ルーシーと夢のつづきでも | 新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

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独断と超偏見による、勝手気ままでええ事しか書かん日記のようなもんです。
まあるい形してて、音が飛び出してくるモノへの愛情表現です。
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某サイトの『ぺんたno座右の銘盤』、『続・ぺんたno座右の銘盤』の続編となります。


新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景-ラッキー~V
 Lucy Ann Polk とい女性ヴォーカルをご存知か。昨年には垂涎の盤《Lucy Ann Polk with Dave Pell Octet》という半ば諦めの境地に潜んでいた作品がこの世にお目見えしたのだからビックリ! これまた女性ヴォーカルの教祖というべき寺島レコードならではのリリースだ。彼女の作品といえば数少なく、ブランコのルーシーとMODEのルーシーの2枚とコレだった。こうなるとちょっとした音源でも超の字がいくつもつく大名盤となりうるほどの希少価値のシンガーであることを肝に銘じていただきたい。今回はその中のMODE盤、1957年録音『Lucky Lucy Ann』を惜しげもなくご紹介しよう。

 彼女を一言で表現するなら“幸せを運んでくる小鳥か子猫”とでも。ごく普通に生活の一部として傍らに置いておきたい絵のような歌だ。作品すべてにいえることだが、彼女と共にするなら夜のとばりが降り、彼女が闇に潜むセンチメントな甘酸っぱさを吸うのが聴き取るれるくらいの静寂さが必要である。そう、そうだから真夜中に聴く彼女は格別にいい。マーティ・ペイチの軽やかに転がるピアノに導かれ、均整のとれたメル・ルイスのドラムにトニー・リッジのギターが夢のつづきを見るかのように静けさを倍増させる。特に彼女の愛くるしさが表出した「Don Cha Go Way Mad」なんかは思いっきりゾクゾクとさせられ、ジュール・スタインとサミー・カーン作「Time After Time」に聴く小粋にハスキーでちょいとひねくれた気だるさは、何ともいいようのないくらいつつやかで美しい。

 夜毎枕の傍らに忍ばせ、ルーシーと夢のつづきでも。ジャケットでもお分かりのように何もかもがナチュラルで、その輝きは50年経っても色褪せることはない。365日、永遠に聴くべし。

-NO.515-


【十二段家 丸太町】

 烏丸丸太町に鎮座するは細長い外観を見せる十二段家。お茶漬けで名を馳せた名店。京都でお茶漬けというとお客様に軽いお食事をとの意。京野菜をふんだんにあしらい、まこと素晴らしき献立である。素直に喜べる内容と記しておこう。祇園にも十二段家というお店があるが、おすすめは丸太町のほう。まったく別のお店です。