信州そるがむで
地域を元気にする会
昨日は長野市で開催のイベントに行ってきました。
長野市には「信州そるがむで地域を元気にする会」という団体があり、
ソルガムの普及を推進しています。
ソルガムというのは「タカキビ」の英語版です。
他にも赤とうもとこし と言ったり、
中国語でコーリャン と言ったりします。
つぶつぶに出会うまで、知りませんでした。
麦や米などに次いで、世界で5番目に多く消費されている穀物だそうです。
長野市の西の山間部には「おやき」で有名な小川村があります。
長野市から白馬村に車で行くときに必ず通過するところです。
山間部なので稲作はできず、古来から雑穀栽培と大豆栽培がされていました。
また、麦や蕎麦を使った食品も発達し、それが故に「おやき」の発祥の地となりました。
また、美味しい信州みそを使った「ほうとう」みたいなうどん風料理、
「おぶっこ」という料理もあります。
道の駅で提供されているのですが、本当に美味しい!
汁は全部飲むべしです。
いつからこの地で麦、蕎麦、雑穀栽培が始まったのかは分からないものの、
相当古くから栽培していたのではないかと考えられるため、
ここのおやきは「縄文おやき」と呼ばれています。
秋の終盤には周辺にある3ヶ所の道の駅で
沢山のモチキビ、タカキビ、古代米(黒米、赤米、紫米など)、エゴマなどなどの
「つぶつぶ」が販売されます。
本当にクオリティーの高い、
美味しい雑穀が世間の相場より激安で売っているのです。
私は毎年そこで1年分大量買いさせていただきます。
(写真のものは戸隠産。ここも蕎麦の聖地。)
そんな、雑穀の聖地で、どのように雑穀が生産、消費されているのかはとても興味深いです。
私は適当な農法で3シーズン雑穀栽培をしてみましたが、
脱穀後の調整などが難しく、
プロはどんなふうに栽培、処理しているのか知りたいと思っていました。
生産者と是非知り合いたいと思っていました。
なので、信州そるがむで地域を元気にする会と関りを持ちたいと思っていました。
つぶつぶ料理コーチの看板があれば、
交流する切り口ができるので、楽しみになります。
さて、イベント会場にはたくさんの生産者さんが集まって、
地元の大学教授や企業家さんなどが講演されました。
信州そるがむで地域を元気にする会は、
画期的な活動で地域貢献をしたということで、
ここ数年、長野県からも長野市からも表彰を受けています。
今回の主催は長野市役所併設の文化施設で、
主催は長野市でした。
いわゆる、完全な産官学連携ということが成り立っています。
団体の発足者は信大工学部の教授さんで、
息子さんが小麦アレルギーだったので、
小麦フリーの代替品としてソルガムに着目したということです。
そして、ソルガムがアレルギー対策や健康だけでなく、
地球環境問題、耕作放棄地の解消、地域産業の促進・活性化につながる
ということで、積極的なソルガムの普及を推進しようとして
活動を起こされました。
昨日のイベントの講演会では
各大学教授さんが素晴らしい研究発表をしてくださりました。
小麦粉の代わりにタカキビ粉を使って
パンやお菓子を作ろうとすると
必ず壁にぶち当たります。
小麦粉にはグルテンがあって、
それが粘着性があるので、
パン、クレープ、お菓子がすごく簡単に美味しくできます。
でも、小麦フリーにしてタカキビ粉を使うと
粘着性がなさすぎて、
パサパサ、ボロボロして、
全く上手くいかないというのは私の悩みでもありました。
大学教授さんは、その理由を小麦とタカキビの分子構造の違いや
成分の違いなどから科学的に説明してくださりました。
そして、解決方法として、
タピオカ粉、甘藷デンプン、サイリウムなどと混ぜること
などをご提案してくださりました!
企業家さんは地元の食品会社と連携して、
各社が「ソルガムミルク」、「ソルガム茶」、
「ソルガムコロッケ&メンチカツ」を開発していて、
それらを試食させていただきました。
「ソルガムミルク」はコーヒー風の味がして、
なかなか美味しいと思いました。
中身もソルガムと水と酵素だけということで、無添加。
水分を飛ばして濃厚にするとチョコ風クリームソースになる。
スムージーに割っても美味しい。
こんな食品が流行ったら面白いですね!
ソルガム茶は、焼酎と割ると美味しいので
居酒屋などに普及させていきたいとのこと。
ノンカフェインで、ウーロン茶割りよりも
嬉しいし美味しそう。
ソルガムコロッケ&メンチカツは学校給食にも導入を検討しているとのこと。
ひき肉の代わりになって、ベジタリアンコロッケになる。
小中学校の生徒が全員ソルガムを知ったら面白い時代が始まりそう。
出店では、地元の生産者さんと知り合うこともできました。
タカキビを発酵させたタカキビ酢は米酢と同じ用途で使えるそう。
とっても美味しくて、自家製ドレッシングやヒエマヨネーズにも合いそうで
美味かったのでお買い上げ。
また、講演会ではある大学教授さんは、新たな品種のソルガムを開発したので
是非普及を推進していきたいとのことでした。
そこで一抹の不安が…。
昔から地元で育ててきた「タカキビ」の方が美味しいし、
十分栄養たっぷりで地球環境にも優しいのに、
なんで新種の開発をする必要があるのかな?
そもそも、なんでこの団体は日本語の「高黍(タカキビ)」ではなく
外来語の「ソルガム」という言葉を使っているのかな?
「ソルガム」という名前で売っているもの、実は「タカキビ」とは違う。
見た目も色も、分かる人が見れば明らかに違う。
タカキビは日本の在来種でモチ系でモチモチしていてつぶつぶ料理にしてアレンジするとすごく美味しい。
ソルガムは外来種でうるち系でパサパサしていてつぶつぶ料理には使えない。
この会が主催しているプロジェクトによる委託を受けて、
多くの地元農家さんが旧来のタカキビではなく
依頼された品種のソルガムを生産するようになってきている。
もしかして、将来、日本の在来種ではない外来種の品種が主流になってしまうかも?
なぜ、大学教授さんは新種を開発するの?
商標登録して、特許が取れて、収入が全て関係団体に入るようになるからでは?
それってビジネスですよね?
在来種で商売しても、儲けが薄いから?
お米だってそう。
原種に近いササシグレ、ササニシキの方が
コシヒカリより健康に良いらしい。
コシヒカリは糖分が多すぎて眠くなりやすい。
最近は品種改良(遺伝子組み換え?)しすぎた米の普及により、
米アレルギーの人も出てきているとか。
小麦は最たるもので、
品種改良(遺伝子組み換え?)のし過ぎで
もはや、世界中に小麦アレルギーの人達がいっぱい。
もし原種の小麦をずっと生産、消費していたら
アレルギー問題なんてなかったかもしれない。
日本の雑穀(キビ、アワ、ヒエ)は、お米と違って幸いにも
品種改良がされてこなかったから、
縄文時代からの原種のエネルギーがいっぱい。
だから食べるとすっごいスピリチュアルエネルギーも得られて
元気になれる。
まさか、将来、こういったものも品種改良されたりしないでしょうか?
例えば殻がとれやすくて加工、処理がしやすい品種だとか。
まさか。
野菜も何もかも、今までずっと品種改良続き。
その結果、昔の野菜より今の野菜の方が
糖分ばかり増して、肝心の栄養と効能が
何分の1くらいに減っているのだとか。
ううう、そういうのは困るのだ。
そういう問題もあるから、私は「農」の方にも関わりたいのだよ。
良い種を繋ごう。残していこう。


