病院へ着いたのは、夕方4時をまわっていました。



里帰り先の病院は総合病院で、すでに診察時間は終了。



お産を担当してくれる筈の先生もいらっしゃらず、



別の先生が診察してくれることに。



診察を待ってる人はおらず、すぐに呼ばれて入るととっても若い女の先生が。



「破水ですか?」



「おりものみたいのがでていますが、多分違うとおもいます!」



とキリッといい放ち、診察台へ。



余談ですが、ここの病院は、先生との間にカーテンのしきりがあって



それがとても苦手だった。



ほとんどの病院がそうなんだろうけど…妊婦健診で行っていた病院は、



小さな個人病院だったので、検診時にカーテンのしきりがなかった。



カーテンで仕切られ、見えないところで何かされる、というのがすごく怖い。



目があってもいいから、カーテンいらん。



会釈くらいするからさぁ…




しばらくして



「青いね」



「最初青くないとおもったけどね」



とかごそごそと言う声が聞こえ、カーテン開くと



先生が何か先が青い棒のようなものを見せながらおっしゃった。



「これ青く色が変化してるでしょ。破水だったら青くなるの。入院してください。」



「えぇ~!!!!!」



思わず声がでた。



「どうしよう!」


これも声にでてしまった。



まだ心の準備ができていないのに。



立派な選手を育成しないといけないのに。



妊娠していたものの、何となく産むのは実感がなく、まだ先のように感じていました。



子どもを育てるという実感がない、実感というか覚悟もあんまできていない、そして何より産む痛みに耐えられるのだろうか、こわい



これらの事が頭をぐるぐると回り、よほど狼狽していたのだか、看護師さんに



「何、なに、どうしたの」と笑いながら言われた。



「まだ…覚悟ができていなくて。」と言うと



「いつかは産むんだから」



そりゃそうだ。でもこの時点で出産予定日の12日前だったので、



まさか破水してるとは思わなかった。



お産は何があるかわからないというのは本当なんだなぁ…とぼんやり思いながら



ふらふらと診察室を後にし、母に入院の手続きをしてもらい



(おかあちゃん、鼻で笑ってごめんよ)



自分は産科の入院病棟へ。



行ってみると、すでに連絡がいっていたらしく、「はいはい、○○さんね。」と



元気のよい助産師さんが色々と説明してくれた。



体重を測ったり(ちなみに妊娠前から約10キロ増えました)、血圧はかったりした後に



「部屋の希望はある?」



と聞かれ「二人部屋でお願いします!」



ここの病院は3つのタイプの部屋があり、それぞれ



6人部屋…追加部屋料金なし



2人部屋…5000円



個室…10000円



に分かれていました。



そりゃあ個室が良いに決まっているんだけど、ネットなどでお産の入院についてみていると



「2人部屋でしたが、相手がおらず、個室として満喫できました。」とか書き込みを



結構な頻度で見かけていたので、二人部屋にしようと決めていました。



ふふ…こんな田舎で産む物好きなんていないから、個室として使えるのは確定ね。



大体6日くらい入院だろうし5000×6=30000円も手に入る!(いや、違うのだが)



何買おう~うふふ~とか思っていると、



「二人部屋ちょうど一つだけ空いてるよ!今日は個室もどこも満員やから、ラッキーやね!」



「いぃぃぃぃ!?」