来週あたりヤフオクに出品するキットの選定をしている中で、目に留まったキットを紹介します。
エアフィックスのFi156シュトルヒの1/72スケールのキットです。

【実機の紹介】
実機は、ドイツの偵察・連絡機です。その脅威的なSTOL性能を生かして、大戦中の全期間活躍しました。
【キットの紹介】
キットは60年代後半に発売されたもので、きちんとしたスケールモデルとしては世界初のFi156のキットです。当初は袋やブリスターパック詰めが中心の販売でしたが、70年代後半からは、今回紹介しているような箱詰めのキットがメインになりました。
その後、エレールが素晴らしい出来のキットを出したため、本キットの影も薄くなり、90年代半ばにはほとんど見かけなくなってしまったように思います。

パーツの状態です。開発当時のスタンダードで、ツリー型のランナーにパーツがバラバラと付いています。

パーツの表面は凸モールドで、一応羽布張りの箇所については、布の材質を再現するためかザラザラとした成型になっています。

尾輪と後方の機銃の有無で、2タイプの機体を作ることが出来ます。デカールも、それぞれの型の分が用意されています。また、地上状態と飛行状態の2タイプの脚柱が用意されているような、芸の細かさ?もあります

パーツの数自体はそれほど多くなく、組み立てるだけならば簡単に出来上がる部類のキットです。外形は実機の雰囲気をとく捉えており、発売された頃はエ社の数あるキットの中でもトップクラスの出来と言われていました。
問題は材質の柔らかさからくる事後変形の酷さで、主翼の接合部や胴体の合わせ目に目立つ隙間が出来るほか、胴体と主翼の間の支柱は何となくたわんでしまっていて締まりがありません。脚柱も歪んでいるキットがあり、よく調整をしないと地上状態にした時に機体が傾いてしまいます。
今となっては、がっちりした作りのエレールや、その改良版コピーのアカデミーのキットと比べるのは酷なような気がします。まあ素性は悪いキットではないので、見つけたらゲットしても損はないでしょうね🐧