連続で、チェコの練習機のキットを取り上げます。KP製の1/72スケールのアビア C-2のキットです。

【実機の紹介】
実機はチェコの練習機です。と言ってもドイツ機のファンの方ならすぐおわかりのように、ドイツの主力練習機のアラドAr.96とほぼ同一の機体です。ドイツがチェコを占領後、アビア社とレトフ社にAr96を生産させましたが、非常に使いやすい機体だったため終戦後も生産が継続されました。終戦後生産された機体は、C-2と呼ばれました。Ar96とは、装備が若干異なっていました。
生産は1950年まで続けられ、約400機が生産されました。
【キットの紹介】
70年代末頃に発売になったキットです。エレールのアラドAr96と前後する感じで発表されたのですが、当時はマイナーなチェコのメーカーのキットということで、人気的には今ひとつだったようです。
KPの製品は現在コプロというブランドで販売されているものが多いですが、本キットが販売されているかは私には不明です。

箱の中身です。

パーツの状況です。パーツの状態を見て簡易インジェクションキットだと思われた方もいらっしゃったようですが、れっきとした?金属金型を使用したインジェクションキットです。

胴体と主翼です。表面は基本的には凸モールドです。

小物類のパーツはややシャープさに欠けていますが、発売当時としてはかなり細かい表現になっています。

アクセサリー類は何もありません。
マークはかなりのサービス振りですが、悲しいかな、デカールの質が劣悪で、購入後数年で見事に黄ばんでしまいました。
外形は、まあ実機の雰囲気をよく捉えています。細部の表現などは、エレールのAr96を凌ぐ部分もあります。一応戦後の機体ですが、十字マークを付けてやればAr96Bのキットとしても十分に務まりそうです。
問題はパーツの合わせというか精度が今ひとつなことで、十分な仮組みは必須です。主翼の後縁も70年代後半のキットの割には分厚くなっているので、修正した方がよさそうです。また、マークは手書きor他キットからの流用も考えなければなりません。
完成させるには多少労力は必要ですが、愛すべき小品だと思います。塗装も戦時中の機体に比べると目立つものもあるので、また作ってみたい機体の内の一つです🐧