聴いたあとの余韻を楽しむ最良の一枚 | 新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

新・ぺんたno座右の銘盤withボクの新百景

独断と超偏見による、勝手気ままでええ事しか書かん日記のようなもんです。
まあるい形してて、音が飛び出してくるモノへの愛情表現です。
ほなお暇なお方はどうぞお入りやす。
某サイトの『ぺんたno座右の銘盤』、『続・ぺんたno座右の銘盤』の続編となります。

Lonly and Blue
 またまたお宝発見! おっと私が見つけたわけではないぞ。遥かいにしえの扉を開け、あのビヴァリー・ケニーのデモ・テープが発見されたのだ。現代科学の技術を持って、クリアでビビットなサウンドとしてCDで甦った我が愛しのケニー。彼女がまだデビュー間もない頃の貴重な記録だ。少し舌っ足らずで、純粋無垢なその声はいつ聴いても涙腺を潤ませてくれる。
 さて『ロンリー・アンド・ブルー』と題されたアルバムは同名の1曲目からレトロな世界へといざなってくれよう。曲が進みにつれそのレトロ感は圧倒的支配力でその場の空気を変えてゆく。バック陣の仕事っぷりも素晴らしい。特にギターのマンデル・ロウの過ぎ行く夏を惜しむかのようなカッティングとデイル・マクシミルのトランペットがいい。4曲目の「トゥー・レイト・トゥ・ビー・ソーリー」の最初のワン・フレーズに溺れる。これは女の武器か、こんな風にささやかれては溺れたいとそう願うのが男であろう。
 聴いた時間よりも聴いたあとの余韻を楽しむ最良の一枚。
-NO.465-


【狐狸庵】蕎麦処
 ひたすら山の中を走る。不安になってくる。やっと道標なる看板を見つけた。本当にあるのだろうか? また不安になってくる。そこまでもして食べたい蕎麦、否、お稲荷さんだ。出汁で煮込んだ揚げが珍しく、ただ美味いというほかない。絶対にまた行ってやると決めた。蕎麦を啜りながら窓から見るは、何の変哲もない空気とその匂いだけだ・・・過ぎ行く夏を惜しむかのようなとてもいい空間が広がっている。