💎 あるく じゃがいものコメント

 

【質問1】 今日の前半は、「ハラスメント」について、論議しました。どのような議論だったかをまとめてみましょう

 ハラスメントには沢山の種類があるが、嫌な思いをさせたらハラスメントになるという考え方と、何でもかんでもハラスメントだと決めつけるとキリがなくなってしまい、全ての言動に気を遣わなければならなくなる、という意見が出た。

 嫌な思いをしてもその状況ではハラスメントに気づかない可能性もあり、当事者だとしても線引きが難しい。主観だけではなく、周りの意見にも耳を傾けて、客観的な意見の必要性をとても感じた。

 集団の中での人間関係に少しでも不安がある状態だと、意外性のある発言に傷つくという場面がハラスメントになりかねないこと感じた。ここから考えられたことは、言葉がハラスメントの原因ではなく、その人との関係性に問題があると言うこと。人によっては許せる人と許せない人がいると思う。これはその人との信頼関係と人間関係が深く関係していることが分かった。

 

【質問2】「ハラスメント」について、あなたの考えはどんなふうに深まりましたか。

 ハラスメントは大げさに言いすぎなのではないかと思っていた。

 でも本人がハラスメントだと感じてしまえば、それ以外にその行為をハラスメントだと証明する人がいないと思うので、感じてしまったらハラスメントだという意見もとても理解出来た。でも、主観で嫌なこと全てがハラスメントになりかねないので、きりが無くなってしまい、上司が後輩に対して気を遣わなければなかない社会になっていくと思う。

 知り合いの話では、「ハラスメントによる離職者が増え、人員不足が進むため、後輩社員が離職しないためにも、上司が気を遣ってしまい、上司と後輩の関係性が反対になっている」という話を聞いたことがある。このように、ハラスメントに限らず現代社会の特徴として、集団内での人間関係が非常に大きな鍵を握っていて、素直にコミュニケーションが出来ないこと実態もあると思う。お互いが尊敬し合い、信頼関係を築くことが出来れば、ハラスメントが減る第一歩に近づくのではないかと思った。

【質問3】レモンが授業をしました。授業の良かった点を2点、改善すればもっと良くなると思った点を1点書きましょう。

○良かった点

・ニュースから題材を持ってきていて、身近なところにも命の大切さを考える場面があることを生徒に伝えることが出来ていたと思う。教科書の内容にすぐ入って、ただ単に文章や条文を読むだけでは生徒はつまらないと思うし、実際の出来事を知ることで他人事ではなく自分事として向き合ってくれる導入になっていたと思う。

・生徒に問い、話し合いの時間があり、考えの共有の時間が多く取られていて、生徒の理解度を確認しながら進めていた。生徒の意見を聞いたあとの反応が良く、全て肯定してくれていた。

○改善点

・特に改善点はないが、今回人間の尊厳という言葉がキーワードだったが、言葉の説明がもう少し細かくあるとより深い理解になると思った。

【質問4】人間の尊厳を、高校1年生に教えます。あなたなら、どんな教材をつかって教えますか。いろいろ調べてみて、いいなあと思うものを記入してください。

💎元南アフリカ共和国の大統領のネルソン・マンデラの名言

 「生まれたときから、肌の色や育ち、宗教で他人を憎む人などいない。人は憎むことを学ぶのだ。もし憎しみを学べるのなら、愛を教えることも出来る。愛は、憎しみに比べ、より自然に人間の心に届く。」

 ネルソンは、1919年生まれの弁護士で、南アフリカで初の黒人大統領である。白人主義のアパルトヘイトの反対運動と通し、人種差別と戦った人物である。国家反逆罪で終身刑の判決を受け、27年間投獄生活を強いられたが、釈放され、政治家として議長になり、アパルトヘイト撤廃に尽力。1993年にはノーベル平和賞を受賞。

 「差別意識はない」と思っている人もいるとは思うが、海外へ行ったら同じように思えるのかなと考えた時に、この言葉を見て、差別に感じてしまう感情は生きている中の環境で作られたものであり、誰しもが持っている感情ではないかと思った。そこで、憎しみや差別の気持ちではなく、誰一人同じ人はいないので、相手のこと理解出来なくても、相手を思う気持ちというのが大切であることを感じて欲しい。

【質問5】今日の授業の感想をどうぞ。

 指導案作成の授業では、どんな授業を作ろうか、分かりやすい資料はなにか、考えていたが、テーマ学習を通して、生徒だけの理解ではなく、自分自身の知識と理解を深める必要性を感じた。教科書の内容で授業を進めるだけではなく、“教科書の内容を利用しながら”生徒にどんな事を伝えたいのかが深めることが教材研究の重要な事だと思った。社会科の課題には答えがないので、どこまで深めていけばいいのか不明確な部分があると思うので、そこが難しい点だと感じた。

 「生徒指導は生徒理解に始まり、生徒理解に終わるという言葉が印象的だった。生徒のためにどうしてあげればいいかを考えるよりも、生徒のことを知る事で自然と距離も近づき、生徒指導が行えると思った。ハラスメントは、その行為よりも関係性が重要であることを確認でき、このことは生徒指導と同じだと思う。

 指導に正解はなく、お互いを知り、理解することで自然とよい関係性が作られていくものだと学んだ。

 

💛💛バジル

 
  さあ、授業づくり・・・これが楽しんです♦バジル

                 早め