海外の映画ランキングを探していたときに
「The 50 worst sports movies of all time」(近日紹介予定)
というのを発見。
その第25位にランクされていた「On a Clear Day」というタイトルを日本の映画サイト「Allcinema」(Movie & DVD Database)で検索をかけて出てきたのがこの作品。
わたしは愛の妖精-- 花びらにほゝよせ 輝やく空に虹をかける!
全米の話題をさらったヒット・ミュージカルの完全映画化! 華麗な装いのロマンとファンタジー!
不思議な超能力を持つヒロイン(B・ストライサンド)の唯一の悩みは、煙草を吸いすぎることだった。
カウンセラー(Y・モンタン)のもとで催眠療法を行なううち、彼女が過去、何度となく生まれ変わり、遠い未来でカウンセラーとの結婚が定められていることが分かる……。
ファンタジックなラブ・ロマンス。(引用:Allcinema)
って内容で、なんのスポーツだかわかんないけど、ワーストスポーツにランキングされているんだからスポーツ映画には違いないだろうってことでDVDを借りました。
で、話が進んでもスポーツが出てくる気配はない・・・
途中でルーレットで稼ぐシーンが出てくるのですが、(英語でSportsには賭け事の意味もある)決して主題ではないし・・・
主演のバーブラ・ストライザンドはアンチ・ファンも多いので選者が「Worst50」に入れるために何か画策したのかな???
と変な詮索をしたり・・・
で結局は納得できなくって、観終わってから、もう一度「The 50 worst sports movies of all time」の記事を読んだら・・・
「98歳の老人がイギリスの海峡を泳いで渡る・・・」みたいな説明が書いてある。
ええ~???
全く違うじゃん???
と思って慌てて海外の映画データベースで検索したら・・・
ワースト50にランクされているのは確かに
「On a Clear Day」
で・・・
オイラが観たのは
「ON A CLEAR DAY YOU CAN SEE FOREVER」
あっ・・・
「On a Clear Day」は日本では公開されておらず・・・
公開されていれば、日本語のデータベースでも両方出てきて、オイラも間違えることは無かったのでしょうが・・・
幸か不幸か、未公開だったゆえに前半が完全一致している
「ON A CLEAR DAY YOU CAN SEE FOREVER」
=「晴れた日に永遠が見える」
が表示されたのでありました。
「幸か不幸か」・・・って書いたのは、誤解とはいえこの作品を観るキッカケになったわけだし、ペップトーク研究にも役立つヒントがあったからなのです。
前置きが長くなってしまいましたが、このブログはオイラの備忘録でもあるので・・・
なんでこの作品を観ることにしたのかを克明に記録しておくことも自分にとって重要なことなのです。
出演: バーブラ・ストライサンド, イヴ・モンタン
監督: ヴィンセント・ミネリ
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン
ペップトーク度 | (最高★×5) | :★★★☆☆ |
映画オススメ度 | (最高★×5) | :★★★☆☆ |
【ストーリーと背景】
アメリカで大ヒットしたミュージカルをバーブラ・スタライザンドとイヴ・モンタン主演で映画化した作品。
ヘビースモーカーのデイジー(バーブラ・ストライザンド)は、婚約者の出世のために禁煙を決意して、大学で催眠療法を教えているシャボー教授(イヴ・モンタン)の授業に潜り込む。
教授はデイジーのカウンセリングを進めていくうちに、催眠にかかっている間の彼女は、何代にもわたる過去世の記憶を持つことに気付き、研究課題として取り組み始める。
そのことを良く思わない大学の教授陣からの反対もあり、学内での立場は悪くなり、自分が実験材料であることに気付いたデイジーとの関係も悪化するのだが・・・
【ペップトークの見所】
この映画のDVDの宣伝文句に
「映画はかつて、ファッション、音楽、文化、すべてを教えてくれる教科書みたいな存在だった。今だからこそ、もう一度観て、味わいたい映画。それがヴィンテージ。時が経つほど味わい深い、大人だけが楽しめる充実と満足のひとときを、パラマウント映画の美しい女優とともにお過ごしください。」
と書いてありました。
確かに、ファッションも音楽も映画がリードしてきた時代がありました。
バーブラ・スタライザンドにアンチ・ファンが多いのも・・・良くも悪くも彼女の影響力が大きかったことを表しているのだと思います。
この映画も、イヴ・モンタンとバーブラの歌とその歌詞は作品の大きな魅力でもありますし、バーブラの衣装は、過去世のものも含めて素晴らしいので当時の女性には、まさに教科書的に作品だったに違いありません。
アンチ・ファンの発言は「あの鷲鼻が嫌い」とか「生理的に好きになれない」とかって発言が多く・・・なんとなく、同性のやっかみのように思えてならないのですが・・・(笑)。
バーブラ・スタライザンドに偏見や抵抗が無く、ミュージカルやファッションに興味のある方でしたら必見の一作だと思います。
そんなことはともかく・・・ペップトークですよね・・・
シャボー教授は、デイジーの過去世の記憶の研究に対して教授会で「大学を辞める」か「研究を辞める」かの二者択一をせまられ、翌日に学長に報告することを約束させられます。
翌日、学長室に赴いたときの学長からのメッセージなのですが・・・
Chapter:17 1:27’50”~
学長の真意からするとペップトークとは言い切れないのですが、相手が持つネガティブなイメージを払拭してポジティブな成功イメージに転換し、成すべきことを理解させる・・・
というペップトークに必要なシナリオのロジックが全て含まれている会話です。
つまり・・・
ペップトークのメカニズムとシナリオの法則を知っていると、ペップトークとしての直接的活用以外にも、日常生活の中での夫婦・親子・社員間などでも、相手にイメージのパダライム・シフトが必要なときにはいつでも使えるスキルが身につくのだということを改めて感じたのでした。
▼お世話になっている▼ ▼▼▼税理士さんが書いた本▼▼▼ |
▼お世話になっている▼ ▼▼▼社長さんが書いた本▼▼▼ |
妻も子供も上司も部下も・・・
どうして私の話を 聴いてくれないのか 鈴木克欣(すずきかつよし) |
10倍仕事ができる スタッフを育てる リーダーの影響力 坂井 徹(さかいとおる) |