今回とりあげるのは、旅客機というより軽飛行機のキットです。どちらかと言えば記録機としての活躍の方が有名ですかね。
エレールの1/72スケールのコードロン・シムーンのキットです。

【実機の紹介】
実機はフランスの単発レジャー機・郵便機で、1935年に初飛行しました。機体や翼は木製で、200馬力ほどのエンジンを搭載していました。パリ-東京間のレースに使用されたり、「星の王子さま」の作者のアントワーヌ・ド・サン=テクジュペリの乗機だったりしたことで有名な機体です。

【キットの紹介】
70年代後半頃に発表されたキットです。世界的に割と有名な機体だと思うのですが、軽飛行機というマイナーなジャンルのせいか、通常のインジェクションキットとしては未だに唯一のキットになります。
その後はボックスアートの変更はあったものの、2000年頃まで継続して販売されていました。

箱の中身です。

パーツの状況です。

胴体のパーツをアップにしてみました。表面は、エレールらしく凸モールドで、木製機の割にパネルライン等がはっきりし過ぎているような感じです。

デカールは、ボックスアートにもなっているパリ-東京間飛行でマルセル・ドレーが使用した機体と、フランス軍が連絡用に使用した機体の2種類です。

パーツ数も多くないですし、組むだけならばそれほど時間はかかりません。主翼と胴体の合わせ目がやや段になることと、透明パーツな合わせにガタが出やすいことくらいが注意点だと思います。コクピット内部については、古い小スケールのキットの割には再現されていて、キットの窓から見える範囲ならば十分の出来でしょう。
この機体は、アントワーヌ・ド・サン=テクジュペリの使用機として思い入れのある方が多いらしく、彼の乗機を再現したホームページやブログもよく見かけます(詳しい製作上の注意などは、そちらのブログをご参照ください・・・なんちゃって)。それ以外にも色々派手な塗装があるので、塗装を楽しむネタには尽きないキットです。実機の形状もよく捉えているので、愛すべきベテランキットとしてお勧めできると思っています🐧