武道 | 片目でも人生はミュージカル

片目でも人生はミュージカル

網膜芽細胞腫のお子さんを持つママさんとパパさんへ。
同じ病気で片目がない私の体験を綴ります。

ある日、テレビで柔道の谷選手を見た私。

女の人なのに戦って恰好良いと思い、小学校のときに新しい習い事を始めました。

それは、



空手。


幼かった私は、来ている道着が一緒だからとうっかり勘違い(ぉぃ



自分が習っていることが柔道でないと気が付くのは直ぐでした。

しかし、空手の型に惹かれ、やり方が違うけど戦って強くなれるからまぁいっか!と

単純な私は開き直りました。




さて、そのときに母が心配したことが、空手の試合。


相手の攻撃が顔にあたって義眼に影響したらどうしよう、

それに女の子だし、というのが母の気持ち。


空手の師範と話した結果、空手用の顔の防具を必ず着けるということになりました。

ちなみにこの防具、試合をするときに着ける人はたくさん居ます。

なので、私だけなんだか浮いているということはありませんでした。


義眼のことをあまり考えていなかった(自分が義眼だということを時々忘れる)私は、

試合のときはただただ、息苦しいから外したいと考えていたんですがね(笑)




中学校に進学すると、空手部がなかったので剣道部に入部。


攻撃を受けた衝動で義眼がスポーン!なんて漫画みたいなことは無く、

私は他の人と同じように空手と剣道を習っていました。



特に何もなかった私の武道ライフ。