今回紹介するの練習機は、日本軍機です。旧日本軍の練習機と言えば「赤とんぼ」になってしまうところですが、それ以外の練習機のインジェクションキットは・・・意外にないですね~と言う訳で、結構貴重な?一品です。
フジミの1/72スケールの99式高等練習機のキットです。

【実機の紹介】
旧日本陸軍の隠れた名機である98式直協偵察機を、練習機化した機体です。九八式直協との外見上は、主脚のスパッツが無いこととされていますが、スパッツ付きの本機やスパッツ無しの九八式直協もありました。終戦までに1000機以上生産され、大戦中期以降の陸軍のパイロット養成の力となりました。役割としてはアメリカのT-6テキサン的な機体でしたが、生産機数は国力の差がもろに出た感じです、
【キットの紹介】
80年代に入ってから、急に日本機のキットに目覚めた?フジミが発表したキットです。実機同様、九八式直協のバリエーションキットとして発表されました。地味な機体ですが1000機以上作られ広く使用されていた上に、九八式直協の機体をほぼそのまま流用してキット化できる点から、バリエーション化するのは当然の流れだったかもしれません。
当然ながら?、いまだに本キットが唯一のキットです。

箱の中身です。

パーツの状態です。それほどパーツ数は多くありません。表面は少し彫りの深い筋彫りになっています。九八式直協とは、主脚のパーツの部分が差し替えられています。

また、99式高練のキットには、不要である爆弾のパーツが付属していません。その他、まったく同じキットです。

アクセサリー類は、まったく付いていません。
九八式直協のキットと同様にパーツの合いはあまりよくなく、尾翼部分やキャノピーと胴体の間に隙間ができます。
外形は実機の雰囲気をまずまず捉えていますが、細部の表現は少々荒っぽい感じがします。エンジンの表現やコクピット内の再現性など、現在の目で見るとちょっと手を入れたくなります(コクピットについては、どこかから適当なパイトットを調達して乗せてしまう手もあります)。
まあ、このキットも存在していること自体がありがたいキットだと言えると思います。素性は悪くないので、じっくり手を加えるか塗装にトコトン凝れば、かなりの出来のキットに仕上がりそうです。
練習機は地味な役割の機体なので、商売のことを考えると各社ともキット開発に二の足を踏んでいるようです。ただ、やはり一定数生産された自国の機体は、どのような形でもよいのでキット化して欲しいと思うのは、私だけですかね~🐧