方が良いけど、レシーブとか必要ないんだろうなみたいなブロック! 止めちゃうから、裏で待ってる必要ないよくらいの。
でもミドルでいえば、フランスのルルー選手やルゴフ選手も良かった。ヨーロッパのブロックは…すごいよね。ブロック跳んで、ワンタッチ取って、そのボールがぽーんとネットの真上とかに上がったら、ブロッカーが下りながら、手首で落とす。この試合じゃないけど、ルルー選手がそれやってて、最後落とすやつ、ふつうはぽんって落とすのを、1回クイックみたいにふつうにバシッて打ってた時があって。下りながら。ブロック跳んだのにクイック打った! 空中で2コ仕事した!みたいな。
そう、フランスといえば、ボワイエ選手。去年と全然ちがって驚いた
去年はまだ周りがフォローしながら、そわそわ感があったというか、初々しい印象だったけど、もう顔つきからして! ピリッとしてて、風格すらちょっと。
プレーもフェイントや軟打もあったりして、去年あったかな? あったかもしれないけど、印象には残ってない。でも今年は、にくいね!ってトコでそれやったりしてて…1年でこう変化が見えるってすごい。
ロシアは…誰がっていうか、みんながすごかった
まんべんなくコートに立つ選手が活躍していた![]()
ミハイロフ選手は…うーん…本当柱だね。柱よりももっと…なんだろ、いい言葉なんかないかな。ゼニトがいう通り、ミスターMVP
勝ち方を知ってるとか、点の取り方を知ってるとか、だけどミハイロフ選手みたいなプレイヤーを見てると思うのは、バレーボールを知ってる。って感じ。熟知。Mr.バレーボールの1人![]()
ロンドン…じゃない、その前、どこだっけ。北京だ。北京2008、20歳でどーんと来てから、約10年。10年間保ち続ける、むしろ上げているって…どんな域。勝てば英雄、負ければ戦犯の世界で、10年…リオで銅メダルを逃した時にも、きっとたくさんの言葉が、良いも悪いも、あったんだろうな。ヴェルボフ選手のインタビューにも、ミハイロフ選手の言葉があったけど、どんな状況でも真摯に向き合い続ける姿は、そりゃあ魅了されないはずがない
バレーボール界でも一、二を争う紳士&すばらしいプレイヤー![]()
🔝🔝🔝
— «Зенит-Казань» (@volleyzenit) 2018年7月9日
Mr. MVP #VNL#ZenitKazan pic.twitter.com/V99dB02yoI
ロシアのブロックを嫌がって、相手のスパイクがノータッチでアウトになるのとか多かったけど、あれは、どシャットされるのとどっちがダメージ大っきいんだろ。シャットされたらぬぁぁ~
ってなるし、ノータッチだと自陣のミスになるし…ミスが多い方が気持ち的にやなのかな? フラストレーションが溜まりそう。そうだとしたら、ロシアのブロックの効果は2乗だよね。
試合後のコメントってやっぱりすごく大事。
そうか、フランスはもう気持ちで負けてた感じだったんだね。トニウッティほどの選手でも、そうなるんだ…。たしかにイケイケムードはなかったけど、それ以上だったんだね。
ブリザール選手とグレベンニコフ選手がおんなじことをいってるね。「追いついたと思ったら、つき放された」「パスが良くなったら、ブロックを改善してきた」
これなんだろうな、勝負って、きっと。相手よりもより良くあること。上回られたら上回る。1点取られたら取り返す。こーいうシンプルな図式なのかな。
前に、トップチームは修正が早いって書いたけど、解決策を見つけるってことなんだ。おんなじネイションズリーグでいえば、日本のアルゼンチン戦。柳田選手をオポジットに置いて、再編されたチームに、アルゼンチンは解決策を見つけられなかった。そーいうこと?
解決策とか答えとか道とか、いろんな言い方があるけど、きっとトップチームやプレイヤーは、へびの眼みたいに、サーモグラフィで色のちがう獲物を見つけるように、その穴というか、答えを瞬時に見つける眼を持ってるんだろうね。しかもおろしたてのコンタクトみたいに、ふぁーっと澄んでるんだろうな。どーいう風に見えてるんだろう。主審カメラみたいので見てみたいよ![]()
パワーで真っ向から戦ったら、ロシアに勝てるチームはない、といわれる今の時代。こーいうことなんだっていう決勝でした。フランスも、ヌガペト選手の対角の選手を代えたりしながら、エースなんかも出てたし、喰らいついてたけど、全体的にはロシアが圧倒してた。
紛うことなき、ぐうの音も出ない、文句なしの、完璧な優勝
また素敵な試合が1つ増えました
本当におめでとー、ロシア
🏆
日本も改めて、お疲れ様でした
いい大会でした![]()
長かったという選手とあっという間という選手と、それぞれいました。わたしはあっという間でした。決勝まで含めて。
ワールドリーグよりもハードなスケジュールだけど、G2だった日本にとって、ワールドリーグよりも強い相手と戦う機会が多くて、その点は例年よりも間違いなく良い点!
フルセット4つ取ったのもすばらしかった
アルゼンチン戦は特に、得点源であるオポジットを欠いても勝ったこと。相手はベラスコ監督(のチーム)。やっぱりアルゼンチン戦が1番好きな試合かな。あでも、イタリア戦もよかったな。あでも、ドイツ戦も。
あとは、参加選手に離脱を余儀なくされるような大きなケガなどがなかったことも何より。コンディショニングも学びの一つなんだろうけど、大変だよね。そういえば、世界選手権の開幕戦も、屋外だから、風とか日の向きとか、暑さも大変そう![]()
タイブレーク4つ取ってよかった、と一言にいっても、最も移動距離の長いチームの一つで、15試合中3セットが5、4セットが5、フルセットが5…それだけチームは疲労が積まれて…本当に本当にお疲れ様でした![]()
![]()
![]()
日本だけじゃなく、やはり厳しいスケジュールのためか、どのチームもVNLメンバーは休息期間が長いみたい。バカンス~みたいなのが溢れてましたね🌴 休めてるといいな。
さて、このあとは先に大陸大会がありますね。アジア大会やパンアメリカカップなど。親善試合も。そのあとにはいよいよ三大大会の一つ、バレーボールのみの大会としては最大の世界選手権![]()
練習や親善試合でケガや体調だけには気をつけて、
チームでいけ、日本![]()
いけ、柳田選手![]()
Thank you for reading.






