スティーブ・ジョブズ1995 失われたインタビュー | 映画でペップトークとアファメーション(Pep Talk & Affirmation)

映画でペップトークとアファメーション(Pep Talk & Affirmation)

ペップトーク(Pep Talk)とは人を元気にする短いスピーチで、コーチングの最後のスキルとも言われているそうです。映画に出てくるペップトークを通して、みなさんにもペップトークを知っていただければ幸いです。


全編スティーブ・ジョブズのインタビューなので、Macファン、スティーブ・ジョブズのファンには必見の作品ですが、起業家や企業のトップ、リーダーにもオススメの一作です。

(原題:STEVE JOBS: THE LOST INTERVIEW)

先日ご紹介した映画

スティーブ・ジョブズ

の記事を書いたときに宣言していた2作(もう1作は一昨日書いた「スティーブ・ジョブズ ラストメッセージ」)のうちのもう1つの作品。

取材後にマスターテープが行方不明になっていて、そのコピーが発見されたという・・・

なんとも劇的な出来事ですが・・・

今まで見たスティーブ・ジョブズ関連映像の中では、オイラはコレが一番好きかも。

あ、オイラは別にMacファンでも熱烈なスティーブのファンでもないですが・・・

Mac とWindows両刀使いだし、iPodもiPhoneも持ってないし

仕事柄iPadは持ってるけど、全然使いこなせてない(涙)





スティーブ・ジョブズ1995
STEVE JOBS: THE LOST INTERVIEW





ペップトーク度 (最高★×5) :★☆☆☆☆
映画オススメ度 (最高★×5) :★★★★☆







【ストーリーと背景】

1995年、アップルを追放されてNeXTのCEOを務めていたジョブズは、あるTV局の独占インタビューに応じた。

取材されることを嫌うジョブズを口説き、収録した貴重な映像だったにかかわらず、オンエアではわずか数分しか使われることはなかった。

しかも、そのテープはロンドンからアメリカに送られる際に紛失てしまった。

そのため、人はそれをいつしか「ロスト・インタビュー」と呼ぶようになった。

ところが2011年、ジョブズが亡くなってからまもなく担当ディレクターのガレージでそのVHSテープ(コピー)は発見される。

17年ぶりにそれは蘇ったのだ。

パソコンとの出会い/なぜアップル社を去ることになったのか

マイクロソフト社についてどう考えているか

あなたが開発しているテクノロジーによって、10年後はどんな世界ができていると思うか・・・・

そんなことをテーマに語られた69分にわたるインタビュービデオは2011年11月にアメリカの19都市で公開された。

このインタビューが行われた2年後、ジョブズはアップルに復帰、さらにその3年後にiPodが発売された。

つまりこのインタビュー時、ジョブズは「失業中」だったと言えるかもしれないが、その際の「充電」によって飛躍できたとも考えられる。

多くの人が「充電」せざるを得ない状況に追い込まれている日本の人々の心にも、天才の「失業時」の話は何かのヒントとなるだろう。

人生最大のピンチのとき、天才は何を考えていたか?

あの幻のインタビューが蘇る・・・


【ペップトークの見所】


スティーブ・ジョブズにとって、自分が雇った役員からアップルを追放されたのは、耐え難い屈辱だったに違いありません。

でも、このインタビューを聞いていると(アップル復帰前ですから、当の本人ですらアップルに戻って、次々とヒットを飛ばすなど想像もしていなかったと思いますが・・・)、後から振り返って、彼にとってターニング・ポイントとなる必要な経験だったのだと思います。

インタビューに答える彼は「嫌われ者」「嫌な奴」「偏屈な奴」というイメージは全く感じられず・・・

どれだけアップルを愛していたか・・・

どれだけユーザーを思って製品を作りたかったか・・・

彼は別のインタビューで「ときには会社のことよりも優先すべきことがある」と言っていますが、企業利益よりもユーザーメリットを優先したい・・・そんなユーザーへの愛情が感じられます。

彼に限らず、成功を手に入れた人って、「どん底」とか「屈辱的な経験」とかを経験していて、それを乗り越えています。

そして、口々に「あのとき諦めなかったから今の自分がある」と言っています。

彼も、このインタビューでの回答は穏やかだし、なにか客観的に自分を見ているようにも思えるし・・・

アップル追放の屈辱を謙虚に受け入れたからこそ、「復讐」ではなく「アップル再建」ができたのだと思います。

そして、この期間に彼は、経営者としてもクリエーターとしても、アップル復帰後のヒット連発に繋がる多くのことを学んだのではないでしょうか?

この作品には、いわゆる「ペップトーク」はでてきません。

でも、IT関連の仕事をしている人に限らず、多くの起業家やリーダーにとって、試練が自分を磨くということに気付かせてくれ、勇気と元気を与えてくれると思います。

(オイラの評価で、ペップトーク度が低いのは「ペップトーク」のメカニズムやスキルを学ぶ・・・という意味での要素が少ないってことですが、全編にわたって勇気と元気をもらえるので、中途半端な評価になってしまいました)

もっといろいろ書きたいことがあるのですが・・・

ジジイの長話には付き合ってらんねぇなって声が聞こえてきそうなので・・・

そもそもこのブログは読者に何かを伝えるというよい、自分自身の備忘録として綴っているものですから、ダラダラ書くのをやめて、もう一回観てみることにします。

で、きっとオイラはiPhoneに買い替えるんだろうな(爆)。











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