We Love Japanrse Song | 新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

独断と超偏見による、勝手気ままでええ事しか書かん日記のようなもんです。
まあるい形してて、音が飛び出してくるモノへの愛情表現です。
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某サイトの『ぺんたno座右の銘盤』、『続・ぺんたno座右の銘盤』の続編となります。


新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景-Kabuki-Queen
 リチャード・ホワイトマンなるピアノ弾きはつい最近知った。実は知っていたはずだが知らないふりをしていただけなのだろうか。とうていそんな程度の印象しかないものは大した存在でもなく、僕を突き動かす何か特別なモノがあったわけでもないはず、だった。

 彼のサウンドはややもするとラウンジ・ピアノと化する危険性をまとった音だが、実はどこか芯の通った鍵盤弾きであった。その彼に引き合わせてくれたのは他でもないあの椎名林檎。僕は特別彼女のファンでもなければタイプの女性でもないのだが、彼女の殺伐とした都会の雰囲気や今にも氾濫しそうな凶器性が得もいわれぬ快感となって心を突くのは確かだった。

 その椎名林檎の大ヒット曲「歌舞伎クイーン」を何を血迷ったか大人しいホワイトマンがピアノ・トリオというフォーマットで僕の耳を奪ってしまった。まあ聴く前から曲名「Kabuki Queen」で興味津々なのは明白だったと思う。問題はホワイトマンが椎名林檎をいかにして知り、とりつかれ、レコーディングにまで至ったのかが気になる。アルバム『Slow Night』は云うまでもなく彼の現時点での最高傑作といっておこう。前述の林檎ナンバーの他に、意表をついたラテン・ナンバー「Mambo Inn」もさらりとしていて気持ちのいい仕上がりだ。ラテン特有のねちっこさもなく都会的な佇まいを見せる。「Moon River」、「Night Mist Blues」、「Lush Jays」までの流れはさながら現代盤ビル・エヴァンスではないか。これは期待の持てる人材発掘だ! と宣言しよう。

 しかし何といっても「Kabuki Queen」この一曲でこのアルバムの価値がグ~ンと上がったというもの。この一曲のためにこのアルバムは存在するといっていいだろう。もちろん原曲を知っていて初めてその良さが分かるといえるのだが。願わくば是非この演奏をバックに椎名林檎に歌ってもらいたいものだ。そしてアルバムのクロージング・ナンバーはしっとりとしたムードの「In The Blue of Evening」で締めくくられる。これも林檎さんに妖艶な語り口で歌ってもらいたいと切に願うのです。
-NO.511-


【銀閣寺(東山慈照寺)】

 京都観光でも外せないのが金閣寺と対をなす銀閣寺。金閣寺ほどの華やかさはないが、エントランスの生け垣から大文字を背に受ける月待山までの銀閣寺のパノラマは心和ませてくれる。観音殿に立つは鳳凰なり。