「アイーダ」その2 | オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

オペラ歌手くみバードの、ひたすらオペラな人生

主催している「ありどおろ座」オペラ団の情報や合唱の練習など音楽家としての生活です。

今回メトに行った理由の一つがアムネリスのアニータ・ラチヴェリシュヴィリ。

数年前からスカラ座のリサイタルをはじめ、サムデリ、カルメン、トロヴァトーレ等結構色々見て、

追っかけをしている一人です。何しろ私が初めていいと思ったメゾソプラノなのでこれからどう成長するか楽しみなのですが、

さて、メゾソプラノと言えばシミオナートとコッソットが定番です。

オペラ界でもこの二人の後釜と言われてきているアニタですが、比べるべく御大二人を聞いた事ない私なので、

また連れ合いに聞いてみました。

「確かにコッソットのいい時はキンキラキンのまさにイタリア声で超美声だったよ。でも数年で開ける様になっちゃった。

技術がわかってなかったんだねー」

またシミオナートの引退公演が動画で残っていますが惨憺たるものでした。

アニタは本来の身体的能力もありますし今の所技術的にも素晴らしいし、

何しろグリゴーロと同じで音楽や演技が把握されていて頭の良さが伺えます。

これからもこのまますくすくと育って欲しいものです。