今日は寒かったですね。久しぶりに完全防寒で出勤しました。
さて今回は、複葉の旅客機のキットを紹介しましょう。
エアフィックスの1/144スケールのハンドレページH.P.42 ヘラクレスのキットです。

【実機の紹介】
実機はイギリスの複葉4発旅客機で、1930年に初飛行しました。翼は羽布張りでしたが胴体はほぼ金属製でした。
金属製の胴体はいかにも力強く見えたので、ヘラクレス(ハーキュリーズ)という愛称がつきました。
アフリカ・中東方面やヨーロッパ内の長距離航路で利用され、第二次世界大戦開戦時まで活躍しました。
【キットの紹介】
60年代中頃に発表されたキットです。戦前のイギリスを代表する名旅客機ですが、何せ全生産機数が8機という少なさもあって、通常のインジェクションキットでは唯一のものになります。
70年代半ばには生産休止になりましたが、80年代末ころにクラッシックエアラインシリーズの1機として再販されました。

箱の中身です。

パーツの状況です。複葉機だけに、結構パーツ数は多くなっています。

胴体と主翼は、かなり細長いイメージです。大きさ自体は、同じスケールのB29などより一回り大きく、実機の巨大さがわかります。

小物パーツは、細くて華奢なので取り扱い要注意です。プロペラや支柱は折れやすいですし、エンジンも気を抜くとすぐに紛失しそうです(私だけか・・・)。

外形は実機の雰囲気をよく捉えています。ディティールなど細かい部分の表現は、小スケールなので十分に許容範囲だと思います。強いて言えば、むき出しのエンジンの表現が画一的なので、もうちょっと実物に近付けるべく手を入れた方が見栄えがよくなります。
組み立ては支柱の組み合わせの調整にやや手間がかかる上に、主翼が分厚く重みがあるので、固定時にはちょっと神経を使います。張り線はそれほど目立たないので省略可能な気もしますが、施す箇所も多くないので軽い気持ちで挑戦してみてはいかがでしょうか。胴体は波板なので、デカールを貼るのにやや苦戦します。
全体的によくできたキットで、エ社の旅客機シリーズの最高傑作に挙げる方もいらっしゃいました。日本ではマイナーな機体ですが、数少ない大戦前の旅客機のキットなので機会があれば是非手にしていただきたいと思います🐧