公民科教育法は、前半45分は、学生が話題提供し、それに関して語りあい深めあっています。今回の話題提供者は「どこからがハラスメントなのか」というテーマでした。

 「〇(マル)ハラ」を初めて知ったバジルは、これから文末を〇で終わらず、💛で終わろうとしましたが、ちょっと違うなあと思い、「💎バジル」にしてみました。いまだに「〇ハラ」の意味がよくわかっていないバジルです。

 

💎 ねむいほうれんそうのコメント

【質問1】 今日の前半は、「ハラスメント」について、論議しました。どのような議論だったかをまとめてみましょう

 「どこからがハラスメントなのか?」というテーマで議論しました。一周目(思ったこと)は、「この時代はこうだ」「今の人はこうだ」などというものを変えていく意識が必要であることや、ハラスメントには様々な種類があるため意識しすぎるともう何もできないこと、相手の同意なしで強要される行為はハラスメントになるのではないか、という意見が出ました。一周目の意見と先生の意見を踏まえた二周目(本題)では、客観的な意見は必要であり周りとの共有をしていくべきであること、少しでも嫌だと感じたことを自分はやらないということから始めていくこと、精神的に追い詰められたらハラスメントではないのか、などの意見が出ました。

 それを踏まえ、相手を理解することに始まり、相手を理解することに終わるということが大事である、それは生徒指導・生徒理解でも同じであるという話を先生から聞きました。

【質問2】「ハラスメント」について、あなたの考えはどんなふうに深まりましたか。

 まず、世の中のハラスメントの種類の多さに驚きました。しかし、気にしすぎると何も出来なくなるという意見を聞き、その通りであると思いました。また、「第三者の客観的証明が必要」という意見も出たことにより、自分の中の「ハラスメント」の定義のようなものが少し分かった気がしました。授業を通して理解したものとしては、「ハラスメントには客観的証明と、許せるか否かが関わってくる」ということです。マルハラの例を挙げると、「バイト先の店長が明るい人間だと理解しているものの、ラインの文末で丸が来ると圧を感じる」というものです。しかし実際の店長のことを理解したうえで関わっており、「文章ではそういう人なんだな」と受け入れることができるので、これはハラスメントには当たらないのではないかと思います。

 一方であまり関わっていない上司から同じ文章が来たとしたら、それはマルハラとして、圧として認識されるのではないかと思いました。

【質問3】レモンが授業をしました。授業の良かった点を2点、改善すればもっと良くなると思った点を1点書きましょう。

○良かった点

・導入の資料が、実際の事件を例に挙げて議論させるような内容であった。そのため、授業を受ける前に授業内容に関連させたものを考えさせており、とても良かったです。

・グループ学習と個人で考えて当てるものの、両方があって良かったです。

○改善すればもっと良くなると思った点

・教育実習では大人数を相手に授業をすると思うので、後ろの生徒にも見えるように、ホワイトボードの字がもう少し大きいと見やすいかなと思いました。

【質問4】人間の尊厳を、高校1年生に教えます。あなたなら、どんな教材をつかって教えますか。いろいろ調べてみて、いいなあと思うものを記入してください。

 こちらの動画では、介護福祉と関連付けて「人間の尊厳」を述べていました。

https://youtu.be/B08O9opGqug?feature=shared

特に、将来介護福祉関連の仕事に就きたいと思っている生徒には効果的だと考えました。   そして動画の前半では日本国憲法や世界人権宣言にも触れており、どんなものに人間の尊厳が関連しているのかを実感できると思いました。また、後半では、16歳くらいの少女が重度障害を負ってしまった話もしているので、自分たちと近い年齢の話が出てくるのは印象に残るのではないかと考えました。

【質問5】今日の授業の感想をどうぞ。

どこからがハラスメントなのか」という話題は日常生活では絶対に出ないからこそ、こういった話ができてとても楽しかったです。明確な答えが定義されていない内容ですが、自分たちで考えていくことが大切なのではないかと思いました。また、今回の話し合いで挙がった意見を組み合わせると、過去の自分はハラスメントを受けたことがあるのではないか、という事実にも気が付くことができました。そ

 のことは宮城学院の誰にも話す予定はありませんでしたが、公民科教育法の仲間たちがハラスメントを身近に感じてもらえたのなら、自分の過去を話して良かったなと思いました。

                 早めに出しましょう。