俺は言い寄る男性とその女性を遠ざけ仲裁に入り
男性『ちっ………なんだよ連れか』
男性は舌打ちし虫の居どころの悪い顔をしてさって行った後
女性は怖かったのかへなへなと床に座り込み
『大丈夫ですか?』
俺は女性を立たせると
ありがとうと
女性は微笑み俺も微笑みを返し
男性『……っやっべぇ』
俺は気配を感じ男性の声が微かに聞こえすっと手を離し
俺に遅れて女性がその男性の気配に気づいて歩き出し振り向き俺に頭を下げ男性のもとに歩みよって行く
女性『もうやっべぇじゃないよ』
男性『ご………ごめん、遅れて』
女性と男性のありふれた会話が微かに聞こえる距離に居た
俺は女性と男性が無事に会えた事を見届けると庭園に向かい
庭園に着いた俺は広場の片隅で
舞いを舞う女性が居る事に気づくと顔が薄暗くて見え辛いから
わざと電灯のある場所で舞いを遠目で見ていたら
『………フレスト』
舞いを舞う女性に声掛けられたけど
聞きなれたその声に俺は驚き
『っ………イールネ……姫なぜ此処に』
イールネ『やっぱり、姫としか見てくれて無いんですねフレスト』
俺の問い掛けに
イールネ姫が悲しみに帯びた声で
俺の前に姿を現して
『何を言ってるんですか姫!!』
『俺の問い掛けに答えてください、何故ですっ』
イールネ『もう………何をすれば、思いっ……出してく…………』
イールネ姫は俺の問い掛けに応じずに
泣き始めてしまった
その泣き顔が記憶の中にし舞い込んでた女の子の泣き顔に面影が重なった
『…………っ!トフィーなのか?』
イールネ『や………やっと思い……だしてくれた』
トフィーと俺は小さな集落で一緒遊んで居たんだ
トフィーの親が他界して半年後
急に使者が着て俺は追い払う力がなくて
使者にトフィーが無理矢理連れて行かれ
その泣き顔で俺を見てすぐに向くをやめた
『全部思いだしたトフィー………』
『負け惜しみかもしれない』
『しれないけど君を助けたかった……』
『助ける力なんてあの頃はなかったから』
俺は一心に込み上げてくる『愛しさ』を
止められずトフィを引き寄せ抱きしめた