普通が普通でなく素晴らしい ♪ラ~ | 新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

独断と超偏見による、勝手気ままでええ事しか書かん日記のようなもんです。
まあるい形してて、音が飛び出してくるモノへの愛情表現です。
ほなお暇なお方はどうぞお入りやす。
某サイトの『ぺんたno座右の銘盤』、『続・ぺんたno座右の銘盤』の続編となります。


新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景-m.i.u.album
 今日マイケル・ジャクソンの映画《THIS IS IT》を観て来た。少し前の項で紹介したように、僕にとってマイケルは特別なファンでもなく、好きか嫌いかの二択でいえば後者に躊躇いなく納まる。ひょんなことから好きになってやろうという意識が芽生えたのは事実で、こうやってミーハーと言われようが堂々と映画を観に、マイケルを観るため映画館へ。マイケルが死んだいま、この先新たなるマイケルを知る術もないわけで、今まで以上、今まで以下も存在しないのなら、あとは好きになる度合いが少しずつ・・・秋雨は寒かろう、照度も足りなく暗い朝だ。でもこれ以上悪くなるはずなどなかろうという前向きの気持ちの方が先立ち、こころの中ではすでに雨も止んでいた。

 ビーチ・ボーイズ最後の好盤と私は決めている『M.I.U.Album』は、久しぶりにあのビーチ・ボーイズしていると感じる。オープニング<She's Got Rhythm>の第一声 ♪ラ~スナイ で来た来たと大万歳のブライアンのファルセット。全盛期ほどではないが、知らない奴からすれば奇跡的名唱と賛辞されよう。快活なサウンドも夏してるし、秋雨なんぞ何処吹く風の境地だ。<Hey Little Tomboy>での ♪ヘイリル ヘイリル ヘイリル トンボイ と聞こえる箇所のハーモニーでゾクゾク感が倍増する。<Kona Coast>ではいかにも名曲≪ハワイ≫を思わせる鼻にかかったマイクの声が懐かしさを3倍増にもしてくれる。この時ばかりはマイクも必要性を再認識させられた。何にせよ≪ハワイ≫という言葉はマイクによって発音アクセントが決定づけられたと思いたいくらいだ。

 何の変哲ない<Sweet Sunday Kinda Love><Belles Of Paris>は流石カールと思わせる前者と、パリの描写など土台無理だと思わせる後者マイクのヴォーカルが愉しませてくれる。そんなことなどお構いなしと響き渡るは何時も変わらないビーチ・ボーイズの類希なるハーモニーだ。<My Diane>はめずらしくデニスの腹の底から搾り出すようなヘヴィな歌が聴ける。書いたのは義姉ダイアンを愛したブライアンなのだから、といてい自分では歌えないよね。そんなこともあってか<Match Point Of Our Love>でのブライアンの声は疲れきったほど冴えない。しかし、冴えないなら冴えないなりに ♪ラ~ララ ラ~ララ ララッラ~ だけで胸いっぱいに。

-NO.550-


【碌山美術館】

 彫刻家・碌山こと荻原守衛の人生わずか30年の軌跡を展示。煉瓦造りの瀟洒な美術館で、今のころは木々の紅葉が映える。人気のない平日に園内のベンチで佇むのもいい。