クール・ビューティーなジャズ・ギターはお好き? | 新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

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独断と超偏見による、勝手気ままでええ事しか書かん日記のようなもんです。
まあるい形してて、音が飛び出してくるモノへの愛情表現です。
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某サイトの『ぺんたno座右の銘盤』、『続・ぺんたno座右の銘盤』の続編となります。


Black Butterfly
 僕はジャズ・ギターが好きなのかそうでもないのかよく分からなくなることがある。表現として可笑しいが、《追っかけ》してきたギタリストはかなりいる。グラント・グリーン、ピーター・バーンスタイン、クリス・フローリーにケニー・バレル、そしてこのラッセル・マローン。このラッセルは見ての通り黒人ギタリストで、演奏はというと僕の苦手なウエス・モンゴメリーに近いかも。では何故《追っかけ》してるのかというと、結構黒人らしからぬ白さを備えもっているからだと思う。
 思い起こせばデビュー・アルバム【Russell Malone】での「Precious Lord」というゴスペル調ナンバーに一目惚れならぬ一聴惚れしたのだ。もはやその域はジャズを大きく踏み出した感性に勝負あった。僕はその期待を胸に2枚目となるこの『Black Butterfly』聴く。お目当てはB・バカラック、H・デヴィッド作「I Say A Little Prayer For You」、ジャズ・ミュージシャンがこぞって取り上げる可愛らしいナンバーだ。メロディを奏ではじめ曲が進むがちっともその気にさせてくれない。期待外れのただ軽快なポップ・ナンバーだと諦めかけたときだった。2分を過ぎたあたりから音がノリ出し、3分40秒にはついにラッセルの切れ味抜群のストロークが炸裂する。一心不乱に弾くラッセルとそれを一心不乱聴き入る僕との壮絶なバトルだ。
 趣が変わりそのあとに控えるD・エリントン作「Black Butterfly」や晩年エヴァンスが愛した「Sno' Peas」は、ホテルのラウンジでワインでも開けたくなるような曲。昔のジャズ・ギターといえば煙草の煙揺らぐほの暗いジャズ喫茶がよくお似合いだったが、ラッセルのギターは凛としてて音の輪郭が美しい。決してラウンジ・ジャズにならないところがついて離れられない理由でもある。
-NO.471-

【ホテルトラスティ東京ベイサイド】
 4月5日開業したトラスティ東京ベイサイドは気持ちを優雅にさせてくれる。その佇まいは落ち着いた雰囲気で、ロビー前に飾られたレッツ・ダンス風のワンちゃんの置物が和ませてくれる。