堂々と聴こうじゃないか、じゃぱにーず・そうる | 新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

独断と超偏見による、勝手気ままでええ事しか書かん日記のようなもんです。
まあるい形してて、音が飛び出してくるモノへの愛情表現です。
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某サイトの『ぺんたno座右の銘盤』、『続・ぺんたno座右の銘盤』の続編となります。

新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景-内山田洋とクールファイブ  嘘も隠しもしません,僕は内山田洋とクールファイブの大ファンなのです。残念ながらギター担当でリーダーの内山田さんは四年前に亡くなわれ、オリジナル・メンバーでのあのコーラスはもう聴くことができません。限りなく薄い頭髪の眼鏡をかけたキーボード担当は宮本さん。厳つい顔でビートを刻んでいたのがベース担当の小林さん。美男と言えばサックス担当の岩城さん。一番小柄で目立たなかったドラムス担当の森本さん。実質みんながリーダーだと信じ切っていたヴォーカル担当の前川さん。このように長崎では実力派なラテン・バンドの面々でした。

 さてこの若々しいメンバーのジャケ写、恰好いいでしょう。『内山田洋とクールファイブ・ヒット・コレクション決定盤』が中古店で伍百円と意外やお値打ち価格で転がっておりました。すかさず手に取った私はレジへと勇みましたが、馴染みの店員が「ハッ?」という何とも不思議そうな顔つきで覗くではありませんか。一瞬たじろいた私ですが、そこは自慢気に「コレ最高! メッチャいいバンドなんやから」と言ったものの店員の苦虫を潰したような面持ちは変わらず。今の若いモンに分かってたまるかっ! と勢いよくお店を出てすぐさまカーステのCDトレイへ挿入。

 かぁ~ええわぁ~。いきなり大好きな<そして、神戸>へボタン選曲。クールファイブのええとこは、まずイントロ、間奏、エンディングと辺り構わず ♪ブビビィ~と泣き叫ぶ哀愁のテナー・サックスに、絶妙の合いの手を入れる ♪ルルルッルルル~や ♪ワワワァ~に ♪パパッパ~の楽器を投げ捨ててまでのお得意のコーラス、時折ヘヴィなギターが現れたりと、妙に後に残るサビメロにことごとくヤラレルのだ。

 ヘヴィなギターを除いたそれらの条件を満たすのが<愛の旅路>に<中の島ブルース>、デビュー曲の<長崎は今日も雨だった>はもちろんのこと<すべてを愛して>など初期の曲に顕著に見られる。しかもラストに控えた筒美京平作<さようならの彼方へ>は隠れた名曲。じ~んとくるね。

 おっと、車の隙間から音が零れてたんだなぁ・・・皆ちらりと振り返るその目には「何やソレ!」と「うわぁ~ソレええなぁ~」の二派に分かれているように映る。私は運転席脇にあるパワーウインドのボタンで四方の隙間をチェック、チェック、チェック。アクセルを踏むと同時に<そして、神戸>を ♪こぉ~べ と唄うのでなく、あのコーラス部を一緒に口ずさむのである。

 余談ですが、変わりネタでとしてカーペンターズの<イエスタディ・ワンス・モア>の入ったベスト盤もあります。それがなかなかもので、無理してでも一度聴いてみてちょ! そこで歌っているのは前川清ではなく小林さんなんです。ムード歌謡というものに、“じゃぱにーず・そうる”を感じずにはいられない。

-NO.594-


★詩仙堂★

 叡山鉄道でのんびり一乗寺までやってきました。もちろん詩仙堂へ行かなくてはなりません。季節はちょうどサツキの終わるころでした。名立たる中国詩人たちがこの庭を見つめながらなんやら浮かんできたようです。もとはと言えば石川丈山の別荘だそうで、サツキはもちろん、三月の梅も秋の紅葉も溜息の出るような美しさを見せつけます。