ビーチボーイズとボクが過ごした《ゆるり》とした夏 | 新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

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独断と超偏見による、勝手気ままでええ事しか書かん日記のようなもんです。
まあるい形してて、音が飛び出してくるモノへの愛情表現です。
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某サイトの『ぺんたno座右の銘盤』、『続・ぺんたno座右の銘盤』の続編となります。


オールサマーロング
 またまた夏の少年の登場だ! 前回ビーチ・ボーイズを高らかに熱愛宣言したボクでしたが、今回は彼等との蜜月だった頃のお話をしよう。
 デビューした彼等はサーフ・ミュージック、ホットロッド・サウンドに焦点をあて瞬く間に人気バンドへ成り上がった。時は1964年、イギリスの知らないような街から誕生したロック・バンド(ビートルズ、ローリング・ストーンズ、キンクス、マンフレッド・マンなど)は、次々と海を渡りアメリカ全土を席巻してしまう。云わば《ブリティッシュ・インヴェイジョン》というやつである。彼等がアメリカで受けた要因には、そのアメリカが失いかけた本来のロックンロールが充満していたからだ。それに果敢に立ち向かっていたのがビーチ・ボーイズでありブライアン・ウィルソンなのだ。アルバム『オール・サマー・ロング』はそんな彼等の力強い決意が詰め込められている。
 ちょうどこの時期には前作『シャット・ダウン Vol.2』に収められた「ファン・ファン・ファン」、「ドント・ウォーリー・ベイビー」というスーパー・ヒッツを皮切りに、本作での「アイ・ゲット・アラウンド」と3曲も短期間、いや短時間に創ってしまったのだから驚きと言うしかない。飛びきりゴージャスなコーラス&ハーモニーと、格好よく唸るようなギター・サウンドは従来のイメージを大きく覆すものだった。また華やかなそれらに隠れ不遇に見舞われた「ハッシャバイ」「ウィル・ラン・アウェイ」は、ボクも含む本当のファンなら絶対見逃す訳がない隠れたる名曲だ。ボクとビーチ・ボーイズの幸せな蜜月はそういった曲に囲まれて過ぎて行った。この後、彼等が予期もせぬあらぬ方向へと。今だからこそそんな時期も愛しく感じることが出来るのは、ブライアンが孤軍奮闘こしらえた『オール・サマー・ロング』の《ゆるり》とした夏があったからこそと思う。過ぎゆく夏を惜しむには最適のアイテムだ。
-NO.489-
シャットダウン2


【八百半商店】
 〝純氷〟と書いてある下町ならではの氷問屋さん。実はお世話になった方の実家である。この夏の時期だけ店頭でカキ氷を販売している。丸イスに簡単なテーブル、もちろん軒下で暑さと戦い、時には風を感じながらいただくのがいい。