最強のロックバンド! EJB | 新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

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某サイトの『ぺんたno座右の銘盤』、『続・ぺんたno座右の銘盤』の続編となります。


カリブ
 EJBって? そうエルトン・ジョン・バンドだ。何であのエルトン・ジョンが最強のロック・バンドなんやって思われるのは若い世代の諸氏だけではないだろうか。シリアスで時にナイーブな作品を書く盟友バーニー・トーピンと、センシティヴでいて時折ダイナミックさもあわせ持ったエルトン・ジョンは、吟遊詩人と呼ばれる英国のシンガー・ソングライティング・チームの一組に過ぎなかった。もちろん既に《僕の歌は君の歌》などのヒット曲を生み前途洋々。将来も期待されていたし成功も約束されていた。
 アルバム《マッドマン》辺りからギターにデイヴィー・ジョンストン、ベースにディー・マレー、ドラムにはナイジェル・オルソンを不動のメンバーにし、後にイエスに参加するリック・ウェイクマンやロック・ヴァイオリニストのジャン・リュック・ポンティ、タワー・オブ・タワーのホーンセクションなどが客演するという後になって思うと空恐ろしい面子だ。4枚目のライブ・アルバム《17-11-70》ではトリオ演奏とは思えないくらいのド迫力で、既にライブバンドとしての存在を強く示していた。
 さあ最強のロックバンドEJBとしての最強のロックアルバムはというと意見が分かれるところだが、意外に評価が低く不人気な『カリブ』を僕は推そう。ジャケットを見てもいかにも安直、エルトンのいでたちも? としか言いようのないもの。しかし出来の悪い子ほど可愛いとはこのこと。聴くたびに愛着が湧いてくるのが本作。アルバムは「The Bitch Is Back」の軽快なR&Rで幕を開け、3曲目「Grimsby」でおやっ? 何かに似ているぞ・・・そう間違いない! クイーンのブライアン・メイの弾くあのギター・サウンドだ。もう既にクイーンもデビューしていたからどっちが先かは不確かだが、それは当時流行になりかかっていたサウンドなのかも。ちょうどその頃はギターSE(サウンド・エフェクト)も大流行だったからなぁ。「Solar Prestige A Gammon」に到っては英国的雰囲気の中、オペラ風な懐の深さ、引き出しの多さに驚かされる。つづく「You're So Static」はエンターテイナーぶりを発揮するには十分な作品で、今度は声がフレディ・マーキュリー似ときた。特にファルセット・ヴォイスは顕著で、以後フレディ似の傾向は強くなっていくこととなる。これもどっちが先かは興味の湧くところだが・・・。全体的に歌の上手さが目立つこの作品で、際立って印象深いのが「空飛ぶ円盤」での歌唱だ。デビューの頃の不安と自信はここではなくなっている。歌の上手さついでに僕の好きなナンバー「僕の瞳に小さな太陽-Don't Let The Sun Go Down On Me」という名曲が含まれており、トリビュート作品ではあのジョージ・マイケルがカバー。笑ってしまうが声がはたまた似ているのだ。もちろんエルトンの方が先なわけだが、エルトンは曲だけでなく歌い方そのものも多くのアーティストからリスペクトされているに違いないね。
 おっと、ところで最強のロックバンドたる所以は何ぞって? 答えは簡単さ。聴けば間違いなく最強のロックバンドって判るよ。そう若い奴らに聴かせてやってくれ。もちろんエルトン・ジョンと云わずにね。ブラインド・テストやったら世界最強のロックバンド、クイーンって答えるだろうね。それは僕だけか(笑)。
-NO.480-

【モエレ沼公園(モエレ山を望む)】
 イサム・ノグチ氏によって創り出された日本最大級の芸術。公園そのものが作品となっている。何度行っても感動に浸れるから好き。何てたってここはゴミ集積場だったのだから。