またまた性懲りもなくニューヨークに行ってまいりました。
今回見たオペラは下記です。
「ラ・ボエーム」ヴィットリオ・グリゴーロ
「アイーダ」アンナ・ネトレプコ、アニータ・ラチヴェリシュヴィリ、アレクサンドルス・アントネンコ
「サムソンとダリラ」ロベルト・アラーニャ、エリーナ・ガランチャ
「西部の娘」エヴァ=マリア・ヴェストブルック、ユシフ・エイヴァゾフ、ジェリコ・ルチッチ
「ラ・ボエーム」ヴィットリオ・グリゴーロ
「アイーダ」アニータ・ラチヴェリシュヴィリ、アレクサンドルス・アントネンコ
いつもの様に6日間で6本、一日休みがあるとは言え、その分一日2本見るというまるで修行の様な旅ですが、
本当に勉強になりました。
いい物をピンポイントで見に行ってますが集中的に今旬の歌手が集まるのでメトはやはり豪華です。
さて、私は生でコレッリを聞いた事はないのですが聞いた事がある連れ合いに言わせると、
グリゴーロはもうコレッリを超えたそうです。
連れ合いは日本公演の「ラ・ボエーム」でコレッリとパヴァロッティをダブルで見ました。
もうハイCを出さなかったコレッリもハイCを出したパヴァロッティも高音はゴリゴリだったそうです。
グリゴーロのハイCは圧倒的に延々と伸びたし、他の部分も技術的に完璧でした。
それにいつも思うのですが指揮者とのアイコンタクトが尋常ではないです。
お互いへの信頼感と言うより自分はこう歌うという音楽のポリシーが徹底していて、
むしろ指揮者を誘導している様です。
相変わらず演技もうまいしね。
多分こういう人ってチャラそうにしてるし声高いからいつも元気で楽しそうなのかなって感じだけれど、
実は物凄く気難しくていちいちこだわりがあってうるさいんだろうなーって思います。
連れ合いを始め知り合いのテノールは大体そうだからわかるんですよね。
次回は初ネトレプコについて書きますね。
