EP6第3章:インフェルノウォーリア/第2話:星の童と月下獣 | 大福のイルーナ戦記

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 EP6第3章 インフェルノウォーリア 

ミッション名:星の童と月下獣

---ルークス山---

メイジー「あっちで聞こえていた騒音が消えたね…オリティウス軍もそろそろどこかに移動したかな?」


サウロ「恐らく、ね。でも警戒を怠らない方がいい。」


ヨシュカ「ここがいつまで安全か分かりませんからね。ボクたちも移動しないと…」


声「…はよう、おこしやす。」


---新しいミッションが開始されました---

---テリートの洞---

サウロ「凄い…本当にこれが洞窟の中なのか?」


メイジー「木々が輝いて…いや、地面から光る水を吸っているんだ!キラキラしてとっても綺麗…」


ヨシュカ「この洞窟内にある全てのものがほのかに光を帯びているように見えますね。これはどういう仕組みなんでしょうか?」


少女「この洞窟に流れる水には月星の力が込められてるんや。そん水が洞窟全体に行き渡る事で、草木が煌いとるように見えるんやよ。…約束通り、あの騒がしい連中は連れて来てへんよねえ?後ろにおったりせえへん?」


メイジー「大丈夫!追っ手はいないはずだよ!


少女「ふぅん。ほならええわ。」


サウロ「君が俺たちを助けてくれたんだね。俺はサウロ。それと冒険者、メイジー、ヨシュカくん…とそのペットだ。」


セル「オレはペットじゃねえ!聖隷だ!」


ヨシュカ「しっ!あなたは黙っていてください。」


サウロ「は、はは…とにかく、君のおかげで追っ手を巻く事ができたよ。改めて感謝の言葉を言わせて欲しい。ありがとう。」


少女「丁寧な自己紹介、おおきに。うちはグローサ。よろしゅう。」


[選択肢]
①機嫌が悪そうだね?
②どこかで会った気が…


[①の場合]
セル「バァカ!あれはああいう顔なんだよ!」

ヨシュカ「コラッ!女性に対して失礼ですよ!いくら目つきが悪く見えても、指摘するのはよくありませんよ!」

グローサ「そういう話は小さい声でしいや。全部聞こえとるよ。」

[②の場合]
グローサ「? なにジロジロ見とんのん?あんたさんと会うんはこれが初めてやと思うけど?まあええわ。それよりも早う、ここから移動しましょ。」

サウロ「待ってくれ!先に進む前に、君が俺たちにして欲しい事を教えてもらいたいんだけど…」

グローサ「…それは道中にしましょ。ここにいたら騒がしい連中が来るかもしれへんし。」

サウロ「…仕方ない。今は彼女だけが頼りだ。いう通りにしよう。」

冒険者[頷くエモート]

---ミッションが更新されました---

グローサ「あぁ、そういえば…爺様に薬草を摘んでくるよう頼まれとったんを忘れとったわ。せっかくやし、あんたさんらにも手伝ってもらいたいんやけど、かまへんよね?」


[選択肢]
①手伝いましょう!
②それは自分でするべき


[①の場合]
グローサ「ふふ、賢い子は好きやよ。水中花を10個、大きな羽を10個集めて来たな。ほな、よろしゅう。」

[②の場合]
グローサ「ふああぁ〜…なんや眠うなってきたわ。おつかいも終わってへんし、ここでひと眠りしよかな。」

[同じ選択肢を選び直し]

---ミッションが更新されました---
冒険者[頼まれた物を集める]

グローサ「ひのふのみぃ…ふふ、ぎょうさん集めて来てくれたんやねえ。これで爺様も喜んでくれるはずや。ほな、先に行きましょか。」

---ミッションが更新されました---
---テリートの洞・最奥---
グローサ「この先がうちの故郷、月の里や。そんで、ちょおっと道を戻った所にあんたさんらが行きたがっとる辺境の村…カルデラ集落に辿り着けるよ。」

サウロ「!? どうして俺たちの目的を知っているんだ?」

グローサ「星はなんでも知ってるんよ。これから起こる事も全部…」

ヨシュカ「未来予知、という事ですか?」

グローサ「うちらは星詠みっていうとります。空の星は過去も未来も照らしとる…その星々の軌道を読み寄り、吉兆や今後の未来を先読みする事ができるんよ。運命を司る天竜様ほど完全な予知とはいかんけど。それでもほうら、この通り…」

メイジー「な、なに!?急に地面が揺れ始めた…って、あの子!!」

グローサ「送ってもろたし、あとはあんたさんらの好きにしたってや。」

サウロ「ま、待ってくれ!まだ君にお礼をしていない!」

メイジー「心配する所そこ!?」

グローサ「この水域の周辺には、月星の力を色濃く愛けた眷属たちが生息しとる。普段は大人しく水場で暮らしとるけど、月の力が弱まる時だけ、凶暴化してしまうんよ。その時間が今。」

[大きな蟹のモンスターが現れる]

サウロ「!?」

メイジー「な、なにこれぇ!?」

グローサ「…眷属を鎮めるには、体内に蓄積された強力な力を放出、発散させなあかんのよ。」

メイジー「力の放出…?ま、まさか、君がわたしたちに頼みたい事ってこれェ!?」

グローサ「大当たり。あんたさんらにはその子とちょおっと遊んでもらいたいんよね。ほんまはうちら月の里の住民がその役目を担っとるんやけど、うちは見た目通りのか弱くて可憐な少女。ちょおっと面倒なんよ。ほな、よろしゅう。」

メイジー「今、あの子、悪びれもなく面倒って言わなかった!?」

冒険者[悔しがるエモート]

セル「あのアマ!オレたちに面倒事を押し付けやがってぇ!」

ヨシュカ「もう、ボクの頭を八つ当たりで叩かないでください。」

メイジー「目的地までの行き方は分かったんだし、こんな奴の相手をしなくていいよ!行こう、皆!」

[メイジーとヨシュカとセルは歩き出す]

メイジー「どうしたのさ?早く行こうよ!」

サウロ[剣を構える]

サウロ「分かった!君の願い、確かに聞き届けた!」


[選択肢]
①ええええぇ!!
②戦うの!?


[①も②も同じ会話]


メイジー「は、はああぁ!?君ってば真性のお人好しなのかな!?今更その子のお願いを聞く必要はない!交渉は決裂したんだよ!」

サウロ「いいや、それはできない!」

メイジー「どうして!」

サウロ「俺は1人の人間として!困ってる人を放ってはおけない!!」

冒険者[拍手エモート]

メイジー「…訂正。真性の馬鹿だった。」

グローサ「ふふ。あんたさん、お人好しなんやね。ほんまおもろいなぁ。」

冒険者とサウロ[大きな蟹のモンスターと戦う]

サウロ「!? 危ないよ、離れて!」

グローサ「もう充分、満足したやろ?そろそろお家に帰んなさい。」

[大きな蟹のモンスターが帰っていく]

グローサ「普段あの子は、月の里を守ってくれる勇敢な子なんですけど、月星の力が弱まるこの時期だけ、理性を保てず、周りへ当り散らしてしまうんよ。よう手のかかる子や。」

サウロ「これで君にお礼をできた事になるのかな?」

グローサ「充分。ええ仕事やったよ。」

グローサ「ほなら、うちはこれで。もしかするとまた会う事が……ん?なんやろ、あれ。」

[水竜が現れる]

カーター「プファ〜!着いたよ!ここから歩いてすぐの所にケイコクの山岳があるはず…あれ?珍しいなあ。こんな所に人がいるなんて。」

リヒト「サウロさん!それに冒険者さんも!?」

サウロ「リヒト!どうしてそんな所から!?」

少女「えぇっと、それは色々と事情がありまして…」

ヨシュカ「…あれ?おかしいですね。1人足りないような…」

[ケルトイは水辺の端で倒れている]

リヒト「ケ、ケルトイー!?」

[グローサがケルトイに心臓マッサージをする]

[リヒトとサウロたちは気にせず話を続ける]

サウロ「なるほど。君たちは賢竜に神の武器のありかを聞いて、ここまで来たのか。俺がいない間に色んな事があったのか…時間があればゆっくりと話を聞きたいね。」

リヒト「はい!僕もサウロさんに聞きたい事がたくさんあるんです!お時間がある時にぜひ。」

サウロ「でも驚いたよ。こんな所で、こんな風に君たちと会えるなんて。しかも水竜の背中に乗って水中から現れるなんてね。ハハハ。」

リヒト「えへへ、僕もモンスターに乗る日が来るなんて夢にも思いませんでした。」

メイジー「…モンスターの背に乗って水上遊覧、か。これってもしかしていい商売になるかも。」

サウロ「こらこら、すぐお金の話を考えないで。」

[選択肢]
①偶然って凄いね
②これは運命かもしれない


[①の場合]
冒険者[頷くエモート]

リヒト「きっとスピーシア様が僕らとサウロさんを再会させてくれたんですよ!これは種の女神スピーシア様のお導き…運命です!」

[②の場合]
冒険者[頷くエモート]

リヒト「冒険者さんもそう思いますか?僕もそう思います!きっと僕らがここで再会したのは運命だったんですよ!」

サウロ[首を振る]

サウロ「あ、あぁ。もしそうなら種の女神様はユニークな再会をさせてくれたね。」

グローサ「さぁ、これでええやろ。あとは寝かせとけば、そん内目が覚めるでしょ。」

ヨシュカ「もう帰るんですか?」

グローサ「あんたさんらと一緒にいた時間、ほんま楽しかったよ。ほな、月星の巡りが合ったら、また会いましょ。」

メイジー「あああ、ちょっと待って!」

グローサ「まだなにかあるん?」

メイジー「あー、ええっと…」

[メイジーが倒れ込む]

メイジー「あー!イタイイタイ!お腹が急に痛くなって来た〜!これはどこかで診てもらわないとダメかもしれないな〜!」

グローサ「……」

サウロ「だ、大丈夫かいメイジー!俺が背負おうか!?」

メイジー「もう、空気を読んで!この洞窟を見る限り、月の里も人里離れた秘境のひとつ…もしかしたらイルーナ12神の1人がいるかもしれないんだよ?」

サウロ「た、確かに!」

メイジー「それに高く売れそうなお宝だって…コ、コホン!とにかく、わたしが月の里に潜入調査してくるから、君は本来の目的の通り、火山地帯の集落に行って!調べ終わったらすぐ追いかけるから!」

サウロ「…わかった。君も気をつけて!」

グローサ「嘘が下手やね。また貸しにしときましょ…ああ、ほならその子も預かるわ。」

リヒト「ケルトイも!?えぇ、いいんですか?」

グローサ「1人も2人も変わらんよぉ。悪いけど…そこの竜の子、運ぶの手伝ってくれへん?」

カーター「もちろん!」

少女「グローサ様、カーター様…ケルトイ様をどうかよろしくお願いします!」

グローサ「元気になったらあんたさんらの目的地に行くよう伝えとくよ。ほな、お気をつけて。」

冒険者[喜ぶエモート]

---ミッションが終了しました---