ぺんたんぐる、悶絶必至は必死覚悟を要する | 新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

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独断と超偏見による、勝手気ままでええ事しか書かん日記のようなもんです。
まあるい形してて、音が飛び出してくるモノへの愛情表現です。
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某サイトの『ぺんたno座右の銘盤』、『続・ぺんたno座右の銘盤』の続編となります。


新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景-live 1994
 私のハンドル・ネームの《ぺんたんぐる》の由来は70年代初頭にトラッド・フォークで名を馳せた同名のバンドPENTANGLEより拝借したものだ。今回はアメブロにおける通算100回目のアップを記念して、同バンドの1994年におけるハンブルクでのスタジオ・ライブ盤を。このライブ盤『Live 1994』は少し前《One More Road》とのカップリングで発売されているものと同じだが、単独作品としては廃盤のため中古市場で根気よく探さないと手に入らない。まあ自慢したくて取り上げた訳ではないが、今現在無いとなりますとエッヘ~ンと咳払いもしたくもなる。でもまだ相当流通しているかと思われますので、★コレクターの方は注意深くお探しをしてみては。

 さてここでのペンタングル・オリジナル・メンバーは紅一点のヴォーカル、ジャッキー・マクシーと実質的サウンドを握るギターのバート・ヤンシュだけである。ヤンシュとの往年のギター・バトルを演じたジョン・レンボーンは居るはずもなく、代役のピーター・カートリーが超エレクトリックなギターで精一杯の応酬。ゲリー・コンウエーのドラムも節操も引っ手繰れもなくただドカスカ叩くだけで、テリー・コックスの制御の効いたドラミングがやはりペンタングルには似つかわしいと感じるのである。ベースだってダニー・トンプソンと比べちゃうと可哀相なくらいだ。しかしペンタングルという《ブランド・エクイティ》を楽しんじゃおう!

ペンタングル再結成後の数年、ヤンシュが参加した最後と思われる音源の記録だ。聴いてとれるようにトラッド・フォークらしい<Bramble Briar>で幕を開ける。やっぱりこうでなくっちゃというやや複雑で渾然一体となったリフで一気にあの世界へと誘う。そして至高極める格好いいヤンシュ作のインスト・ナンバー<Kingfisher>はどうだ。ギター陣の弾けるようなピッキングに超美メロとあっては悶絶必至にありて必死覚悟を要する。あまりにも短すぎる余韻嫋嫋の名曲なり名演だ。ちなみにキング・フィッシャーとは1880年代に実在した人物で、アメリカ西部開拓時代の伝説的ガンマン。英国トラッド・フォークを核となすペンタングルが、米国ガンマンに魅せられるなんて時の流れを感じずにはおれない。これまでに何度歌い紡いできたことであろうペンタングル十八番の<Cruel Sister>は、バンド内の安定感と聴く側の安堵感に満ちた出来映えだ。

 そこかしこに浮遊するブルース・フィーリングは英国らしさが薄れ、紛れもなく米国東部アパラチア山脈を経て泥臭さをまとった感があるものの、相も変わらぬフラット気味のヤンシュのヴォーカルで英国の深い森を連想させ心なしか落ち着かせてくれる。またお歳を召されたとはいえ格調高きマクシーの歌声はまだまだ健在で、私の奥底で抱いていた不安などは見る影もなく一掃してくれた。愚かなる私の無礼千万を赦したもう。

-NO.556-

 追伸 : めでたくアメブロ100回目のアップとなりました。こんな気まま勝手なブログにお付き合いくださいました勇気ある皆様に感謝いたします(笑)。 いつまで続くやら分かりませんが暇のある限りアップして参りますので引き続きよろしくお願いします。


【手打ちそば 竹馬・美和町】

 片田舎を車で走らせていると田圃のなかにポツンと蔵創りの蕎麦屋・竹馬(たけうま)がある。店内は薄暗くトーンを落としたまるでバーのような趣だ。一人なのでカウンターに席をとる。目の前には佐賀県小城市のスワンサイダー(明治35年創業の老舗飲料メーカー)が置かれており、インテリアとしてもいい雰囲気を醸し出している。何とここでは竹馬オリジナルのキャンディとともにお土産として買うこともできる。