でも、この映画のテーマの新婚に限らず、恋人同士や長年連れ添った夫婦でも起こりがちなコミュニケーションのすれ違い・・・
爽やかなラブコメなのですが、男女の仲が上手くいっていない人には必見の映画です。
恋人同士がうまくいくのも、仲の良い夫婦が長続きしているのも、案外こんなことなんだろうな・・・。
- ジャスト・マリッジ (特別編) [DVD]/アシュトン・カッチャー,ブリタニー・マーフィ
- 20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン
ペップトーク度 | (最高★×5) | :★★★☆☆ |
映画オススメ度 | (最高★×5) | :★★★☆☆ |
【ストーリーと背景】
トムは地方のラジオ局で交通情報のリポートを担当している裕福とは言えない青年。
ある日、海岸でアメリカンフットボールで遊んでいるときに、犬を散歩させていたサラにボールをぶつけてしまったのがキッカケで交際が始まる。
サラは大富豪のお嬢様で、不釣り合いな2人だったが、勢いで結婚。
新婚旅行で待っていたものは・・・
【ペップトークの見所】
夫婦で長年連れ添っているといろんなことがあります。
周囲から「仲の良い夫婦」とか「理想的」とかって言われますが、それはいろんなことを2人で乗り越えてきたからこその信頼関係があるからだと・・・この映画を見ていてつくづく思いました。
だって、平坦ぢゃなかったし・・・夫婦喧嘩もしたし、すれ違いも沢山あったし。
私が原因で喧嘩したことも、明らかにWifeが原因で喧嘩したことも、子どもの進学や教育で意見が合わずに喧嘩になったことも・・・
でも、今になって考えてみると、それらすべて、コミュニケーションのすれ違いで、2人がひとつの同じ事実を見ながら、別々の意見や解釈をしていて、どちらも正しいのだけど、どっちかもしくは片方が相手の意見を聞こうとしなかったり、勝手な誤解をしていることに起因している。
我が家以外でも、仲の良い夫婦って、完全な夫唱婦随か、もしくはこういったすれ違いをひとつひとつ丁寧に解消していったんだろうな。
恋人同士でも夫婦でも、相手が嫌いになって別れるときって、きっと相手の悪いところしか見てなくって、良いところをみようとせず、かつ、2人の関係が悪くなったことの原因を全て相手におしつけているんだろうな・・・と、この映画を観ていると良くわかります。
単純にコメディとしても楽しめますが・・・いや、なかなか奥が深いです。
あ、ちなみに、「ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔」が3週連続No.1の中、4週目を阻んだのがこの作品で、全米初登場第1位! 4週連続トップ10入りしたのだそうです。
なるほどね~。
で、ペップトークですが・・・
Chapter:24 1:23’26”~
新婚旅行から帰って、父親に離婚しようという思いを伝えるトムに父親が語ります。
ペップトークの要は「ネガティブなイメージをポジティブに変換」する「イメージのパラダイムシフト」であることはしつこく書いていますが、その悪いイメージって、相手の勝手な誤解であることが多いのです。
今回の事例では、その誤解を正しい認識に導く例として、素晴らしい教科書だと思います。