次の紹介は何にしようか迷ったのですが、D.H.2のキットを続けて取り上げたいと思います。
紹介するのは、チェコのSMERの1/48スケールのキットです。
【キットの紹介】
チェコのSMER社が80年代初め頃から販売しているキットですが、元はイタリアのアルティプラスト社が販売していたキットでした。もっと遡れば、オーロラ社が開発したキット(らしい)なので、開発から70年近くたつ超ベテランキットです。アルティプラスト時代はスケールは1/50で表示されていました(正確には、ほば1/48スケールです)。
最近まで販売が続けられていたので、第一次世界大戦時の1/48の機体を収集していらっしゃる方にはありがたい存在だったと思います。
紹介しているのは、SMERの初期のキットです。箱の横には実機のシルエットが描かれています。
箱の中身です。箱の大きさの割には、パーツの量は多くありません。ツリー型のランナーが時代を感じさせます
パーツ構成自体は、レベルの72と大差はありません。ただし、胴体は左右貼り合わせ式です。
支柱類はさすがにスケールが大きいだけあって、レベルの72よりはしっかりとした作りです。固定方法にはちょっと工夫が必要ですが、それほど難しくありません。主翼の支柱も一体化が図られていて、位置決めは複葉機の割には楽に決まります。
デカールは1種類だけです。張り線についての解説は一切無いので、この図面を基に張ってやるしかありませんね
外形は実機の雰囲気をよく捉えており、スタイル的にはレベルの72よりも優れていると思います。ディティールなど細かい部分の表現もそれなりといった感じですが、剥き出しのエンジンと機首の機関銃の表現が貧弱なところが目立ちます。古いキットなので仕方がないところですが、少しでも手を加えたり別パーツで置き換えてやる方が、キットの見栄えがよくなります。
SMER社の複葉機のキットの中では、出来のよい方に入ります。機体構造がやや複雑なので初心者の複葉機キット入門には不向きですが、複葉機ファンならば作って損はないと思います🐧