今回は、ぺんぺんのコレクションの中では専門外?である1/48のキットを紹介していきたいと思います。
SMERの、ニューポール11/16の1/48スケールのキットです。

【実機の紹介】
実機は第一次世界大戦初期のフランスの戦闘機で、1916年から実戦配備されました。ドイツのフォッカー単葉戦闘機を圧倒しましたが、その後の新鋭戦闘機には歯が立たず、17年には後継機と交代しました。ニューポール16は11のエンジンを強化した型です。

【キットの紹介】
チェコのSMER社が80年代頃から販売しているキットですが、元はイタリアのアルティプラスト社が販売していたキットでした。もっと遡れば、オーロラ社が開発したキット(らしい)なので、開発から60年以上たつベテランキットです。
アルティプラスト時代はスケールは1/50で表示されていました(正確には1/48に近いスケールです)。また、イタリアでライセンス生産された機体として販売されていて、デカールはイタリア軍のものが付いていました。

箱の中身です。90年代以降にドラゴンやエデュアルドから販売された複葉機キットと比べると、かなりシンプルなパーツ構成です。

パーツの状態です。

胴体や主翼の羽布張りの表現は一応されていますが、精密とは言い難い出来です。機体内部の彫刻は当然?ありません。

右上の機銃など小物パーツの描写は、かなり大雑把な感じです。

デカールは、11型と16型用が1種類づつ付いています。(上が11型、下が16型です。)

コクピット後部のヘッドレストの有無で11型と16型を作り分けています。実際は、エンジンの形状やカウリングの形状が結構違っているのですが、このキットは外形は基本的には16型のようです。翼間支柱に付くロケット弾(ロケット花火の親玉みたいに見えます!)は、主に16型が装備したようです。
外形は、なかなか実機の雰囲気をよく捉えています。16型を作るのならば、そのまま組んで張り線を張れば、十分に観賞に耐えうると思います。ただ、支柱など全体に贅肉が付いている感じなので、少し削ってやると見栄えがよくなります。また、細部の表現はかなり大雑把なので、翼のマスバランスや上翼の機銃の支柱、コクピット内など、かなり手を入れる必要があります。
まあ、50年前のキットを前にしてとやかく言ってもはじまりませんし、48スケールでのこの機体の通常インジェクションキットとしては唯一のものなので、複葉機ファンは、頑張ってこのキットを作るしかありませんね。
SMER製の複葉機のキットはどれも比較的安価なので、素材として使うには有難い存在ではあります🐧