寒い日ですね。

 今日は、「じゃがいも」のレポートを紹介します。「じゃがいも」は皆勤賞でしたね。スポーツも愛する学生、「じゃがいも」はどんなことを学んだでしょうか。

 

       この講義で学んだこと 10

💎(じゃがいも)

 

授業内で発表した5つのことを含めて学んだことについてあげていきたい。

 

💛 1つ目は、「自分を分析する」こと。指導案を考え実際に教壇で授業をしてみて、クラス全体を見ることが出来ず、とても緊張してしまい自分のことしか考えることが出来なかった。最初の方に授業をしたので、後々みんなの授業を受けてみて緊張を感じさせなかったり、明るい雰囲気で授業を進めていたり、自分にはない個性が溢れていて、自分にないものだなと実感してしまった。理想の教師像を求め、他人と比較することで、自分のありのままでいることを忘れてしまい、生徒とも向き合うことが出来ないのではないかと考えるようになった。そこで、生徒の個性が様々であるように教師も個性があり、長所短所があるため、自分がどのような性格で、どのような授業方法が適しているのか自分を見つめ直すことが必要であると学んだ。そして自分の強みを生かした授業を展開していけるように努力したい。

💛 2つ目は、「いい先生はいい人」ということ。教員は教壇に立ち、生徒全員の前に出るため、言動や行動、所作が全て見られる。そのため、全体を把握する力と協調性がなければいけないと思う。意識をしなくても自然と素の自分が出ると思うので、日常生活から意識をする必要がある。そして、教員に限らず、自分に厳しく、自分自身に誇りが持てるような行動を心がけていきたいと思う。

💛 3つ目は、「教科書は正義ではない」ということ。教科書の内容通りでは、実際どうなのか分からないことばかりであることを学んだ。特に社会科は、社会問題などを取り扱うため正解がない教科だと思うので、意見が分かれたり、多様な視点からの物事を見たり、疑問を持つことが大切になってくる。人によって感性が異なるため、自分がその立場になったときにどう思うのか考える必要があり、他者との意見のズレを知ることも必要。その際に、規模が大きすぎる国際問題ではなく、身近で考えやすい例を題材にし、生徒自身に考えてもらう授業作りを心がけるべきである。教員が答えを導くのではなく、自身で考える力を養うためにも、選択肢を広げてあげられるような知識を教員も備えるべきことだと感じた。

💛 4つ目は、「授業はみんなで作る」ということ。教員が授業を作らなければいけないという責任感があるため、教壇に立つと極度に緊張してしまった。でも、コミュニケーションをうまく取ることが重要であると学んだ。このコミュニケーションには、生徒を信じること、生徒との関係性を築くことという狙いがあることも知った。授業は教員の力だけでは成り立たず、生徒のやる気があるって成り立つのであって、生徒が参加したい授業でなければ意味が無いと思う。教員からの一方的な授業ではなく双方からの授業が必要で、これがみんなで作る授業であると思う。

💛 5つ目は、「導入は授業が重要」だということ。最初の授業で導入の練習をすることになって正直、導入の役割を全く理解していなかった。どんなことを話そうか考えた時に全く授業に繋がるような話が無くて、話すネタを考えるのが苦手だった。身近な時事問題などに繋げられたら、説明しやすい授業展開に出来るとは思うが、今日一日の出来事など話すだけでも、授業に入る切り替えの時間としての役割を果たすことが出来るのだと学んだ。ここで生徒との会話など増やしていけたら、授業で発言しやすい雰囲気にもなるのではないかと思う。

💛 6つ目は、「メモをする習慣を付ける」こと。模擬授業をしたとき、私もそうだが授業プリントをもとに授業を進めていた人が多かった。要点が整理されて理解度が高まったり、板書に時間をかけずに説明に時間をかけることが出来たり、メリットがある。だが、要点が整理されていることで新たな視点に気づけないことも考えられる。先ほども話したが、教科書が正しいと思ってしまうことにも繋がる。特に話し合いの場では、自分たちの活動になるので、メモする意識がなければ、話した内容やみんなの意見も忘れてしまう。重要点にも気づけるようになり、授業の理解度も高まるのではないかと学んだ。

💛 7つ目は、「教材研究に力を入れる」ということ。社会科は他の科目に比べて、時事問題が密接に関わり合っていて、常に情報がアップデートされていく。教科書はもちろんだが、自分自身の知識も必ずしも正当とは限らない。反対の立場から考えることを意識し、常に疑問を持つことで、より問題に対して深い学びが得られるのではないかと感じた。ニュースや新聞を見る習慣を身につけることで、社会科の重要性にも私自身気づく事が出来たので、これからも続けていきたいと思う。

💛 8つ目は、「経験値が全て」ということ。失敗は挑戦しないと得られないし、成功も得ることが出来ない。簡単なように思ったが、実際失敗を恐れやりたいことに挑戦する勇気が無かった。でも、今しか出来ないことや学生のうちに出来ないことなど、沢山の経験を積んで最終的に自分の人生においてよい経験と思えればいいのではないかと考え方が変わったと思う。失敗は、自分を振り返り、成長するチャンスでもあると思うので、何事にも挑戦し納得いくまで、挑戦し続けて行きたいと思う。また、挑戦することの大切さを伝え、応援できるような人間になりたい。

💛 9つ目は、「学問は批判する力を身につける」ということ。ただ学んで知識を蓄え、テストにそなえた学習ではつまらないと思う。実際に私自身がそうだった。自分の意見と異なる意見を聞き、反対意見の理由を知ることで、意見が変わるかも知れない。社会科の授業はどっちが正しいといった正解はなく、いろんな意見が存在して当たり前だと思う。新たな視点を持って批判する能力を得ることが出来るので、学問をすることは必要なのである。そこで重要なのが、ではこうなのではないか、といった批判の意見を主張することであることを学んだ。

💛 最後に、「どうにも出来ないこともある」ということ。生徒のことを思うばかりに、学校側の人間が介入しにくい家庭事情など、教員の努力ではどうにもならないこともある。これには、教員という立場をわきまえる必要性を感じた。周りの状況を把握しきれず、感情的になったり、生徒との距離感を保てなかったり、より複雑な状況になりかねない。教員という自覚をしっかり持ち、平等に生徒と接することが1番大切であると感じた。

 私は、この授業を通して学校教育の重要さを学び、教師としての心構えも学びことが出来た。

 授業形態がディスカッションのしやすい環境になっていて、先輩方もいて発言しにくかったり、緊張する場面があったが、みんな授業を真剣に取り組んでいて活発に話し合いが進んでいき、大学の授業として新鮮に感じた。実際に模擬授業を行い、学習要領などの知識だけではなく、私自身、緊張しやすいので、生徒と向き合うメンタルの強さも鍛えなくてはいけないとより感じた。沢山の意見を聞くことで自分には何が足りないのか知ることが出来、これから目標に向かって努力し続けたいと思う。

 

2        この講義で私はこう変わった 私の変容

 

💛 今までの教職過程の授業では先生対生徒の関係で一方的に先生の話を聞き、知識を覚えることの方が多かった。でも少人数でディスカッションすることが新鮮で、集中して取り組むことが出来た。また、教材を読むということよりも会話を大切にしていて、一人一人の考えを聞いてあげることで誰も取り残されない授業が行われていると感じた。先生をはじめ、みんなの教師という仕事に対する意見が全く違っていて、私が思っていた教師像も経験から生み出されたもので正しいというわけでもないと考えさせられた。それぞれの学生時代に抱えていた気持ちが違うので、こうでありたいという憧れは異なるとは思うが、教師として生徒の大切な存在になるという考えはみんな持っていて、同じ志を持っている人たちと学ぶことは、自分を分析し成長させてくれるのだと感じた。自分の意思をしっかりと持ち、将来のことを考えているなと感じた人もいたので、私も真剣に向き合わなければいけないなと考えさせられた。

💛 授業後の振り返りも毎回気づきが増えていくのが実感出来て、無駄なことは1つもなく、一言一言重要なことを話していると感じることが出来た。今までだったら聞き逃していることも多いかもしれなかったが、取り組む姿勢ややる気でこんなにも変わるものだと知ることが出来た。1で学んだこと中心に、授業を通して意識したことが増え、日常生活の当たり前のような出来事にも意識して目を向けるようになった。社会科ということもあり、日常生活からヒントを得られると学ぶことが出来たので、自分のことを分析することもだが、もっと社会のことに目を向けていきたいと思う。

 

💛💛💛(バジル)

 大いなる学びですね。

 次へのステップもできました。これからが楽しみです。