今回紹介するのは、一定の年代のファンには懐かしいキットです。ハセガワの1/72スケールのT-33のキットです。

【実機の紹介】
アメリカ空軍のジェット戦闘機のパイオニア的な存在であるP-80を複座練習機化したのが、T-33です。操縦性に優れており、全部で6000機を軽く超える機体が生産されました。初飛行は1948年ですが、発展途上国ではまだ現役で飛んでいる機体もあるそうです。
日本の航空自衛隊でも1954年から使用が始まり、60~70年代の主力練習機でした。一応?「若鷹」という愛称が付いていましたが、昔自衛官の方に伺ったところ、あまりその名称では呼んでいなかったとのことでした(その方は、「サンサン」と呼んでいらっしゃったそうです・・・古い記憶ですので確実ではありませんが・・・)
【キットの紹介】
ハセガワ製の1/72スケールのキットとしてはかなり早い時期に開発されたキットで、70年頃には既に存在していたと記憶しています。出た当初は150円で子供心に「高い!」と思っていたのですが、ちょっと期間を置いて何と100円に値下げされました
その後は80年代後半まで販売されていましたが、近年ではスポット的に生産されるだけのようです。
今回紹介しているのは、70年代初めに購入したもので、「若鷹」という愛称も箱に印刷されています。組立説明図の実機の説明には「富士T-1と交代して70年代中に退役」みたいなことが書かれていますが、実際に退役するのは30年程後になっちゃいましたね。

箱の中身です。ピンボケ状態の写真になっちゃいました・・・

キットの表面は凸モールドですが、なかなか上品な表現です。タイヤや脚の彫刻も、開発時期の古さを感じさせません。ただ、80年代に入ったあたりから、金型の傷みのせいかバリが目立ちだしました。

機体のラインは、よく実機の特徴を捉えていると思います。エアフィックスのP-80のキットが出るまでは、このキットを切った張ったしてP-80に仕立てたベテランの方もいらっしゃったようです。

T-33はP-80程ではありませんがキットの種類が多くなく、72では長い間代表的なキットでした(似たりよったりの出来のエレール製キットもありましたが・・・)。2000年代になって新キットが発売になって、ようやくお役御免になった感じです🐧