ブラジルにも英雄と名のつく人はたくさんいるが、ルイス・ボンファなるギタリストをお忘れではなかろうか。少なからず私にとっては“黒いオルフェ(カーニバルの朝)”の作曲者として永遠に英雄でありつづけるでしょう。それほどまでに好きでたまらない曲で、その曲がクレジットされているだけで誰構わずアルバムを手にしたものだった。
国内初CD化、しかも1000円とリーズナブル。計300枚におよぶ名作を低価格で提供してくれるワーナー・ジャパンさん万歳! 中にはマニア垂涎モノもあったりしてビックリ! 今この時代に手にする方の羨ましさといったらどうでしょう。私がジャズ蒐集し始めたころはCD化もされることなく、レコードですらウン万円といったものもザラであったのに。いや~あ~皆様このご時世捨てたものでもありませんね。レコード各社様、企業努力ドンドン推し進めてくださいね。と言いつつかくいう私も製造メーカーの人間、耳に痛切に響いて参る次第です。
話を戻しますが、今回リリースされた中にルイス・ボンファ『アモール!』が誇らしげに鎮座しておられました。1958年の作品ということでボサノヴァ・ブーム火付け役としても粉骨砕身頑張られたことでしょう。で件の“黒いオルフェ”はというとこのアルバムには入っておりません。何やなんやと野次られそうですが、そこは冒頭の<ブラジリア>が軽快に始まり、しなやかな指さばきが聴かれる<四月の思い出>、サンバって皆この曲だったよねと言いたくなるような典型的な展開を示す<カーニヴァル>、タイトルにそそられる<ブルー・マドリード>はタイトル通りスパニッシュな趣が横溢し、<トリニダード島>はボンゴをバックに不思議な曲で少々中毒気味に繰り返し聴いております。<オールド・タイムズ>は一番ジャズっぽくて自然と吸い寄せられてしまったナンバー。こんなところでお許しいただけますかな。
<ブラジリア>から始まり<オールド・タイムズ>までの8曲が昼の『アモール!』、残り7曲が夜の『アモール!』と勝手に称し、昔でいうレコードならさながらA面(昼)・B面(夜)と分けて聴くといいかも。まだこの時間(16時過ぎ)、もちろんA面にひたすら心服のさなかである私です。ボサノヴァ旋風が巻き起こって早55年ですか、色褪せない音楽はいつ聴いてもよろしいですね。ではもう少ししたら夜の部へGO!GO! 私の好みは断然昼の部がゴールデン・コースになっている。
-NO.627-
★長岡まつり★
長岡まつりといえば花火。全国屈指の長岡花火大会は長岡まつりの行事のひとつで、戦災復興祈願がもと。花火大会そのものは1879年からと古く、今では三尺玉や最後に締めくくるフェニックスが見ものだ。一生に一度はと観たが最後、一度では終わらないと覚悟してご覧あれ。長岡花火大会ではなく、長岡大花火大会が正式名称であることを記しておこう。