この時間は、愛知県の駅をぐるりします。
本日の駅は、東海道本線の熱田駅です。
写真は,平成10〜20年代撮影のものが多くあります。現在の状況とは変わっていることがありますので、参考にする際はご注意ください。

熱田駅は明治19年開業、名古屋駅より2か月早く開業し、かつて熱田が東海道最大の宿場町であったことや熱田神宮があったことから、開業当時の駅周辺は名古屋駅周辺をはるかに凌ぐ大都会だったそうです。
熱田駅の駅舎です。

熱田神宮最寄駅ということで神社風の駅舎があるわけではありません。
また熱田駅は熱田神宮敷地の北端にあって、熱田神宮の最寄駅は名鉄の神宮前駅となっています。
大きな駅舎がありますが駅部分は奥のこの部分になっています。

一時的に名古屋駅の小荷物業務を移転させたりした経緯もあって建物も構内も広い駅です。
駅前です。

先ほども申し上げましたが、正面に熱田神宮の森が広がるのは名鉄神宮前駅で、熱田駅前から見ると熱田神宮は駅前通りを進んで左奥の方になります。
駅前通りを交差し、駅構内と並行しているのは大津通、右手にひたすら進めば、金山総合駅をかすめ、栄の久屋大通の西側、おしゃれな店などが並ぶ人気の通りとなります。
駅の左手には熱田区役所があります。

では、駅前のお話が長くなりましたが駅舎に入ってみましょう。
駅舎内は天井がなく屋根まで吹き抜けで屋根裏の形状がそのまま見える構造になっています。

駅舎の建築は昭和末期でした。
訪問してから10年ほど経過しているので、現在は雰囲気が変わっているかもしれません。
出札窓口です。

自動改札機。

動線はあまり良くないですが、これも昭和末期の自動改札機がなかった頃の設計だから仕方ないのかもしれません。
角度的には写真左右が駅舎建物、奥手前が跨線橋通路と直角になっています。
駅部分は2階にありますが跨線橋ぶぶには数段の階段があるため、窓際に車椅子用のスロープが設置されていいます。
では構内に降りてみます。
2面4線でとても広いホームがあり、かつては相当賑わっていたのではないかと思います。

留置線もあって、名古屋発着の特急列車の留置に使われています。
右端の駅舎側にもホームらしきものがありますが、そちらは使われておらず、そもそも入ることができません。
奥が豊橋・熱海方面です。
こちらは名古屋・米原方面です。

右奥には名鉄名古屋本線が並走していて、ホームで列車を待っていても退屈しません。
名鉄の神宮前駅が逆に並走する東海道本線の列車が見られて飽きないのと一緒ですね。
最後に駅名標です。

この頃は、まだ駅ナンバリングは導入されていませんでした。
(平成26年7月訪問)
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