お待たせ~! これ私自身に云っておるわけで、有に30枚を超えるコレクションを誇るFZ。FZとはフランク・ヴィンセント・ザッパのこと。まあ彼ほどプロアマ含め研究家の多いロック・ミュージシャンもそうは居ないだろう。しかも当人と同じく奇人変人であることは云うまでもなく、彼についての真面目な研究書もないことをここに記しておく。そんな訳もあって彼について何を書こうかと大いに悩むのだ。
◆質問◆ ジャンル?、ロックじゃねぇの?
◇答え◇ 初期にはサイケ、ブラック・ミュージックにロカビリーあり、プログレ風にヘヴィメタ、ジャズに至ってはビッグバンド作品も手掛け、映画音楽からクラシック作品まで、その範疇は測り知れない。しかもその境界線は複雑に入り乱れており、新しい作品が出ても聴いてみるまで分からない萬屋的存在なのだ。その意味ザッパの多様性は自給自足から成り立っている。
◆質問◆ 師匠と崇める輩が大勢いらっしゃるとか?
◇答え◇ 師匠と崇める輩というと今では師匠と呼ばれる立場の方が多い。たとえばだ・・・ホント列挙しちゃっていいのかなぁ。さあ興味ある方はメモって頂戴よ。はぁ・・・? 授業じゃあるまいし書き控えなくても・・・テリー・ボジオ(元UK)、ローウェル・ジョージにロイ・エストラーダ(共に元リトル・フィート)、エインズレー・ダンバー(元ジャーニー)、チェスター・トンプソン(元ジェネシス)、エディ・ジョブソン(元ロキシー・ミュージック)、エイドリアン・ブリュー(元キング・クリムゾン)、ウォーレン・ククルロ(元デュラン・デュラン)、ジャズ畑に目を転じてみるとロニー・キューバ、ブレッカー兄弟にジョージ・デューク、ジャン・リュック・ポンティなどと恐るべき面子だ。総勢何人が彼の門を叩いたことだろう。元と書いたが実際には後にである。
◆質問◆ 彼は唄わないのですか?
◇答え◇ 本人曰く、恥ずかしながら歌うこともありますが、作品の多くはインスト・ナンバーが大抵を占めており、ここぞと一発決めてやろうと一念発起で書き上げた歌モノは、彼より遥か歌の巧いキャプテン・ビーフハートらに力添えしていただいてたようですね。
◆質問◆ 彼の作品で一番好きなのは?
◇答え◇ 『ホット・ラッツ』ですね。先ほどの質問にもあったように、彼の真髄はインスト・ナンバーにありと思っています。『ホット・ラッツ』のほとんどが(95%)インスト・ナンバー(ザッパのギター・ソロ)で構成されており、雷鳴轟くシャイなギターとでも言っておきましょう。ほんの一瞬のソロ、どんなに短くたって構わない。短ければ短いほど恋しさ100倍になるというもんですよ。このアルバム、奇妙奇天烈な彼の代名詞と云うべく名曲がずらり。その最たるナンバー<ピーチズ・エン・レガリア>はメロディも劇的に恰好いい。つづく<ウィリー・ザ・ピンプ>はさらに大変な曲だ。手足、五感、六根を総動員して立ち向かわなければならない。こんな恰好いいギター・ソロに出くわしたあなたが悪いのだから今日はじっくりと堪能したまえ。さてポップな装いの<サン・オブ・ミスター・グリーン・ジーンズ>、宇宙的拡がりの中に甘く切ないメロディがザッパのイメージを打ち壊すのである。
有名な著書に「フランク・ザッパ自伝」があるが、何せ奇人変人が書いただけに信用は・・・信じて疑わないのは彼の残した膨大な作品だけだ。彼の偉業はまだまだつづく。暫しその時までお待ちあれ。
-NO.619-
★金武町新開地★
或る意味沖縄らしい場所、そこが金武町の新開地。キャンプ・ハンセン正門前にあり、米軍駐屯地として栄えた町。あのタコライス発祥の地で$が使えるお店がほとんど。あなたも沖縄で亜米利加のダウンタウン散策してみませんか。