旅客機のキットの紹介、今回は50年程前のベストセラー機?のキットを取り上げます。
レベルのボーイング727の1/144スケールのキットです。

【実機の紹介】
有名機なので詳しい紹介はいらないと思います。1963年の初飛行以来全世界で運用された中距離旅客機で、日本でも全日空の路線を中心に各所で姿を見ることができました。今ならば騒音公害で一発でやり玉にあがりそうな、豪快なエンジン音が特徴的でした。
【キットの紹介】
キットは65年頃の発売だったと思います。この頃から大型機のキットのスケールとして1/144が定着し始めたようで、レベルのキットも1/144で統一されてきました。
色々な航空会社で使用された機体らしく、マーキングのバリエーション変えキットがいくつか存在します。日本ではグンゼがレベルの代理店を務めていた関係で、日本航空(鶴マークではなく日章旗マーク)、全日空(ダ・ビンチヘリのマーク)のマークがセットされた版が別売されていました。
紹介するのはブラジルで生産された、所謂ブラジル・レベル版です。マークはブラジルのクルゼイロ航空になっています。

箱の中味です。

パーツの構成は、60年代から70年代の旅客機のキットとしては一般的なもののように思います。

胴体は、操縦席の窓だけ筒抜けで、客席の窓はくぼみで表現されています。どうせならば、操縦席もくぼみの状態で再現してくれた方がありがたかったかも・・・

細部のパーツの出来は、当時としてはシャープに仕上がっています。本機の特徴である、機体尾部の昇降ドアも別パーツで再現されています。

i組み立てについては、それほど難しいことはありません。

組立説明図を見ているとちょっと変な感じが・・・

何と、降板3以降の図柄や文字が逆に印刷されています。まあ、大らかな南米らしいと言えば南米らしいけれど・・・
組みあがると、727らしく見えないことはない・・・けれど、何か全体的にもっさりした感じです。また、別パーツになった機首部分が尖り過ぎていて、これがまた全体のバランスを崩しています。あまり、いい評価はできないキットです。
同じスケールで後発のエアフィックスのキットも主翼の表現に誤りがあるのですが、全体形ではレベルよりかなり出来がいいです。また、15年ほど前に出たミニクラフトのキットもあるので、あえてこの骨董品を探す意味はないでしょうね🐧