EP6第1章:英雄起源/第5話:戦火の予兆 | 大福のイルーナ戦記

大福のイルーナ戦記

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 EP6第1章 英雄起源 

ミッション名:戦火の予兆
---ロココ平野---

グラル「見てくれよ冒険者!ヴェニア商隊長が目を覚ましたんだぜ!」


ヴェニア「やぁ、冒険者、彼女から話は聞かせてもらったよ。偶然かかってしまった謎の病から私を救ってくれたんだね…ありがとう、やはり君は救世主だ。」


グラル「おいおい、あたいも一役買ったのを忘れてもらっちゃあ困るぜ?介抱した例はたっぷりもらうからな。」


ヴェニア「分かっているよ。後で手配しておこう。そうだ、冒険者。君にはコレを渡そうと思っていたんだ。」


【冒険者はソフィスの紋章が描かれた水晶をもらった!】


グラル「なんだぁ?また水晶かよ。」


ヴェニア「この水晶は気絶する前に偶然見つけたものなんだ。私は小さい頃からこの辺りを遊び場にしていたんだが、こんなものは見た事がない。確か冒険者は水晶をさがしていたんだろう?これの事じゃあないかと思って拾っておいたんだ。」


冒険者[考えるエモート]


ヴェニア「おや、違ったのかい?この水晶に描かれている紋章…よく見たら知の女神ソフィスのものだろう?普通のものとは違うと思ったんだが…」


グラル「それって値打ちものって事か!?な、なぁ、いらないんだったらその水晶、あたいに譲って…」


ヨシュカ「あーっ!思い出しました!そこにいるお姉さんをミシェルヌ平野からここへ連れて来る時に通った山がありましたよね?そこに記憶の柱があったんです!それでボク、こっそり柱に触れてみたんですけど…その記憶の中に、その水晶と同じものを見た気がします!」


[選択肢]
①よくやった!
②それじゃあコレは譲れないな。


[①も②も同じ会話]

グラル「チェッ、せっかくの臨時収入が…」

ヴェニア「はは、それじゃあその水晶は冒険者のものだ。それじゃあ行こうかグラル君。ダルカンで待っている上役の方々をこれ以上待たせる訳にはいかないからね。」

グラル「それじゃあパルル大使一名様ご案内〜。じゃあね冒険者、いい儲け話があったらあたいに言いなよ!」

[グラルとヴェニアはダルカンに向かう]

セル「さぁてと、さっそくこの水晶を使いに行くか。」

---新しいミッションが開始されました---
---ロンファ山脈---

冒険者[記憶の柱に触れる]


幻[光を追いかける2人の少年]


---ミッションが更新されました---

[選択肢]
①記憶の中に入る。
②まだ準備ができていない。


[①の場合]
共通文へ

[②の場合]

[同じ選択肢を選び直し]

---ソフィスの懐---
ヨシュカ「ここがソフィスの懐ですか…!あ、あの鼻を刺すような臭いがしない!」

セル「スンスン…確かに。昔は今より臭いが酷くなかったみたいだな。」

冒険者[頷くエモート]

声「あれ?君たちは…」

[冒険者はリヒト、ケルトイ、サウロと再開する]

リヒト「冒険者さん、ヨシュカくん、セルくん!またお会いできて光栄です!もしかしてこれもスピーシア様の思し召しでしょうか!」

セル「相変わらず騒々しい奴だなぁ。」

ヨシュカ「は、ははは。まあ、偶然というか必然だったというか…」

サウロ「うん。確かに、こんな所でまた会えるなんて偶然とは思えないね。もしかして君たちも正体不明の集団について調査しに来たのかい?」

冒険者[考えるエモート]

リヒト「僕たち、この付近の村々に出現する集団について調べに来たんです。噂に過ぎないと思ったのですが、鎧を身にまとった集団が僕たちの村にも現れて…」

ヨシュカ「もしかして、その集団に村を襲われたんですか!?」

リヒト「い、いえ、襲われてはいません。ただ、村におかしな内容の紙をばら撒いて立ち去っていきました…」


[選択肢]
①宣戦布告って事?
②なんだそれ?


[①も②も同じ会話]

サウロ「…冒険者はイルーナ12神の伝説は知っているかい?主神アルマス、大地の神エルダス、水の女神ヴァサリア、火の神フランメル、風の女神ストーミア、知の女神ソフィス、義の神オブリガウス、和の神フリードス、戦の神オリティウス、闇の女神デュンケリス、そして種の女神スピーシア…この12人の神々がこの世界を創造したといわれているんだ。配られた文章には、そのイルーナ12神の1人…戦神オリティウスという名前があった。俺も最初は戦神を崇める団体が、武装して村を襲いに来たんだと思った。けど、奴らは村に被害を出さずに立ち去っていった。それを考えると…」


[選択肢]
①もしかして…
②別の目的がある?


[①も②も同じ会話]

サウロ「俺はフロイドさんからここ周辺の地図を借りて、謎の集団の足取りを調べてみたんだ。近辺にある村々に立ち寄っているものの、謎の集団はまっすぐここへ…ソフィスの懐へ進行していると分かったんだ。そこで謎の集団の足取りを追ってここへ調査しに来たんだが…」


ケルトイ「変な奴らが俺たちの村にも来るかもしれないのに黙ってられるかよ!襲われるより先にこっちから返り討ちにしてやる!」


リヒト「僕もケルトイと同じです。少し怖いけど、スピーシア様の大切な聖域や僕たちの村を守りたいんです!」


サウロ「…と、まあこんな感じに押し切られちゃってね。俺、こういうのに弱いみたいだ。ここまで3人で調査を続けていたんだけど…この山は迷路だよ。入り組んだ地形のせいで先に入ったはずの謎の集団の足取りを見失った。自分たちが来た方向を把握するので精一杯だよ…」


リヒト「途中まではちゃんと謎の集団が通った道を追っていたんです!けど、突然痕跡が消えてしまって…まるで地形自体が変わったみたいに。一体どういう事なんでしょうか?」


サウロ「という事で謎の集団を追う為にも、僕たちが無事に家に帰る為にも、君たちに調査を協力して欲しいんだ。この通り!…お願いできないかい?」


[選択肢]
①仕方ないなぁ…
②協力してあげる。


[①も②も同じ会話]

サウロ「あ、ありがとう!君たちが協力してくれるなら心強いよ!!」

声「ーーーーーッ!?」

ヨシュカ「…今、誰かの悲鳴が聞こえませんでしたか?」

リヒト「た、確かあっちの方から…」

ケルトイ「行ってみようぜ!」

セル「なっ、おい待て!オレは行かねえぞ!オイー!!」

[ヨシュカとセル、リヒト、ケルトイは声のする方へ向かう]

冒険者とサウロ[呆れるエモート]

[武器を構える兵士2人と傷ついたモンスターが見える]

兵士A「へへ…もう鬼ごっこは終わりか?つまらないなぁ。」

傷ついたドラギスト「ギ、ギギギ…!」

兵士A「ハッ、なに言ってるか分からないって。」

兵士B「大人しく言う事を聞いていれば、こんな事にならなかったかもな。」

[兵士の1人が武器を振りかぶる]

声「待ってください!」

[リヒトを戦闘に皆が駆けつける]

兵士A「な、なんだお前ら!?」

リヒト「あなたたちこそ、こんな所で何をしているんですか!大人が寄ってたかってモンスターをいじめるなんて…」

兵士A「…いじめる?ははは、聞いたか?コイツら、俺たちが悪人に見えるらしいぜ!人に被害を与えるモンスターの駆除してるだけなのにな!」

ケルトイ「やり方が気に食わねえって言ってんだよ!そんなじわじわいたぶるように、なんて…」

兵士B「どう殺そうが俺たちの勝手だ。それとも、お前たちが代わりになってくれるのか?」

ケルトイ「やれるもんならやってみろ!言っとくが、テメエらに負ける気はねえぞ!」

リヒトとケルトイ[武器を構える]

兵士[仲間を呼ぶ]

兵士B「あれだけ大口を叩いたんだ。子供だろうと、我々は容赦しない。覚悟しろ。」

サウロ「やれやれ、後先を考えずに行動するからこういう事になるんだよ?」


[選択肢]
①まだまだ修行が足りないなぁ。
②その意気やよし!


[①も②も同じ会話]

冒険者とサウロ[前に出て武器を構える]

サウロ「こうなったら仕方ない、か。リヒト、ケルトイ、ちゃんと見ておくように。君たちの指南役として、正しい喧嘩の売り方を教えてあげるよ。」

冒険者とサウロ[兵士4人を倒す]

サウロ「ざっとこんなものかな。」

ケルトイ「すげぇ、あの人数をたった2人で…!目で追うのがやっとだったぜ。」

リヒト「冒険者さんもサウロさんもかっこよかったです!僕らも頑張らないと…!」


[選択肢]
①このくらい楽勝だよ!
②サウロが一緒に戦ってくれたから。


[①の場合]

冒険者[喜ぶエモート]


[②の場合]
サウロ[首を振る]

サウロ「いやぁ、この子たちの前でみっともない姿は見せられないからね。つい力が入っちゃったよ。」

ヨシュカ「あなたたちがこの辺りの村々に現れる集団なんですよね。ここへ来た目的はなんですか?正直に答えてください。」


兵士B「…………」


兵士A「お嬢ちゃん、教えて欲しいならこの縄を解いて土下座して頼んでみな。そしたら俺たちも機嫌がよくなって口を割るかもしれないぜ?まぁ、どんなに媚びられようが、なにも教える気はないけどなぁ!」


セル[腹を抱えて笑う]


セル「ギャハハ、嬢ちゃんだってよ!おいおいなめられてんぞ!」


ヨシュカ「…どうやらやられ足りないようですね。」


冒険者[呆れるエモート]


サウロ「まあまあ、落ち着いて。はい、バトンタッチ。これから先は俺に任せてくれないかな?」


傷ついたドラギスト「ギギ、ギ、ガギ、ガゴ!ガギ、ガゴ…!」


ケルトイ「おいおい、いい加減にしろよ。なに言ってるか分からねえって。」


リヒト「ちょっと言葉はちぐはぐだけど…多分、お礼を言いたいんじゃないかな?」


傷ついたドラギスト「ギ、ギギ、ゲゲ、ギギゲゲ、ギ…!」


ケルトイ「お礼を言うなら俺じゃなくてあっちだろ。いい加減、離れろって。」


リヒト「うーん…もしかして、他に言いたい事があるのかな?」


冒険者[考えるエモート]


セル「おいおいなにしてんだよ。あっちで面白いショーが始まってるぜ?見ねえと損だぞ。」


冒険者[悔しがるエモート]


ケルトイ「おい、そこのペット!お前ならコイツの言ってる事分かるだろ?通訳しろよ。」


セル「ペットじゃねえ!聖隷だ!ったく…」


セル[ドラギストに近寄る]


セル「…どうやらこいつは自分と同じようにお仲間を救って欲しいみたいだぜ。」


ケルトイ「は?どういう事だよ。」


サウロ「そのモンスターの名前はドラギスト。自然と共存しているといわれる竜の眷属の血を継いだ知能を持つ竜人と呼ばれているらしいよ。」


リヒト「サウロさん、物知りなんですね!」


サウロ「いや?さっきの人たちに話を聞いたら、とても親切に説明してくれたんだ。彼らはオリティウス軍。その名の通り、戦神オリティウスを崇めている武装集団だ。遠地にあるスルビニアという場所から来たと言っていたよ。」


リヒト「スルビニア…確か、全てが雪と氷で閉ざされた極寒の土地だと聞いた事があります。そんな場所に人が住んでいたなんて…」


サウロ「オリティウス軍がドラギストを襲っていたのは、ドラギストが知の女神ソフィスに与えられたといわれる知の水晶という宝を探していたからなんだ。それを持った者には高い知能と、ソフィスに謁見する権利が与えられるとか。ありえない事だと思うけど、彼らは知の水晶を使って…」


[選択肢]
①頭をよくしたいのかな?
②知の女神に会うつもりなのかな?


[①の場合]
リヒト「そんなぁ、ケルトイじゃあないんですから。」

ケルトイ「おいコラ。」

[同じ選択肢を選び直し]

[②の場合]
共通文へ

ヨシュカ「なるほど、オリティウス軍は知の水晶を使えば、知の女神を自分たちの軍に引き入れられると思っているんですね。知の女神が戦神に屈服する事を前提にしているのであれば、新しい資源地をわざわざ戦火で燃やす必要もない。だからあえて村々を通り道にした。もうすぐこの土地を占領する者たちの姿を知らしめる為に。」


サウロ「あぁ、恐らくは。全く、自分の常識を疑うよ。神々が存在しているかのような宗教的思想や行動…まるで夢物語を聞かされているみたいだ。」


リヒト「えぇ!?もしかしてサウロさんは神様が実在していないと思っているんですか!?」」


ケルトイ「おいおい!俺たちが昔、種の女神と会ったって話をしただろ!アレも嘘だって言いたいのかよ!」


ヨシュカ「…この場合、ボクの立場ってどうなんでしょうね?一応、神の子なんですが…」


セル「おかしなかっこうのガギとしか思われてねえんだろ。」


サウロ「ともかく!オリティウス軍が知の水晶を手に入れたら、次になにをするか想像がつかない!彼らが大きな動きをする前にその企みを止めよう!そしたらそこにいるドラギストの仲間も助けられるだろう!?」


リヒト「サウロさん、はぐらかしましたね…」


ケルトイ「畜生、ムカついて来た!絶対神は存在するって証明してやるからな!」


ケルトイ[立ち去る]


リヒト「あ、待ってよケルトイ!ひとりじゃあ危ないってー!」


リヒト[ケルトイを追いかける]


サウロ「それじゃあ俺たちも兵士に襲われているドラギストを助けに行こう。兵士たちがこっちに襲い掛かってきたらその場で拘束してくれ。くれぐれも無理はしない事。いいね?」


冒険者[喜ぶエモート]


---ミッションが更新されました---

冒険者[いじわるな兵士を見つける]


ドラギスト「ギ、ギー!ギギィ!!」


兵士「大人しくしろよ?すぐ楽にして…って、なんだお前は!」


冒険者[いじわるな兵士を倒す]


ドラギスト[一礼して去る]


---ミッションが更新されました---

冒険者[別のいじわるな兵士を見つける]


兵士「ようやく追い詰めたぞ!さぁ、痛い目にあいたくなければ知の水晶を差し出せ!」


ドラギスト「ギガ、ギガガギ!ギガガギ!!」


冒険者[いじわるな兵士を倒す]


ドラギスト「一礼して去る]


---ミッションが更新されました---

リヒト「あ、冒険者さん!見てください、あそこに…」


肥満体型の兵士「えぇい、なにをやっている!早くそのモンスターから知の水晶を奪え!」


長身の兵士「……………」


ローブを着たドラギスト「我ラハ、ココデ静カニ暮ラシテイルダケダ!オ前タチ、ナゼ我ガ同胞ヲ襲ウ!」


肥満体型の兵士「ふんっ、知の水晶で知能が一時的に上がっただけの下等なモンスターが!大人しくソフィスの水晶を差し出せ!」


ローブを着たドラギスト「ギ、ギギ、アレハ我ラニ与エラレタ宝!オ前タチニ渡ス訳ニハイカナイ!」


肥満体型の兵士「物分かりの悪い奴め…おい、オズワルド!早くコイツを始末してしまえ!」


オズワルド「……………」


声「まて!」


ケルトイ「テメエら!そのモンスターから離れやがれ!」


肥満体型の兵士「ん、なんだ貴様は?」


リヒト「ケケケ、ケルトイ!?慎重に行動しろってサウロさんから言われたばっかりなのに!?」


肥満体型の兵士「私に楯突くとは生意気な小僧が!チィッ、オズワルド!」


オズワルド「…カルヴァン隊長、相手は人間です。狩猟対象はドラギストのみだと聞いていますが…」


カルヴァン「多少の犠牲はやむを得えん!やれ!」


オズワルド「……了解」


ケルトイ「来るぞ!」


リヒト「やああぁ!!」


オズワルド「ーーーーッ!」


カルヴァン「ど、どうした!?まさか故障したのか!?」


ケルトイ「故障?故障って、なんだ?」


オズワルド「…申し訳ありません。そろそろ活動限界のようです。」


カルヴァン「な、なにぃ!?貴様、オズワルド!この私に、カルヴァン・プリドの名に泥を塗るつもりか!オリティウス様に無断で貴様の着ているヴィクダートの試作品を持ち出し、ここまで進軍して来たというのに、なんの成果も出さずに撤退しろというのか!?ふざけるな!ふざけるなあぁ!オズワルド!私の兵士たちはどこ行ったのだ!この山に来た途端、いなくなるなんて…!奴らさえいればこんな事には…!」


リヒト「あ!その人たちなら、僕たちが捕まえました!」


カルヴァン「は、はぁ!?」


ケルトイ「ガッチガチの鎧着てる割には大した事なかったよなぁ?そういうのって宝の持ち腐れっていうんだろ?」


リヒト「あの、どうかここは引き下がってもらえませんか?そうしたら捕まえた兵士さんたちを解放しますし、僕らも後を追いませんから。」


オズワルド「カルヴァン隊長…ここは彼らの言う通り、一時撤退し、態勢を整えた方がよろしいかと…」


カルヴァン「子供の分際でぇ…おのれ、おのれおのれぇ!オズワルド!!」


オズワルド[槍を地面に突き刺し、眩い光が辺りを包む]


[敵兵の姿が消える]


カルヴァンの声「覚えておけ!この屈辱は必ず晴らしてみせるからなあぁ!」


リヒト「ふぅ…怖かったぁ。」


ケルトイ「へへ〜ん、おととい来やがれ!」


リヒト「もう、ケルトイ!どうして1人で突っ走るんだよ!こっちの身にもなってよぉ!」


ローブを着たドラギスト[一礼する]


[選択肢]
①大丈夫?
②怪我はない?


[①も②も同じ会話]


ローブを着たドラギスト「オカゲデ命ヲ救ワレタ。突然、鉄ノ皮ノ人間タチニ襲ワレテ、仲間トチリジリニナッテシマッタ。皆、逃ゲ伸ビタノダロウカ…」


リヒト「あぁ、それなら心配ないよ。オリティウス軍に襲われていたドラギストは僕たちが助けたから。」


ローブを着たドラギスト「ソレハ本当カ!頼ム、仲間ノ元ヘ連レテ行ッテクレ。」


冒険者[喜ぶエモート]


[助けたドラギストと合流する]


ローブを着たドラギスト「仲間ヲ助ケテクレテアリガトウ。心カラ感謝スル。」


リヒト「僕らで治療できる範囲でよかった!ヨシュカくんも、手伝ってくれてありがとう!」


治療されたドラギスト「ギ、ギギ、ガギ、ガガ!ガギガゴ!」


セル「神様、ありがとうだってよ。よかったな。」


ローブを着たドラギスト「オ前タチハ、アノ鉄ノ皮ノ人間タチトハ違ウヨウダ。感謝ノ印ニコノ知ノ水晶ヲオ前タチニ託ソウ。」


【リヒトは知の水晶をもらった】


リヒト「い、いいの?これは知の女神ソフィス様に渡された大切な宝なんじゃあ…」


ローブを着たドラギスト「我々ニハ過ギタ宝ダッタ。ダガ、オ前タチナラキット、ソレヲウマググガゲゴ。」


ケルトイ「あっ…」


サウロ「…知の水晶の効力が切れたんだ。」


ローブを着たドラギスト「ギ、ギギ!ガギ、ガギガゴ!ガギガゴ!!」


ドラギストたち[去っていく]


ヨシュカ「あのドラギストたち、大丈夫でしょうか?またオリティウス軍に襲われたりしませんか?」


セル「心配いらねえよ。モンスターだって学習能力はあるんだ。しばらくな間は巣穴に隠れて人間と関わらないようにするだろ。」


ヨシュカ「だといいんですが…」


サウロ「これがドラギストの宝、知の水晶か…」


リヒト「すごい!持っているだけで頭がよくなってる…気がします!」


ケルトイ「本当にそんな水晶で知の女神と会えるのかよ。おいリヒト、俺に貸して…」


[水晶が光り出す]


リヒト「え、えぇ!?水晶が浮いて…」


ケルトイ「どうなってんだよ!?」


[水晶が移動し始める]


ケルトイ「あ!コラ、待ちやがれー!」


リヒト「待てー!」


リヒトとケルトイ[水晶を追いかける]


サウロ「もしかして、知の水晶が道を示しているのか!?いや、そんな事は…」


サウロ「今はなにも考えない事にするよ。ともかくあの水晶を追いかけよう!」


冒険者[頷くエモート]


---ミッションが終了しました---