こんばんは。
教員採用試験「教養」(宮城県・仙台市)の第2問目に挑戦しましょう。
「教養」は60分で、25問です。1問あたり、2分。そして10分で見直しするのがいいでしょうね。
第2問のテーマは、「第3期スポーツ基本計画」です。
💛💛💛
第2問 「第3期スポーツ基本計画」(令和4年3月25日 スポーツ庁)において、学校や地域における子供・若者のスポーツの機会の充実と体力の向上を目指すための具体的施策の説明として、誤りを含むものを、次の1~4のうちから1つ選び、マークシートの(2)の番号のところにマークしなさい。
1 中学校等の部活動の運営主体を学校から地域に着実に移行する。
2 幼児期からの運動習慣を形成するため、保護者等の生活習慣の改善を促す。
3 教員研修、指導の手引き、ICT活用を通じて体育・保健体育授業の充実を図る。
4 総合型クラブの育成や学校開放を推進し、地域スポーツ環境の整備充実を図る。
💎(バジルの解き方)
どうですか。
4択の問題では、まず2つに絞るのが常道ですね。
教員採用試験を受ける人は、昨今の「教師に仕事が忙しい」「なかでも部活動の負担が大きい」というニュースに敏感でしょうね。そして、「部活動を、地域に地域に移行しよう」という動きにもアンテナを張っていることでしょう。
そうすると、「1」「4」は、誤りがなさそうですね。
「2」と「3」を比べてみましょう。
「2」は、保護者への指導。「3」は学校教育のこと。
私は、「2」でもいいかな、と思いましたが、「保護者の生活習慣の改善」を図るのは、スポーツ振興計画にはふさわしくないような気がしました。
「3」も、学習指導要領などに関するなので、ちょっと違うような気もしました。
でも、違う度数は、「2」が激しすぎるので、答えを「2」としました。
答えは「2」
勉強に充てる時間に限りのある受験生の皆さんは、80ページにもわたる「第3期スポーツ基本計画」を読まずとも、「ちょっと違うよね」という感覚を身に付ければ、とけるのではないかしら。
様々なツールで、世の中の情勢にアンテナを張っておくことが、「教養」には必要なようです。無駄だと思えることにも、役立つものがいっぱいあるはず。食わず嫌いをしないようにしましょう。
ということで、今晩の講義はおしまいです。
おやすみなさい。