ポッケは超カッコいいフレーズで溢れんばかり | 新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

独断と超偏見による、勝手気ままでええ事しか書かん日記のようなもんです。
まあるい形してて、音が飛び出してくるモノへの愛情表現です。
ほなお暇なお方はどうぞお入りやす。
某サイトの『ぺんたno座右の銘盤』、『続・ぺんたno座右の銘盤』の続編となります。

新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景-bt&mgs UL  ちょっと前、ブッカーT&MGsの新譜が出るらしい! の報せにテンヤワンヤの大喜び。右に左にゴロゴロ寝転がっては頭を柱の角にぶつけるわで、暫し痛みというより感覚がどこかへ行ってしもうた。昔漫画でよく頭の上で星がいくつも現れてはクルクル回る画があったやろ、まさにそんなん。夜の星のように綺麗じゃないけど、いまホンマに星が舞っている。目と鼻の奥では鉄分を絶対多数の割合で含んだ血液らしき匂いが、過去の記憶とともに蘇ってき、これは間違いなく出血する前兆だと。で、実のところ出血もしてないし腫れあがってもおらんかった。大丈夫みたい。

 その新作と思しき『Universal Language』は1977年録音の未発表モノだったが、今となってはそんなことはもうどうでもええ。お蔵入りとはよく言ったもので、耳にするはずのない九つのお宝が蔵から出で陽の目を見たんや。

 インナー・ジャケに写る4人、一際目を惹くのがスティーヴ・クロッパーの逞しさを湛えた風貌、ブッカーT・ジョーンズとドナルド・ダック・ダンは相変わらずいい面構えでええ雰囲気醸し出してます。ただオリジナル・メンバーのアル・ジャクソンが居ないのがやっぱり淋しいね。でも代わりのウィリー・ホールがようやってはります。涙出そうなくらい、似てますやろ。努力の賜です。

 オープニングの<Sticky Stuff>は超ご機嫌なナンバー。時は1977年、おや! このサウンドってあの一世を風靡した“スタッフ”じゃあ~りませんか(チャーリー浜ではありませんよ)。つづく<Grab Bag>は先ほどのナンバーをひっくり返したようなメロディにコード進行にビックリさせられます。

 <Space Nuts>にくるとタイトルが示すようにスペイシーなサウンドが俄然辺りを包み込みます。もうこうなったら彼らに宇宙服でも着させてジャケ写撮りでもやれば良かったんじゃないかと思いますね。<Love Wheels>と<Moto Cross>は某化粧品メーカーの新作キャンペーンCMソング的メロディが春らしくていいです。特に前者でのクロッパーの弾くシングル・トーンのソロ、後者でのブッカー弾くAメロ部は、桜の花弁が夜の闇に静々と散ってゆく感じがして日本人の琴線に触れっ放しです。

 MGsのオジサンたち、サウンドは古めかしいが、とっても格好いいフレーズをポッケにいっぱい詰め込んで、それをどこで使うか、その“ツボ”はちゃんとおさえていらっしゃいます。前述した前半の5曲はホンマ参りましたよ。

-NO.612-


★雪をかぶったハナミズキ★

 およそ10年ぶりとなる大雪(10cm)となった名古屋。会社へ向かう塩付通りは別名ハナミズキ通りとでもいいたいくらいにハナミズキが列をなしている。その木にはお見事、雪の綿帽子が。暮れにはまだ紅い実を鳥たちが啄んでいたのが遠い昔のよう。もう少し経てば蕾も顔を覗かせてくれる。桜が散ったあと、ハナミズキの花が満開になるころ僕はまた一つ歳をとるのだ。