正直言ってネトレプコが何故スターになったのかよくわからなかった。
発声は完璧とは言えないしわざとらしい演技に音楽もいい加減。
しかし生で聞いていないのではっきりと公言は出来なかったが・・・
今回「アイーダ」でしっかりと自分の目で見て聞く事が出来たのでやっと自分の意見が言える!
では実際どうだったのか?
やっぱりね、という事もあり、意外だったこともあった。
これはまさに映像と生の違いなのだろう。
声は決して大きくなくどちらかと言えばしょぼい方だ(失礼!)。
声が小さいと酷評されているゲオルギュウとそんなに変わらないどころかそれ以下かも。
連れ合いに言わせればモーツァルト止まりの声だそうだ。
成程ね、声の大きさがそんなに必要ではなくハイESを出すトラヴィアータが好評だったのはそういう理由だったのか。
だが小さくて柔らかいので上でいくら開いても喉への負担はそんなに来ないのだろう。
そのしょぼさを補って余り得るものは何と言っても容姿だろう。
年と共にどんどん太ってきてはいるが舞台ではその美しさに衰えはない。
映像ではわざとらしく見える演技も舞台ではそうでもなく、むしろ柔らかな女らしさを醸し出している。
成程、これでは一般大衆は魅了されてスターになるのは仕方ないのかもしれない。
まあ、私は大体わかったしもっとほんまもんが聞きたいのでこれからはパスかなってとこですが。
芸術って難しいものです・・・