アマプラのラインナップに入っていたので10年ぶり、2度目の視聴。
今回は日本語吹き替え版で。
シンプルに分かりやすかったが、中国語字幕版で観た時のほうが哲学的な気がする。書き文字だったというのもあるんだろうか?
同じ映画でも翻訳言語で印象が変わることを実感。
卵の値段が高騰したせいで、卵を大量に使用するオムライスがお気に入りの洋食屋さんのメニューから外されてしまった(哀)
そんな中、森のたまごで有名な食品会社の養鶏場火事のニュースが……。
鶏卵最大手イセ食品、会社更生手続きめぐり、親子の壮絶バトル(後)
イセ食品、民事再生法の適用を申請していたのね。
イセ食品といえば、イセコレクション。
膨大なコレクションはどうなってしまうのだろう。
物価の優等生と言われてきた卵の価格とともに心配は尽きぬ……。
『親のトリセツ』シリーズの作者で、ブロガーのカータンさんのblogを最近よく読んでいる。
この数年、親の介護に絡むいざこざのストレスで鬱状態になり、更年期もあって絶不調中の私にとって、お辛いことがあっても明るく精力的にさまざまなことに挑戦されているカータンさんのblogには元気をもらっている。
昔は国内外へよく旅行に行っていたが、母が倒れてからそんな気持ちになれずにいた。しかし、元CAのカータンさんの抱腹絶倒の旅行記を読んで、久しぶりにどこかへ出かけたい気持ちになれた。
子ども時代を台湾で過ごしたカータンさんだが、香港には行ったことがなかったそうで、2018年に初めて香港ディズニーランドを訪れた際の旅行記が面白かった。
私も2008年に香港ディズニーランドを訪れており、その時の見聞録がこちら↓
中華圏ではこの後2016年に上海ディズニーランドもオープンしている。
この頃の私は、香港ディズニーランドを再訪しようとは思わなかったようだが、カータンさんのblogを読んでいたら、久々に行きたくなったw
《少年的你》をアマプラで視聴した。
2018年7月のクランクイン時、周冬雨(26)、易烊千玺(17)という衝撃。映画の中の2人には年齢差を感じない。
千玺(チェンシー)くん、《长安十二时辰(長安24時)》が2018年6月にクランクアップし、その後すぐにこちらの撮影に入ったよう。
エリート李必からチンピラ小北、その演技の振り幅たるや。
ベテランの周冬雨の演技がいいのはもちろんだが、易烊千玺の存在がこの映画を青春映画にたらしめてる。
いじめの首謀者の同級生を演じてる周也の演技もすごい。あの話し方、あの目つき、「私、なんか、この人、知ってる感」がバリバリだなと思ったら留学時代、クラスメイトだった根性悪の“あの娘”に似てるw既視感がすごい。
監督はエリック・ツァンの息子。香港の監督が撮る重慶の街が何故かエモい。重慶と香港って、どこか似た雰囲気があるとずっと思っていた。原作のネット小説では、主役2人の関係性が『白夜行』のパクリと言われていたらしいが、映画に関して言えば、パクリでもなんでもない、超オリジナル。設定を少し借りていたとしても、オリジナル要素のほうが圧倒的に多い。
この映画の最大の見せ場は受験後に刑事が陈念(周冬雨の役)に会いに来るシーン。刑事が陈念の決意を揺さぶり、彼女が葛藤し、迷っているのが、彼女の後ろ姿で表現される。
その前に陈念と小北(チェンシーの役)が別々に取り調べを受けるシーンがあり、2人の確固たる信頼感と決意を見せられてるから、あの葛藤に心が揺さぶられるのだ。
そして、その直後に面会室で笑い合う2人のシーン。あそこで初めて陈念が笑う。あの一連の感情の動き、作劇が完璧だった。
いじめと受験をメインテーマに、監視カメラという小道具を効かせて、現代中国の一面が切り取られてる。そこに素晴らしいキャスティングとロケ地・重慶のじめっとした空気感が相まって、「天地人」が計算し尽くされた秀作となっている。
日本語字幕もよかった。
アマプラの字幕も公開時と同じ、島根磯美さんかな?
アマプラ、翻訳者の名前wちゃんと書いて!
ちょっと前に『ぶらぶら美術・博物館』で松岡美術館やっていた。
初代館長で創設者である松岡清次郎の初期の蒐集品は、古九谷の「色絵芭蕉柳図輪花鉢」だったそうだ。
その後、元代→明代の青花をオークションで手に入れた、という流れがセンスいいなと思った。
その理由はこの3本を読めば分かりますw
元代の染付け
明代の色絵
もう4年前か