なんのことはない、トランプゲームのことである。
我が家で流行中の「大富豪」というゲームは結構残酷なゲームで、
一度「富豪」の座につくと、なかなか負ける気がしない。
逆に一度「貧民」の座につくと、絶対勝てない気がする。
ある日、我が家で私は大富豪7連勝をした。
この7回と8回目に負けるまでの心理状態はこうである。
1回目:なんとなく気乗りするし、今日は勝てそう。
2回目:う~ん、やっぱり勝てそう。
3回目:3連勝ってあるかなぁ。。。かなり不安になってきた。
4回目:3連勝しちゃったよ。怖いなぁ。いやいや、でも5連勝しないと本当に勝っているのかわからんぞ。
5回目:むむー、今回勝ったら本物だな!
6回目:ああ、本当に怖い。なんでこんなに勝てるのだろうか。
7回目:油断禁物! 戦略は慎重に立てなくちゃ。
8回目:なんか勝ちすぎて戦略が立てられなくなってきた・・・
つまり8回目に明らかに油断したわけである。
世の中の「負け」のほとんどは「油断」か「傲慢」である。
私はそのまんまを行ってしまったわけだ。
もっともこれはトランプなので配られるカードにも大きく依存する。
しかし、勝ちには不思議な勝ちがある。
カードが悪くても負けないときは負けないのだ。
では勝てない人の心理状態はどうなっているか。
実はこれには2通りの心理状態が存在する。
例は短めに5連敗中ということにする。
まず一つ目。
1回目:勝てそうにも無い。
2回目:やっぱり負けたか。。。
3回目:Joker来てもどーせ富豪が持っていくし! 勝てるわけないし!
4回目:いいもん、どーせ貧民だもん。
5回目:ああ、本当に勝てる気がしない。全然しない。
6回目:もう考えることすらおっくうになってきた。。。
実は勝ち続けているときと負け続けているときは表裏一体の心理状態。
私が負け癖で負け続けるとき、それは思いっきり「油断」している。
正確には「油断」ではなく「考えることの放棄」。
また、傲慢ではないが「卑屈」になっている。
これが負け人間の心理状態である。
とにかくあらゆるものに言い訳するのだ。
「どーせ、貧民だし」
「どーせ富豪が持っていくし!」
これとは違って勝てる人間の負け心理はこうなる。
例は5連敗して6戦目に勝つ、ということにする。
1回目:勝てる気はしないな。
2回目:ああ、やっぱり負けちゃった。
3回目:う~ん、連敗か。まあ、こんなときもあるわな。
4回目:むむー、もう待つしかないな。
5回目:戦略が悪いのかな? もうちょっと辛抱するか。
6回目:おお、今回は勝てるかも!?
この違いがおわかりだろうか。
なんだかんだ言って3例目はまったく油断していない。
常に勝てる方法を考え続けている。
また、タイミングを見計らっている。
これがいつか勝つ人間の心理状態である。
ちなみにこの心理状態は何事にも当てはまる。
トランプゲームなら負けても痛くもかゆくもないわけだが実生活はそうはいかない。
勝ち続けて負けるときに「原点に戻れ」だの「初心にかえる」など言うが、
実際にやるのは本当に難しいということがゲームで擬似体験できる。
そんな理由もあって我々は今日もゲームをたしなむ。に熱中する。。。