セル「さぁて、次の記憶の碑石を探しに行くか。」
ヨシュカ「次って、どこに記憶の碑石があるか分かるんですか?」
セル「…まっ、その辺うろついてれば見つかんだろ。オレも疲れてんだ。探し方はお前らに任せる。」
ヨシュカ「もう、これからが一番大事なところなのに…仕方ないですね。この付近は地下の聖堂…あの教会からそう遠くありません。周囲にいる人に記憶の碑石の光を見たか聞いてみましょう。
---新しいミッションが開始されました---
---バイルーン陣地---
ティリア「あっ、冒険者さん!会えてよかったわ。」
冒険者「喜ぶエモート]
ティリア「ローイに聞いたの。バイルーンの街の教会から、イルーナ全土に影響を及ぼす光が飛び散ったのを冒険者さんが追いかけていたって。この世界に関わる事なら、私たち武装キャラバンも黙っている訳にはいかないわ。冒険者さん、私たちにも協力させて。」
冒険者[頷くエモート]
ティリア「それでね、冒険者さん!私、飛び散った光のひとつを見たの!それを伝えたくて…」
セル「なにぃ!?おい!その話は本当なんだろうな!だったら早く記憶の碑石のありかを…!」
ヨシュカ「こら、女の子に失礼ですよ!」
ティリア「な、なぁにこのモンスター…もしかして、冒険者さんのペット?」
セル「オレはペットじゃねえ!」
[選択肢]
①大事な相棒です。
②大事な保存食です。
[①の場合]
[②の場合]
ヨシュカ「まあ冗談はさておき…お姉さん、その光はどっちへ行ったんですか?」
ヨシュカ「…今の幻から推測すると、どうやら今度はあの子たちが持っていた水晶を探すようですね。でも…数千年も経っている今、遺物として残っているんでしょうか?」
冒険者「考えるエモート]
セル「いいから探すぞ!そうじゃねえとこの土地が白紙の土地になっちまう!」
[選択肢]
①世界の為に水晶を探そう!
②面倒だが仕方ない。
[①も②も同じ会話]
ヨシュカ「この世界の為ならば仕方ありませんね。頑張って水晶を探し出しましょう。」
セル「おいおい、まだ水晶は見つかんねえのかよ〜、疲れちまったぜ。」
ヨシュカ「ボクの頭の上に乗っておいて文句を言わないでくださいよ。」
冒険者[呆れるエモート]
セル「久々の外なんだぜ〜?もう少し聖隷様を労(いた)われよぉ〜。」
ヨシュカ「それをいうならボクも神の子なんですが…」
声「あ!おーい、冒険者ー!」
グラル「やっぱり冒険者じゃないか!こんな場所でなにやってんだ?」
冒険者[呆れるエモート]
グラル「は?記憶の碑石?なんだそりゃあ?またよく分からない事に首を突っ込んでるのか?まああたいには関係ない話だけど……あ!なあなあ聞いてくれよ!あたい、いいものを見つけたんだぜ!」
グラル[何かを手に取り、上にかかげる]
ヨシュカ「あっ、それは…!」
グラル「へへ、いいだろう〜!ちょっと欠けてるけど綺麗な色の水晶だろ?光にかざすと竜の印が浮き出るんだぜ!」
[選択肢]
①その水晶を譲ってもらえませんか!
②どこで買ったんですか?
[①の場合]
[②の場合]
セル「着いたぜ!おっと、ここは…」
声「あ!あなたは!」
リヒト「お久しぶりです冒険者さん!またバイルーンに立ち寄ってくださったんですね!嬉しいです!」
冒険者[喜ぶエモート]
ケルトイ「まさか、またあんたたちと会う事になるなんてなぁ。それにしても…あんたら、なんにも変わってねえよなぁ。」
セル「あぁん!?お前も大して変わってねえだろうが!見下げんなよガキが!」
ヨシュカ「ボクはまだ成長する見込みがあるんです!馬鹿にしないでください!」
リヒト「と、とにかく!冒険者さん、戦士の演習場へようこそ。ここは以前僕らが言っていた、聖域を守る為の戦士を育成している演習場なんですよ。僕らも最近、ここに通える許可をもらえて…ようやく戦士としての一歩を踏み出す事ができたんです!そうだ!冒険者さん、せっかくだから僕らの訓練の様子を見て行きませんか?いいよね、ケルトイ!」
ケルトイ「あぁ?…まあ、いいんじゃねえか。こいつらなら教官に会わせても。」
リヒト「だね!それじゃあ、僕らがいつも訓練している場所に案内します!」
[リヒトとケルトイが訓練している場所に案内する]
ヨシュカ「あの…ボク、少し別行動させてもらいますね。グラルさんからもらった欠けた竜水晶…それがどう重要になるのか調べてきます。なので、欠けた竜水晶を貸して頂いてもいいですか?」
冒険者[頷くエモート]
【ヨシュカに欠けた竜水晶を渡した。】
リヒト「着きました!ここで毎日訓練をしているんです!」
ケルトイ「別にそこまで気合入れて紹介するもんじゃあねえだろ。こんなボロッボロな稽古場なんてよ。」
リヒト「そ、そんな事言っちゃあダメだよ!教官に知られたらまた怒られちゃうよ!」
ケルトイ「へ!そんなもん怖くねえよ。いざとなったらまた稽古でぶっ倒してやる!」
[岩上から何者かが皆を見下ろしている]
[何者かが岩上から飛び降り、背後から冒険者に攻撃する]
[冒険者は攻撃を受け止める]
リヒト「冒険者さん!?」
少女「へぇ〜、あたしの攻撃を受け止めるなんて…あなた、もしかして強い人?」
[選択肢]
①いきなり危ないじゃないか!
②余裕で避けれましたよ。
[①の場合]
[②の場合]
[選択肢]
①サウロと戦う。
②少女と戦う。
[①の場合]
[②の場合]
[選択肢]
①また会おうね!
②お気をつけて。
[①も②も同じ会話]
サウロ「君とはまたどこかで会う気がするよ。それじゃあまた!」
[サウロが立ち去る]
サチュル「ふー…あたしもお役ごめんになったし、そろそろ帰ろうっと。」
リヒト「あれ?サチュルさんはサウロさんと一緒に行かないんですか?」
サチュル「あたしは道案内を頼まれただけ。それに、早く帰らないと怖〜いお兄さんが迎えに来ちゃうのよね。それじゃあバイバ〜イ♪」
[サチュルが立ち去る]
リヒト「行っちゃった。もっと色んな事を教えてもらいたかったなぁ。」
ケルトイ「…」
リヒト「ケルトイ?どうかしたの?」
ケルトイ「…俺たちもあの洞窟に行くぞ。」
リヒト「え、えぇ?!」
ケルトイ「いつまでもこんな所でかかしの相手なんてしてられっか!お前もそうだろ!?」
リヒト「うぅん、それを言われると…」
ヨシュカ「でも、きみたちが行った所で足手まといになるだけじゃあないかなぁ?」
ケルトイ「あぁ!?足手まといなんてならねえよ!誰であろうと俺は絶対に勝つ!」
[選択肢]
①でもさっき負けてたよね?
②その心意気だけは評価しよう!
[①も②も同じ会話]
冒険者[演習場の壺の中を調べる]
【竜が描かれた水晶を見つけた!】
冒険者[隠し通路の門に向かう]
リヒト「確か、ここにこの水晶を近づければ」
ケルトイ「おら、リヒト!早く開けろよ!」
リヒト「ちょ、ちょっと待ってよ!」
[眩い光が辺りを包み、門が開く]
ケルトイ「よっしゃあ!一番乗り!」
リヒト「あっ、待ってよ!走ったら危ないって!」
ヨシュカ「追いかけましょう。なにかあったら大変です。」
冒険者[頷くエモート]
---竜の試練場---
サウロ「あれ?君たち、どうしてここに?」
冒険者[喜ぶエモート]
サウロ「なるほど…その抜け道を使って俺の後を追って来たんだね。全く、困った子たちだ。」
冒険者「呆れるエモート」
サウロ「残念だけど、俺はあの2人と会っていないよ。ここまでの道は調べたつもりだったんだけど…漏れがあったのかな?」
[急に地面が揺れる]
サウロ「な、なんだ!?」
ヨシュカ「今の揺れは…地震?」
サウロ「まずいな。今ので入口が崩れたかもしれない。俺が様子を見てくるから君たちはここにいてくれ。」
[サウロが立ち去る]
ヨシュカ「冒険者さん、ボクらも行きましょう。リヒトとケルトイの行方も探さないと…」
冒険者[頷くエモート]
---竜の試練場・星霜の間---
リヒト「ぼ、冒険者さん!助かったぁ…!」
ケルトイ「遅ぇぞ!」
ヨシュカ「なんて大きい…!なるほど、この竜が唸り声の正体ですか!」
リヒト「気をつけてください!この竜、動きは遅いですが攻撃に当たったらひとたまりもないですよ!」
冒険者[大きな竜と戦う]
ケルトイ「な、なんだぁ!?」
竜「…待っていたぞ。天の星々に選ばれし子供たちよ。」
リヒト「も、モンスターが喋った!?」
ヨシュカ「長い何月を生きるモンスターは知性が発達し、言葉を話す事ができると言います。この竜はどれだけ生き続けているんでしょうか…?」
竜「吾の名は天竜ウラドゥーム。星々の導きに従い…リヒト、ケルトイ、そなたたちに宿命と共に戦う力を授けよう。」
ヨシュカ「宿命…!?」
リヒト「ケルトイ!スピーシア様からもらった武器が…!」
セル「武器が変化した…!?」
ウラドゥーム「そして…彼らの宿命を傍観せし時の観測者よ。そなたには宿命の先にある運命の裁定を命ずる。その印として…このレリックグラスを受け取るがいい。」
【レリックグラスを手に入れた!】
ウラドゥーム「このグラスは歴史の杯…これからそなたたちが辿る軌跡の数だけ、天上の星々が力を貸してくれるだろう。」
ケルトイ「お、おい!運命とか天命とか…そんな事急に言われても訳分からねえぞ!ちゃんと説明しろよ!」
ウラドゥーム「星々は先の未来をも見通す。近い将来、そなたたちは災いの情景を目の当たりにするだろう。それは逃れられぬ定め…宿命からは誰も逃れられぬ。」
ケルトイ「災い…?おい、一体何言ってんだよ!」
ウラドゥーム「だが…己が信念を貫く覚悟があるのならば、再びこの場所を訪れるがいい。それが天より授かりし、吾の使命…」
ケルトイ「聞いてんのか!質問に答えろよ!オイ!!」
ウラドゥーム「………」
[…呼びかけても返事はない。眠ってしまったようだ]
ヨシュカ「眠っちゃったみたいですね。」
ケルトイ「聞けよ、話を!」
[洞窟の外に出る]
---戦士の演習場---
サウロ「あ、君!見つかったんだね!よかったぁ!」
リヒト「フロイド教官!サウロさん!すみません、お騒がせ…痛っ!!」
ケルトイ「いだっ!なにすんだよ教官!!」
フロイド「バカヤロー!あれだけ洞窟に近づくなと言っただろ!…もしもの事があったら怪我だけじゃあ済まないんだ!なんべん言ったら分かるんだ!」
サウロ「ま、まあまあフロイドさん!」
冒険者[呆れるエモート]
フロイド「なに?洞窟から聞こえて来る元凶を見たって!?洞窟の奥に竜、だと!?」
ケルトイ「おう!ついでに俺たちが退治してやったぜ!」
リヒト「ほとんど冒険者さんのおかげだったけどね。僕たち、その大きくて白い竜にお告げをもらって…あと、武器の見た目も変えてもらったんです!」
フロイド「星の竜…まさか本当に存在していたなんてな。」
冒険者[考えるエモート]
フロイド「聞いた事がある。この洞窟の真の奥地に運命を司る間があるってな。そこにいる竜は空に広がる無数の星の力で未来を見通す事ができるとかなんとか…」
ヨシュカ「未来を…?」
ケルトイ「ケッ、くだらねえ。」
フロイド「サウロさん…不躾で申し訳ないが、頼みがある。こいつらに…リヒトとケルトイの稽古をつけてやってくれないか?正直、コイツらの言っている事に現実味は全く感じられない。だけど、洞窟の唸り声や、地震内部が崩れたなんて現象、今まで一度もなかった。これがもしなにかの前触れだとしたら、こいつらは否応(いやおう)にも危険に身を置く事になる。頼む、この通り…こいつらの為に、守る術を教えてやってくれないか。」
サウロ「本当は、洞窟の調査が終わったらすぐに旅立つつもりだったんだけど…そこまで部下思いの上司の熱意を見せられたら、断る訳にはいかないか。」
リヒト「それじゃあ!僕らに稽古をつけてくれるんですか!」
ケルトイ「やりぃっ!教官じゃあもう相手にならねえからな〜、いだっ!!」
フロイド「バァカ、一言余計だ!」
セル[出現した記憶の碑石に近寄る]
セル「へっへっへ、これで2つ目っと♪」
ヨシュカ「ようやく2個ですか…それにしても、あの天竜が言っていた彼らの宿命とはどういう事なんでしょう?」
[選択肢]
①あの2人の今後が気になる。
②その内分かるだろう。
[①の場合]
セル「それじゃあ、戻るとするか。」