EP6第1章:英雄起源/第4話:トトリ チュクッチェ | 大福のイルーナ戦記

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 EP6第1章 英雄起源第4話 

ミッション名:トトリ チュクッチェ
※トトリ...どんぐり。
※チュクッチェ...祝い事や祭り。蓄財。
---ミシェルヌ平野---

ヨシュカ「ふぅ。この調子だと道のりはまだまだ長いみたいですね。ですが、これも世界を救う為です。頑張りましょう。」


冒険者[喜ぶエモート]


声「その前に…」


[一斉に声のする方を向く]


グラル「…あたいになにか返すものがあるんじゃねえの?」


セル「ゲッ。」


ヨシュカ「抜かりました…確か、グラルさんには欠けた竜水晶を譲ってもらう代わりに、水晶以上に価値のあるものをお渡しする約束をしていたんでしたね。」


セル「チッ、面倒くせえな。さっさと過去に戻ってその代価を払っちまおうぜ。」


グラル「待て待て!代価を今から探しに行くっていうならあたいの話を聞いてからにしてくれ!」


冒険者[考えるエモート]


グラル「実は、あたいがここにわざわざ来たのはクローヌ様に任務を任されたからなんだよ。今、ダルカンで各国のお偉いさんたちが集まって協議会をしているのは知っているだろう?それでパルルの代表者として武装キャラバン商長のヴェニアってやつを呼んで来いって言われたんだ。」


[選択肢]
①ヴェニア商長?
②ピーノさんは?


[①も②も同じ会話]

グラル「確かに、パルルの代表は筆頭執政官のピーノ様なんだけど、スルビニアの一件で商務外交官も兼任する事になっただろ?パルルとスルビニアとの戦争に直接関わっていた立場の人間の話も聞きたいって事でお呼びがかかったんだよ。」

ヨシュカ「ヴェニア商長…?確か、ロココ平野にいたのを見ましたよ。」

セル「あぁ、そういえばさっきそんな奴を見た気がするな。なあ、兄弟?」

冒険者[頷くエモート]

グラル「あー、通り過ぎて来ちまったのか…まあ丁度いいや。とにかく、あたいをヴェニア商長がいる場所まで案内してくれよ。それで貸し借りはなしにしてやる!」

冒険者[喜ぶエモート]

---新しいミッションが開始されました---
---ロココ平野---

ヨシュカ「確か、以前来た時はあの洞窟の近くに立っていましたよね。」


セル「…ん?なんだありゃあ?」


[緑色の結晶に近寄っていく]


グラル「な、なんだコレ!この中にいるのがヴェニア商長…なんだよな?一体誰がこんな事を…!」


セル「…これは、記憶の碑石が原因だな。」


ヨシュカ「ど、どうして!?記憶の碑石が寄生するのは土地だけじゃあ…!」


セル「記憶の碑石は何にでも寄生する。土地にも、植物にもモンスターにも…もちろん、人間にもな。」


ヨシュカ「そんな…!で、でも、彼を元に戻す事はできるんですよね?」


セル「あぁ、この碑石からアーティファクトを使って記憶の中に入り、記憶を修正しながら記憶の碑石の原石を探し出す…やり方は今までと同じだ。」


ヨシュカ「よかった…」


冒険者[頷くエモート]

冒険者[記憶の柱に触れる]

幻[どんぐり型のモンスターと少年と大きな穴が見える]


---ミッションが更新されました---


セル「今のがこいつの記憶か。恐らくあのモンスターの葉が必要なんだろうな。」


ヨシュカ「そのようですね。それじゃあ早く葉を見つけて、この人を助けてあげましょう!」


冒険者[頷くエモート]


[移動を始めるがグラルだけが取り残される]


グラル「ちょっと待て!ちゃんと説明しろよー!」


---ミッションが更新されました---

冒険者[葉を見つけ、セルに話しかける]


セル「アーティファクトは持って来たんだろうな?それじゃあこいつの記憶の中に入るぜ。準備はいいか?」


[選択肢]
①記憶の中に入る。
②まだ準備ができていない。


[①の場合]
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[②の場合]

[同じ選択肢を選び直し]

---ロココの大地---

ヨシュカ「ここがあのヴェニアという人の記憶の中ですか…過去というわりに、ここは現在の平野と変わりないように見えますね。」


セル「土地の歴史と比べれば人間の生きてきた何月なんてたかが知れてる。今の名残があってもおかしくねえよ。さぁて、お目当ての彼はどこにいるかなっと…」


声「まてー!」


セル「なんだぁ?まさかあれがさっきの男の昔の姿か?」


ヨシュカ「今とは雰囲気が随分と違いますね。大人しそうな人でも昔はあんな元気に野原を駆け回っていたんですね。」


[選択肢]
①ヴェニアさん元気そう。
②ヨシュカさん達観してません?


[①の場合]
ヨシュカ「ボクを見てそれを言うんですか?いいでしょう、個性は人それぞれですよ。」

[②の場合]

セル「そうだぜ。ガキはガキらしく、あそこにいるガキみたいに走り回ってろよ。」

ヨシュカ「ボク、ああいうのには興味ないですから。」

冒険者[呆れるエモート]

声「うわあああぁ!」

[少年がモンスター3体に狙われている]

ヨシュカ「いけない、助けないと!」

冒険者[モンスターを倒す]

少年「強いんだね!あんなにたくさんのコロンを一瞬で倒しちゃうなんて!」

冒険者[喜ぶエモート]

少年「僕はヴェニア。これ、お礼になるか分からないけど受け取って!」

【レリックポイントを手に入れた!】

冒険者[喜ぶエモート]

ヨシュカ「ねえ、どうしてモンスターを追いかけてたの?」

ヴェニア「僕の父さんはこの国の兵士長なんだ。家に報告に訪れた兵士から最近になって、この周辺のモンスターが近くの町から食糧や物資を盗み出しているって話を聞いたんだ。僕、少しでも父さんの役に立ちたくて…」


[選択肢]
①いい心がけだ。
②もう少しで危なかったんだよ。


[①の場合]
ヨシュカ「褒めちゃあダメですよ。ボクらが助けなかったらどうなっていた事か…こんな事はこれっきりにした方がいいですよ。」

ヴェニア「うぅ…」

[②の場合]
ヴェニア「うぅ、ごめんなさい…」

セル「そうそう。ガキはそうやって大人のいう事を素直に聞いてろって…ん?」

[巨大などんぐり型モンスターがセルを口に咥える]

セル「うげっ!?」

ヨシュカ「え…えぇっ!?」

セル「待て待て!まさかオレを餌と勘違いしてんのか!?ふざけるなよおおぉ!?」

巨大なモンスター[セルを咥えたまま去っていく]

ヴェニア「あいつら、また!待てー!」

ヨシュカ「記憶の碑石に触れた時に見た回想通りですね。でも、どうしてあのモンスターはセルを…ともかく、急いで追いかけないと!」


[選択肢]
①このままでいいんじゃないかな?
②巣穴の中に入ろう!


[①の場合]
ヨシュカ「何を言ってるんですか!セルがいないと、この人の中の記憶の碑石を取り除くどころか、ボクらは半永久的にここに閉じ込められてしまうんですよ!そんなの絶対イヤです!」

冒険者[呆れるエモート]

[②の場合]
冒険者とヨシュカ[頷くエモート]

ヴェニア「ま、待って!僕も連れて行って!」

ヨシュカ「この中はどうなっているか分からない危険な場所です。そんな場所に子供を連れて行く訳にはいきません。」

ヴェニア「君たちの大事な友達が連れ去られたのは僕にも責任がある。迷惑はかけない…だから、僕も連れて行って!」

ヨシュカ「ハァ…仕方ありません。このまま口論していたら、セルが食べられてしまうかもしれませんし…ここは先を急ぎましょう。」

---ミッションが更新されました---
---支柱の苗床・奥巣---

ヴェニア「あ、あれ見て!」


セル「コラー!出しやがれー!!」


ヨシュカ「あれは、宴会というものでしょうか?それとも…」


ヴェニア「なんて奴らだ!町から盗んで来たもので宴だなんて…許せない!」


ヴェニア[コロンの群れに走っていく]


ヨシュカ「あっ、待って!まずは作戦を立てないと…」


ヴェニア「お前たち!よくも町から食糧やら物資を盗んだな!皆、迷惑しているんだ!僕がお前らを退治してやるぞ!」


セル「いいぞ!こんな奴ら、さっさとやっつけちまえ!」


冒険者とヨシュカ[呆れるエモート]

[ヴェニアの前に巨大なコロンが立ちはだかる]

冒険者[ヴェニアの近くまで走るって向かう]
冒険者[武器を構える]
冒険者[ギガントコロンと戦う]

ヴェニア「やったぁ、モンスターを倒した!」

セル「よくやったぜお前ら!それじゃあ、オレをこんな所に閉じ込めたこいつらをこらしめてやろうぜ!」


[選択肢]
①お仕置きする。
②そんな事は出来ない。


[①の場合]
冒険者[頷くエモート]
冒険者[ギガントコロンの前に立つ]
コロン[ギガントコロンを守るように囲む]
ヴェニア「どうしたんですか?…冒険者さんがやらないなら僕が!」

[②の場合]
冒険者[呆れるエモート]
ヴェニア「どうしたんですか?…冒険者さんがやらないなら僕が!」
ヴェニア[ギガントコロンの前に立つ]
コロン[ギガントコロンを守るように囲む]

ヨシュカ「ちょっと待って!」

ヴェニア「あれは…?」

ヨシュカ「ダルカンにあった書物で見た事があります。ロココ平野には昔、謎の大穴が空いていたそうなんです。その穴は人の手が加えられる事無く、自然にいるモンスターたちによって地面が修復され、今の形になったと…」


[選択肢]
①コロンたちが地面を直している?
②自然のサイクルと言うやつか。


[①も②も同じ会話]

ヨシュカ「恐らく、ここにいるモンスターが町からモノをここへ運んでいたのは彼らなりの儀式をする為だったんですね。見た所、盗まれた物は代用の効くものばかり…町の人には事情を話して、この場所はそっとしておきましょう。」

冒険者とヴェニア[頷くエモート]

ヴェニア「…うん。分かった。」

[全員でその場を去る]

---ミッションが更新されました---
---ロココの大地---

声「ヴェニア!」


ヴェニア「あ、父さん!」


男「捜したぞヴェニア!町の兵士からここに向かったと聞いて、慌ててここまで来たんだ。全く、一人でこんな所に来るなんて…頼むから肝を冷やしてくれるな。」


ヴェニア「はい、ごめんなさい。父さん…」


ヨシュカ[穴の方を見るとコロンが物資を運んでいる]


ヨシュカ[…お勤め、ご苦労様です。」


[穴の付近に光る物が落ちている]


セル「全く、今回は散々な目にあったぜ…でもまぁ、これでチャラだ。」


セル[記憶の碑石を収納する]

男[一礼する]

男「話はヴェニアから聞かせてもらいました。見ず知らずにも関わらず、息子を助けてくださり感謝いたします。私はヴァレリー…この子の父親です。この度はなんとお礼を申し上げてよいのやら…」


[選択肢]
①それほどでも!
②二度目はありませんよ。


[①も②も同じ会話]

ヴァレリー「お恥ずかしい、私の不徳の致すところ…家族よりも仕事を優先し、父親としての役目を怠っていました。今度はこの子にもきちんと目を向け、父親として自分にできる事はなにか考えていくつもりです。」

ヴァレリー「これは息子を救ってくれたお礼と謝罪を込めた品です。遠慮せず受け取ってください。」

【竜石×50を手に入れた!】

セル「ここでの用も済んだな。それじゃあ戻るか。」

冒険者[頷くエモート]

---ミッションが更新されました---
---ロココ平野---

グラル「おぉ、帰って来た!光り出したと思ったら、急にお前らがいなくなって驚いたぜ。」


冒険者[考えるエモート]


グラル「ヴェニアの様子?…あぁ、あんたたちが戻って来る少し前に元に戻ったよ。これは助かったって事でいいんだよな?」


ヨシュカ「…息はある。気絶しているだけのようですね。しばらくすれば目を覚ますと思いますよ。」


グラル「そうか。それじゃあコイツが目を覚ますまでここで待つとするか。」


冒険者[頷くエモート]


---ミッションが終了しました---