今回からは、各国のレジプロ単発戦闘機のキットを取り上げます。
第1弾は、エレールの1/72スケールのF6Fのキットです。

【キットの紹介】
F6Fはまさに第二次大戦時の日本軍の天敵とも言える活躍をした機体で、各社が色々なスケールでキット化しています。
エレールのキットは70年代後半に発売されたもので、エレールが積極的に1/72のキットを発表していた頃にあたります。90年代までは継続的に販売されていたのですが、エレールがハンブロール傘下から離れたあたりで生産休止になってしまったようです。
今回紹介しているものは、90年代に発売されたものです。

箱の中身の状態です。目が痛くなるような鮮やかな真っ青なパーツ・・・とても、90年代に販売されていたとは思えませんねぇ。

パーツの状態です。この頃のエレールのスタンダードなパーツ構成で、なかなか繊細な仕上がりなのに、そうは見えません。
やはり、このパーツ色のせいでしょうか?

パーツの表面は、エレールらしい繊細な凸モールドです。小物パーツもシャープに仕上がっています。

主翼の彫刻も、エアフィックスやマッチボックスなどとは比べ物にならない細やかな表現です。でも、やっぱりパーツの色が印象を悪くしていると思います。

デカールは、アメリカ海軍の他、おひざ元であるフランス海軍のものが用意されています。ただし、マークは珍しいですが、機体の塗装自体はアメリカ海軍と何ら変わるところはありません。(写真がちょっとボケてしまいました・・・)

アクセサリーとして、増槽とロケット弾6発が付いています。
外形は、まあヘルキャットに見えますが、フロッグ程ではないものの胴体が太めなので、やや肥えたヘルキャットという感じです。細部については、脚の収容孔の内部が再現されていない他はまずまずの仕上がりです。パーツの合わせは、お世辞にもよくありません。また、特に左右に分割されたエンジンカウリングと胴体は、固定するためのガイドが不備なのか、そのまま組み立てるとキッチリと固定できません。この辺は、後から出たハセガワのキットの方が一日の長があります。
今となっては、他社のそこそこ優秀キットがありますし、本キットの出番は無いとしか言いようがないと思います。各社のヘルキャットを並べる企画があれば、ご登場いただく程度の価値ですかねぇ~。まあ、メジャーな機体に弱い?エレールらしいキットと言えるかもしれません🐧