安保法制について考える②~日本が「戦争する国」になる?~ | 青と緑のお年頃

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青春真っただ中!思春期の姉妹s、あやかとゆうなが送る、ちょっぴり小悪魔な日常の絵日記です。

昨日に続き、「安保法制について考える」シリーズ第2回です。

あくまでも私個人の考えを書かせていただいています。



まず最初のよくある疑問点はこれ。



安保法案「戦争法案」とレッテル貼りされ、マスコミが連日テレビで連呼しているんで、
そのように考えている人は多いかもしれませんが…




いやホント、ど~~~してもイメージできないんですよヽ(;´Д`)ノ

一体日本どこの国と何の理由があって戦争するようになるっていうのか?


今はロシアの南下政策を食い止めるために
朝鮮半島を死守しなければならなかった日露戦争の時代とは違いますし、
禁輸で枯渇寸前のジリ貧状態になった石油を確保するために
東南アジアに活路を求めた太平洋戦争の時代とも違います。

ましてや中国大陸の利権を求めるような時代ではありません。



だったら今、日本がリスクを冒してまで戦争したい相手ってどこなんです?σ(^_^;)


もし具体的に挙げられるんであれば、その国の名前と、
日本が戦争を吹っ掛ける理由を教えて頂きたいと思います。



戦争が「できる」こと「実際にする」こと全く意味が違います。


いくら軍備制度を整えても、
相手がいなければ戦争が起こる訳はありません。


「信長の野望」や「提督の決断」やってんじゃないんですから!(^▽^;)


相手がいて、そして理由があって、初めて戦争が始まるんですよ。

正直、国会の論戦や反対デモを聞いていると、本質論じゃなく、
現実的にはあり得ない「できること」を取りあげて、
極論で批判する声が多いのが気になるんですよね
(「核兵器を運搬できる」とか「地球の裏側まで行って戦争できる」とか…^^;)



だからお聞きしたい。

日本が一体どこの国と何の理由があって
戦争するようになるとお思いですか?と。





ここで「存立危機事態」とか「重要影響事態」とか、
その辺を語り始めると話があまりにも長くなりすぎるのでやめておきます。



法案では一定の歯止めは規定されてると思いますが、
正直、アメリカがどうこうの部分に関しては「100%ない」と言い切るつもりはありません。
(もちろんちゃんとツッパリ通してほしいとは思ってますけど)


ただ、少なくとも外国でアメリカ軍と一緒に全面戦争に参加する
って言う図式は想像できませんし、

(そもそもそんな大部隊が派遣されるような法案じゃありませんから)
ましてや徴兵制になって子どもたちが戦場に送られるなんて未来は、
思いっきり想像力を逞しくしても、
現実の壁に邪魔されて考えられません(^o^;)


一言で言うならば、「『戦闘』にはなったとしても『戦争』にはならない」
こう言えばいいかな?



何らかの形で小規模戦闘に巻き込まれる可能性は否定できませんが、
そういう事態になって自衛隊被害が発生するようになったら、
早期撤退って流れにならないと、日本の国民性からして政権は持たないと思います。
(もちろんそんな被害は発生して欲しくないですが)



あと、ちょっと誤解を招く言い方になりますけど、
そもそも、アメリカが世界中で戦争できるくらい元気(?)だったら、
安保法制なんていじくる必要はなかったと思いますよヽ(;´ω`)ノ

結局のところ、アメリカの力が相対的に弱くなって、
睨みを利かせる余力がなくなってきたから、
中国がここまで膨張・暴走して抑えが利かなくなってきてるんですよね。


良くも悪くも、アメリカかつてのような力があったら
中国にここまで好き勝手されることもなかったでしょうから、
今までのように日米安保の傘の下で安穏としてられたと思いますよ。


そうも言っていられなくなったからこそ、
安保法制が必要になってきた
んだと思います。



ちなみに、安保法制の条文を読むと、主語「合衆国軍隊として、
アメリカ以外の国の軍隊へのサポートを規定しているものがあります。


寧ろ、安保法制の整備によって、「アメポチ」と揶揄される対米追従一辺倒から脱却して、
様々な国と連携しやすくなるんじゃないかと思います。
(まあここは日本政府の度量と外交力次第ですけどね^^;)



※安保法案各法の要綱と国際平和支援法全文を知りたい方は、
 「こちら」 (←リンクあり)をご覧ください


 リンク先の「概要」と言うPDFを読むだけでもかなりよく分かります。


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次の第3回では、「安全保障体制が必要なのか?」についての
私の考えを書かせていただきます。