ヨシュカ「ふぅ。この調子だと道のりはまだまだ長いみたいですね。ですが、これも世界を救う為です。頑張りましょう。」
冒険者[喜ぶエモート]
声「その前に…」
[一斉に声のする方を向く]
グラル「…あたいになにか返すものがあるんじゃねえの?」
セル「ゲッ。」
ヨシュカ「抜かりました…確か、グラルさんには欠けた竜水晶を譲ってもらう代わりに、水晶以上に価値のあるものをお渡しする約束をしていたんでしたね。」
セル「チッ、面倒くせえな。さっさと過去に戻ってその代価を払っちまおうぜ。」
グラル「待て待て!代価を今から探しに行くっていうならあたいの話を聞いてからにしてくれ!」
冒険者[考えるエモート]
グラル「実は、あたいがここにわざわざ来たのはクローヌ様に任務を任されたからなんだよ。今、ダルカンで各国のお偉いさんたちが集まって協議会をしているのは知っているだろう?それでパルルの代表者として武装キャラバン商長のヴェニアってやつを呼んで来いって言われたんだ。」
[選択肢]
①ヴェニア商長?
②ピーノさんは?
[①も②も同じ会話]
ヨシュカ「確か、以前来た時はあの洞窟の近くに立っていましたよね。」
セル「…ん?なんだありゃあ?」
[緑色の結晶に近寄っていく]
グラル「な、なんだコレ!この中にいるのがヴェニア商長…なんだよな?一体誰がこんな事を…!」
セル「…これは、記憶の碑石が原因だな。」
ヨシュカ「ど、どうして!?記憶の碑石が寄生するのは土地だけじゃあ…!」
セル「記憶の碑石は何にでも寄生する。土地にも、植物にもモンスターにも…もちろん、人間にもな。」
ヨシュカ「そんな…!で、でも、彼を元に戻す事はできるんですよね?」
セル「あぁ、この碑石からアーティファクトを使って記憶の中に入り、記憶を修正しながら記憶の碑石の原石を探し出す…やり方は今までと同じだ。」
ヨシュカ「よかった…」
冒険者[頷くエモート]
冒険者[記憶の柱に触れる]
幻[どんぐり型のモンスターと少年と大きな穴が見える]
---ミッションが更新されました---
セル「今のがこいつの記憶か。恐らくあのモンスターの葉が必要なんだろうな。」
ヨシュカ「そのようですね。それじゃあ早く葉を見つけて、この人を助けてあげましょう!」
冒険者[頷くエモート]
[移動を始めるがグラルだけが取り残される]
グラル「ちょっと待て!ちゃんと説明しろよー!」
---ミッションが更新されました---
冒険者[葉を見つけ、セルに話しかける]
セル「アーティファクトは持って来たんだろうな?それじゃあこいつの記憶の中に入るぜ。準備はいいか?」
[選択肢]
①記憶の中に入る。
②まだ準備ができていない。
[①の場合]
ヨシュカ「ここがあのヴェニアという人の記憶の中ですか…過去というわりに、ここは現在の平野と変わりないように見えますね。」
セル「土地の歴史と比べれば人間の生きてきた何月なんてたかが知れてる。今の名残があってもおかしくねえよ。さぁて、お目当ての彼はどこにいるかなっと…」
声「まてー!」
セル「なんだぁ?まさかあれがさっきの男の昔の姿か?」
ヨシュカ「今とは雰囲気が随分と違いますね。大人しそうな人でも昔はあんな元気に野原を駆け回っていたんですね。」
[選択肢]
①ヴェニアさん元気そう。
②ヨシュカさん達観してません?
[①の場合]
[②の場合]
[選択肢]
①いい心がけだ。
②もう少しで危なかったんだよ。
[①の場合]
[②の場合]
セル「そうそう。ガキはそうやって大人のいう事を素直に聞いてろって…ん?」
[選択肢]
①このままでいいんじゃないかな?
②巣穴の中に入ろう!
[①の場合]
ヴェニア「あ、あれ見て!」
セル「コラー!出しやがれー!!」
ヨシュカ「あれは、宴会というものでしょうか?それとも…」
ヴェニア「なんて奴らだ!町から盗んで来たもので宴だなんて…許せない!」
ヴェニア[コロンの群れに走っていく]
ヨシュカ「あっ、待って!まずは作戦を立てないと…」
ヴェニア「お前たち!よくも町から食糧やら物資を盗んだな!皆、迷惑しているんだ!僕がお前らを退治してやるぞ!」
セル「いいぞ!こんな奴ら、さっさとやっつけちまえ!」
[選択肢]
①お仕置きする。
②そんな事は出来ない。
[①の場合]
[選択肢]
①コロンたちが地面を直している?
②自然のサイクルと言うやつか。
[①も②も同じ会話]
声「ヴェニア!」
ヴェニア「あ、父さん!」
男「捜したぞヴェニア!町の兵士からここに向かったと聞いて、慌ててここまで来たんだ。全く、一人でこんな所に来るなんて…頼むから肝を冷やしてくれるな。」
ヴェニア「はい、ごめんなさい。父さん…」
ヨシュカ[穴の方を見るとコロンが物資を運んでいる]
ヨシュカ[…お勤め、ご苦労様です。」
[穴の付近に光る物が落ちている]
セル「全く、今回は散々な目にあったぜ…でもまぁ、これでチャラだ。」
[選択肢]
①それほどでも!
②二度目はありませんよ。
[①も②も同じ会話]
グラル「おぉ、帰って来た!光り出したと思ったら、急にお前らがいなくなって驚いたぜ。」
冒険者[考えるエモート]
グラル「ヴェニアの様子?…あぁ、あんたたちが戻って来る少し前に元に戻ったよ。これは助かったって事でいいんだよな?」
ヨシュカ「…息はある。気絶しているだけのようですね。しばらくすれば目を覚ますと思いますよ。」
グラル「そうか。それじゃあコイツが目を覚ますまでここで待つとするか。」
冒険者[頷くエモート]
---ミッションが終了しました---