次に訪ねたのはここ


松浦史料博物館

平戸市鏡川町12番地



松浦史料博物館は、第4代松浦鎮信からの藩主邸「御館(おたち)」跡地に
明治26年(1893)に建てられた松浦氏の邸宅で鶴が峰邸と呼ばれていました。昭和30年(1955)に歴史博物館として開館しました。

✤松浦 隆信 像
貿易バリバリやって巨万の富を築いた人物。武器もばんばん買って勢力をのばし
戦国大名に成り上がった人物。平戸藩の発展はこの人から☝️



敷地内に駐車場あり

建物は、「旧松浦家住宅」として県の有形文化財に指定されています。

案内図がありました。

松浦家がこの地に落ち着いた鎌倉時代の初期から幕末までの長い間、転封などがなかったこと、また歴代当主・藩主には個性的な人物が多く、珍しいコレクションを含む貴重な史料が数多く残されており、長崎県でもっとも歴史を有する博物館となっています。


収蔵資料の数はなんと3万点。

展示資料は約300点あるそうで、時々入れ替えられているものもあるようです。




✤松浦星紋

入館料は600円

入ってすぐのショップ


それでは展示コーナーへと進みます
「外国人之図屏風」から転載された絵のようです。中国人(たぶん)とオランダ人


✤葉菊青山銭紋 散花亀甲蒔絵女乗物
36代 松浦曜の妻イサ姫の輿入道具
とっても美しいです💕
それにしても、なんて小さいのでしょう。


✤書棚厨子棚(棚の一部に両開きの扉がある)


狂獅子図屏風」の獅子がこちらにも
※屏風は展示してあります。

✤阿弥陀仏
平家一門の守り本尊として伝わるもの

✤30代 松浦棟肖像
5代藩主。徳川綱吉に重用され、寺社奉行に就任。焼失した平戸城の再築城を特別に許された人物。


✤平戸御館図
江戸時代初期から平戸新城築城までの間、平戸藩主の屋敷として使用された御館(おたち)の図。
現在の松浦歴史史料館のあるところと、その周辺。


✤原城攻囲陣営並城中図
天草・島原の乱 最後の激戦地となった原城での攻防を描いたもの。

伊能図もあり、


✤三勇像
水戸藩主 徳川斉昭が屋敷に招いた「天下の三畏友」を描かせたもの。
下野黒羽藩主 大関増業、信州松代藩主 真田幸貫、平戸藩主 松浦静山(右)

✤甲冑陣羽織


✤孝明天皇の足半浅沓
✤硯屏伏見城金箔瓦


✤明治天皇直垂下賜品


    

9代藩主 松浦静山は明治天皇の曾祖父にあたります。

(十一女愛子の長女慶子が孝明天皇の典侍となり明治天皇を出産)



✤鄭成功コーナー
平戸に生まれた東アジアの英雄

✤媽祖像 (&順風耳・千里眼)
平戸に入港する唐船に必ず奉祀されていたという媽祖像。航海の女神




真ん中のほら貝を見ながら、
「ホラ吹き」の語源について語る夫婦🤭


✤軍配


館内はシックな内装


キリシタン関連の展示もあります。


✤絵踏み


✤元和の大殉教
元和8年(1622) 西坂の丘でキリスト教徒55名が処刑された事件。55名は1868年に列福されました。




✤香道(米川流)関係図書


合戦の屏風絵など


生月出身の力士 生月鯨太左衛門
身長が227cmあったって。そんなバカな
😂


✤樫葉紋散菊唐草蒔絵 十二手箱
お姫様のお道具箱。お化粧道具などをしまったそうです。




✤御所人形(十二支人形)
こちらも孝明天皇からの下賜品。

こちらのコーナーで最後です。


✤三ツ星紋と梶葉紋(平戸梶)
ここで記念撮影したかったのに〜😂


✤田付流 百目砲
幕末 黒船に対する備砲として平戸藩で作成したもの。

3万点の収蔵資料のうち、約300点が展示とのことでしたが、たくさんありすぎて、目を引いたものだけ片っ端から撮影しました。(撮影はフラッシュ不可)
後で詳細がわからなくなったものもありましたが、とても充実した内容でした。

ただ、平戸の歴史に関しては
年表が一つあっただけで、あとは資料の説明のみ。なので、平戸城に行ってからこちらへ来るのがいいかもしれません。

なんで藩主自ら、城(日の岳城)を燃やしちゃったのかとか、詳しく知ることができると思います。