今日も暑いですね。

小生、朝5時起床。バジルを収穫。ハウスと露地で2700gになりました。

8時朝礼で、社員を送り出し、今このブログに辿り着きました。

いい一日にしましょう。

 

 さて、前回の「安楽死論議」「あるくじゃがいも」はどんな学びをしたのでしょうか。

 

💎 あるくじゃがいも のコメント

 

 

【質問1】 今日の前半は、「安楽死」について、論議しました。

① 話題提供 「安楽死をあなたは認めますか」

② 1回目の各自の意見 

③バジルの議論参入「なぜ、日本では安楽死を認めていないのか」「もし認めたらどのようなことになるだろう」「なぜ、スイスでは認めているのか。そのバックボーンは何か」 

④2回目の各自の意見 などを踏まえ、どのような議論だったかをまとめてみましょう。

そして最終的にあなたがどのように考えたか示してください。A41枚程度でまとめる力をつけましょう。

💛まず初めに、それぞれ意見を出し合い、全会一致で「安楽死を認めるべきだ」という意見だった。

💛私の意見としては、本人の人生は自分で決めていいのではないかと考えたため、安楽死に賛成だった。本人の意思を尊重することこそが人権を守ることにもなるし、生きるのを諦めて欲しくない家族の気持ちも分かるが、計り知れない辛い思いをして欲しくないという気持ちも想像出来る。もちろん、安楽死という選択が安易なものにはなっては良くないが、1つの医療現場での選択肢にあってもいいのではないかと思った。

💛みんなの意見は、やはり本人に意思を尊重すべきという意見が多かった。他にも、スイスでは認められている、安楽死は生きることを諦めたのではなく精一杯生きた人のためにある、という意見が出た。しかし、このような賛成意見が出たが、その中でも、医師のメンタルケアの課題、安楽死によって健康な人が自殺の恐れがあるというように、死が正当化されてしまうという意見も出た。

💛次に、「安楽死を認めたらどうなるか」について議論した。私は、病気など痛みは本人にしか分からないので、安楽死を判断する基準が曖昧になってしまうと思った。一人一人の痛みをみんなで共有し理解し合うことが必要になるが、これは不可能なのでより基準が曖昧になってしまうと考えた。

💛みんなの意見としては、対象者が広まってしまうことで、健康な人でも命を絶とうとする人が増え、自殺率がより高まってしまい、命の重みが軽くなってしまうのではないかということ。最終的には医師が治療を止めるので医師自身が殺してしまうという状況になりかねないということ。このような意見が出た。

💛スイスが安楽死を認めているという話があったが、宗教の観点から日本と比較することで、命に対する考え方が異なる。スイスはキリスト教を信仰していて、人は亡くなる際、天国へ行くことをお祝いするような風習がある。死後の世界はないとされ、魂は復活するという考えがあるため、色鮮やかな花を棺桶に入れ、嘆き悲しむことは言わないというのがキリスト教の葬儀である。日本は、死後の世界が存在し、三途の川を渡るためにお金を払い、極楽浄土に行くという仏教の教えがある。そのためにお金を持たせ、わらじを履かせるといった決まりがある。地獄の世界があるとされている仏教の考えもあるため、死後の苦労を思うと死を嘆き悲しむといった考え方が日本にはある。

💛宗教によって死の考え方が全く異なることを踏まえて、更に議論を行った。

💛全体の意見として賛成派が多数で、反対派は2人だった。賛成派からは、本人の意思を尊重すべき、人権の尊重が大切という意見が出た。私は、意見が変わり、安楽死を認めるべきではないと考えた。その理由として、スイスの宗教観を知り、死の捉え方が根本的に異なるので、スイスが推進しているからといって、日本の宗教観と比べることは出来ないと思った。人権の尊重という意味で安楽死を認めようとする動きも良いとは思うが、それに伴い医療従事者の立場を考える必要性もあると思う。本人の意思で安楽死を選んだとしても全ては医師の手にかかっていると思うと、プレッシャーがもの凄くあると思う。

 自殺者が多い日本の社会を考えると命以外に大切なものは無いということを共通認識として教育の面から、子供達に伝えていくことが今の日本に求められていることではないかという考えになった

 

【質問2】今日の授業の良かった点を2点、改善すればもっと良くなると思った点を1点書きましょう。

〇他のページを参照することで、理解にそった説明が出来ていたと思う。

 

〇話し合いの意見を聞くだけではなく、自分の考えや違う立場からの意見を話していて、視野を広く持つという公民の教育方法だなと思った。

 

△文章も資料も多いテーマで、語句の説明があるともっと分かりやすくなると感じた。

【質問3】 「冷戦 →  冷戦終結  → 冷戦後の世界」に関係する次の事項を具体的に調べてみましょう。

①    鉄のカーテン

 

冷戦時代のヨーロッパを分断するもの。物理的な意味は無く、各国の緊張感を示した比喩。1946年当時のイギリスの首相がヨーロッパの状況を「鉄のカーテン」と表わしたことで、米ソの冷戦でもこの言葉が使用された。

②    NATO

 

北大西洋条約機構。North Atlantic Treaty Organizationの略。第二次世界大戦後にアメリカで調印された。32か国が加盟しており、集団防衛機構である。

③    ベトナム戦争

 

1955年から1975年までアメリカとベトナムが争った戦争。フランスの植民地から独立したベトナムだったが、フランスが南に民主主義に南共和国を作った。独立していた共産主義のベトナム民主共和国の北側と民主主義の南側に分裂し、アメリカは南を支援する形で参加していた。北ベトナムが勝利し、アメリカが撤退したことで、1976年にベトナムは統一した。

④    ベルリンの壁

 

1961年から1989年までドイツのベルリンにあった壁。第二次世界大戦後、資本主義の西ドイツと社会主義の東ドイツに分断された。この壁を境に経済格差が見られた。経済的に東ドイツが成長するのに対し、西ドイツは悪くなっていった。東西間での移動は制限されていなかったため、東ドイツに逃亡する人が増え、壁が作られた。撤廃運動が起こり、1989年ベルリンの壁が崩壊した。

⑤    WTO

 

世界貿易機関。World Trade Organizationの略。第二次世界大戦後に世界の社会安定のための自由貿易を目的に1995年に設立された国際機関。

⑥    マルタ会談

 

1989年、当時のアメリカのブッシュ大統領とソ連のゴルバチョフが冷戦の終戦を地中海のマルタ島で宣言した。

⑦    アラブの春

 

中東、北アフリカ地域のイスラム教国家を巻き込んで、民主化を求めた運動のことで、主に市民が主体となって起こした運動。独裁政権や経済格差、貧困格差、失業率が高いことなどが原因で、不満が募ったことがきっかけで反政府運動が起きた。このような民衆による運動を総称して「アラブの春」という。

⑧ロシアのウクライナ侵攻

2022年にロシアがウクライナを侵攻し、現在でも攻撃を続けている。ソ連時代には、ウクライナはソ連の一部であった。ソ連が崩壊すると同時に、ウクライナは独立した。ロシアは同じ歴史をたどったウクライナを独立国とは認めていなく、ヨーロッパとの関係性において、ウクライナを失う訳にはいかないというのがロシアの思考であると言われている。

⑧    イデオロギー

 

概念の形態であり、思想や考え、信念や理念をまとめたもの。フランス革命が起源とされており、政治思想や社会階層、宗教における使用されることが多い。

⑨    ポピュリズム

 

大衆の立場のことを示す。政治において、政権や界隈のトップとされる権力のある者に対して民衆の立場を代表して政策思想を持たない者が、批判すること。大衆主義と人民主義と言われる。

【教員採用試験事前対策問題】

  教育基本法第一条を書いてください。

 教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない。

 

(連絡)

 次回は、「アスパラガス」が模擬授業です。話題提供は「もも」です。「だいこん」が司会進行です。

     今回の振り返りシートは、3時間程度かかるものとして出しました。がんばって!!