大きな疑問符?は歓喜の感嘆符!へ | 新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

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独断と超偏見による、勝手気ままでええ事しか書かん日記のようなもんです。
まあるい形してて、音が飛び出してくるモノへの愛情表現です。
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某サイトの『ぺんたno座右の銘盤』、『続・ぺんたno座右の銘盤』の続編となります。

新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景-rp & ak  最近は医学の進歩によるところも大きいが、あらゆる環境の変化や情報社会による知恵工夫が人間の寿命を延ばしそれぞれの適正年齢を引き上げてきている。分かりやすく言うなればスポーツ選手なんかそうだ。阪神のアラフォー・トリオが示すとおり、40台のキャッチャーが息子くらいの10代ピッチャーとバッテリーを組むなんて当たり前の時代。格闘技にせよ親子ほど離れた年齢差で殴り合うのだから胸のうちは複雑。そんなこった音楽の世界ではなんら当たり前にやっていることなんだが。

 数年前、かのレッド・ツェッペリンのリード・ヴォーカルだったロバート・プラントと、ブルーグラス、カントリー界きっての若手歌姫アリソン・クラウスとのデュオ・アルバム『レイジング・サンド』を産み落とした年齢差は何と23歳。ロバート・プラントとなるとおよそ35年前、“聖なる館”あたりで既に声の衰えを感じさせたと皆に年寄り扱いされたりもしたが、ここでのプラントはどうだ。当時と変わりないというか声の衰えはなく、以前にも増して若々しさゆえ精気すら漲り、23歳の差もどこかへ行ってしまっている。

 いきなりオープニングで予想を裏切ってしまう<リッチ・ウーマン>がカッコ良すぎ。アリソン・クラウスにしてもこんな体験は先にも後にもないだろう。即刻カントリー・ミュージックと片付けるには、この二人の妖艶な影が驚きと未知なる世界を期待させる。一転、2曲目<キリング・ザ・ブルース>ではロマンティックに肩を寄せ合うかの二人が素敵に映る。

 極めつけはプラントに悪いがクラウスのソロ・ナンバー<シスター・ロゼッタ・ゴーズ・ビフォア・アス>で決まり。曲調は厳かな風合いで粛々と綴られてゆく。スコットランドの暗く湿った空間のなか、クラウスの伸びある声だけが明るく眩しく浮き立ち、ワンラック上の上質な気分にさせてくれる。

 なぜプラントがカントリーをという大きな疑問符?は、聴いてゆくうちに歓喜の感嘆符!に変わるのだ。まあ何はともあれ原点回帰という大義名分は要らないくらい素晴らしいの一言。次なる作品が待ち遠しい。

-NO.576-


★名古屋セントラルパーク★

 この日は曇り勝ちでまだ肌寒い。とはいえ桜の蕾がひらきほのかな春の薫りを嗅げば心も暖かくなってくるもんだ。名古屋セントラルパークでは四季を奏でる木々や花々がいつも今を気づかせてくれる。