💎 揚げたレンコン のコメント
【質問1】 今日は、田中正雄さんと対話しました。そのなかで、あなたが学んだことを、2点書いてください。
愛情をもって育てた豚、おいしそうという言葉が印象に残りました。 私は小学校の頃牧場に行って牛が出荷されるまでの牛の生活や、飼っていた人の思いを聞いたことがありました。その時は牛が出荷される日、牛が涙を流したというお話が印象的で、出荷は苦しいものとばかり思っていました。出荷される動物(牛)を取り上げた、「もうじき食べられるぼく」というはせがわゆうじさんの絵本や、「いのちをいただく~みいちゃんがお肉になる日~」という内田美智子さんの絵本があります。どちらも心が苦しくなります。 しかし、田中さんのお話の中には苦しいことがなく、驚きも大きくありました。豚と牛では飼育するときに名前を付けることに違いがあったり、家族として育てられたりするからだと言っていました。確かに、豚や鳥も食肉として育てられているのに、絵本として出されているのは牛であることに気が付きました。命をいただくという面で、どの動物でも同じ命の重さであり、豚や鳥のいのちを軽んじているわけではないと思いますが、悲しい生き物だ、苦しい生き物だと思われて生きる生き物の立場になるとそれはそれで悲しい気持ちになると思いました。食べることや飼育することにネガティブにとらえてばかりいるのではなく、田中さんのように、今生きている生き物と深くかかわりをもち、人間に限らず、対話から相手を知っていく、大切にしていくことは大切なことだと思いました。 また、なぜ本になるのは牛だけなのだろうという視点や今までの経験を疑ってみることの重要さを学びました。過去の小学校時代の学びは今も活きる大切な自分の中の一部として残っていきますが、その学びを踏まえ、新たに入ってきた情報と絡め、疑いをもったり、視点を変えてみたりすることで広がる学びは無限に広がっていくような気がしました。 知った気になって知らないことは沢山沢山あることに気付かされました。 |
豚も夢を見る、どんな夢を見ていたか表情や様子でなんとなくわかるというお話が印象に残りました。 豚の夢って豚なんだろうなと思うと豚の見ている世界ってどんな物なのだろうと興味が湧きました。自分には見えていないことを想像できるのは田中さんの愛だなあとほっこりする気持ちになりました。豚は日本語を話すことも、正しく理解することも難しいかもしれません。しかし、人間も同じく言語が違えば豚と同じで、たとえ言語が同じでも同じ感覚かとは誰にもわかることができません。けれど、相手の表情や態度など、言葉以外の対話の力は想像以上に大きく、伝える力、伝わる力は大きいと感じました。 自分に見えない、知ることのできない世界を想像することは難しいことだけれども、大切なことだと思いました。対話の中で、どうせあなたにはわからないでしょと諦めて話すことを辞めたり、自分にはわからない別の誰かに話してくれと拒否することもあると思います。けれど、相手が見えない世界をみようとしていること、自分の世界の中に入れ込んで聞いてくれようとしているということもきっと伝わるんだなと思いました。豚の夢も田中さんの想像したものとは違っていたかもしれません。 でも、そうやって想像してくれる人が側にいると思えることは心強いことだなと思います。 |
【質問2】バジルも語りました。何か覚えていますか。
生徒指導は生徒理解に始まり、生徒理解で終わるというお話が印象に残りました。 今生徒指導という科目を実際に勉強していて、生徒指導の役割が今まで思っていたものと違っていることを感じていました。生徒指導というと生徒の悪い行いを呼び出して叱ったり、厳しい目で見られているという感覚がありました。 しかし、本来の目的はこどもたちを守りたいというような先生の願いもあることなのだと学びました。その先生たちの思いは全く伝わることなく、今も嫌な先生だったと印象に残っている人もいるのではないかと思います。生徒がどう思っていたのか、何を考えていたのか、その生徒の目線になって一緒に振り返り、その生徒を知っていくことをが必要だと思いました。生徒指導では一方的な教師の指導で時間を取るのではなく、教師と生徒が対話する形が望ましいと思いました。 対話は双方がいて成り立つものであるため、双方が同じ場にいる意味を大切にし、教師と生徒が対等な目線で話せることが必要だと思います。対話は生徒指導でも十分に大切にされていくべきだと学びました。 |
【質問3】今日の講義の感想をどうぞ。
講義の中のCMいつもとても楽しいです。 何肉が一番好きかという質問で鳥に手を挙げた人が圧倒的に多く、みんなはどうしてなのかなと思いました。 すき焼きは牛肉だし、山形県民が大好きな芋煮会は牛肉です。とんかつや生姜焼きは豚肉で、唐揚げや焼き鳥は鶏肉で色々な料理が浮かびました。みんなは唐揚げが好物だからと鳥なのか、一番安く多く買うことができるから鳥なのか、鳥の触感や脂身の量などの性質が好きで鳥なのか、選んだ理由が気になりました。 どうでもいいような質問は意外と知り合って長い相手でも知らなかったり、意外と会話が広がったり、面白いと思いました。どうでもいいけど気になる話題、これからも楽しみにしています。 |
【質問4】さて、田中さんとの対話授業から、対話って何だと思いましたか。
対話は相手が自分と同じように話せるかということは関係ないのだと思いました。 また、対話は言葉と言葉だけではないと思いました。相手から出される相手を知るための材料を時間をかけて拾い集めていくことで対話は成立し、愛情や信頼が生まれてくると思います。自分とは違うということで対話にはならないと決めつけるのではなく、どうやったらその相手と対話できるのかを考える必要があると思いました。 自分と違うということでより自分にないものが得られることができるし、世界を広げることができると思います。身近なことでいうと海外の人との会話では、苦手と思う人も多いと思うし、私の苦手です。けれど、言語の壁を越えてつながることができるのが、言葉だけではない対話だと思いました。現在は相手の顔をみないで話すことができるツールが活発に利用されることが多くなりました。顔をみないからこそ伝えやすいことや、話しやすいこともあると思いますが、表情や態度は言葉だけでは伝えきらない大きな力があり、心をまっすぐに伝えられるものなのではないかと思いました。 互いの顔が見ることができて、向いあって対話するということの良さを感じることができました。 |