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連載小説「ペンフレンド」

男女2人の作家による1話掛け合い形式の連載ブログ小説です。東京に住む女性と神戸に住む男性がメールによるバーチャルな恋愛ストーリー。行きつく先は・・・。

- 木綿子さん

- おはよう。

- まだ4時だけど、あたたかくて過ごしやすい朝です。

- 昨夜は久々に飲み過ぎて帰ったらそのままリビングのソファで寝ちゃっててね、
- 起きたらスーツのまま(苦笑)

- で、今シャワーあびてすっきりしたところ。
- いい歳して、こんな事してちゃダメだ(笑)

- さて、

- ぼくのメールアドレスが木綿子さんの過去と関わりがあったのか・・・。

- ビートルズの「IN MY LIFE」のことだね。

- この曲は、ジョンレノンの歌詞がすごく好きなんだよ。
- それでメアドのアカウント名にしてる。

- ジョンレノンが人生を回想するその歌詞に、ぼくも人生を重ねちゃってね。
- 何か、こう、しっくりくるんだ。

- こんな歌詞。

- 振り返れば、思い出される場所があり、また思い出したくない場所もある。
- 無くなった場所もあれば、残っている場所もある。
- そして恋人や友人のことは今でもはっきりと思いだせる。
- 死んだ人も、まだ生きてる人も。
- 人生振り返れば、みんな愛おしい人ばかり・・・。


- 人生っていろいろあるよね。

- どちらかというと嫌なことの方が多くて・・・

- そしてそういう嫌なものにはついつい蓋をしようとしてしまう。



- そんな時に、ジョンの「振り返ればみんな愛おしい人ばかり」という歌詞は、
- ぼく自身にとって愛のなんたるかを教えてくれてるような気がするんだよ。

- もっと人を大切にしなきゃいけない。

- 人から逃げてちゃいけない。

- 本当は誰しも愛おしい人ばかりなんだから・・・って。

- そんな想いから、「IN MY LIFE」という言葉がぼくにとって大切な言葉になってね、

- ある意味、人生の教訓のような感じでメアドにしてるんだよ。

- でもそんなメアドが木綿子さんとの接点のひとつになってたなんて・・・

- でも本当に色々あるね・・・、人生って。

- ある意味、精神力勝負だと思う。
- いや、精神力勝負以外にないかもしれない。

- そして自分自身で未来を切り開いていくしかない。

- でも実際は、お尻に火がつかないと、なかなか動かないんだな。
- 頭ではわかってはいるけど、行動がなかなか伴わないもので・・・。

- うん、そう思うと、やっぱり自分自身との戦いなんだよね。

- でもそんな風に考えれば考えるほど、何かすごく重たく感じるし、疲れちゃう。

- だから少しでも軽くライトに考えたい・・・って思うんだな。

- そんな時必要なのが大切な人の存在だろう。

- 愛はお金を凌駕する!! なんて(笑)

- お金をメインにあげる人が多いけど、ぼくはあおいと思われてもやっぱり愛だな。

- 木綿子さんも一人ではないよね。
- 大切な人がいるから生きていける。

- 人生、みんな愛おしい人ばかり・・・なんだよ、きっと。

- ぼくたちの間は、嘘でもいいし、本当でもいい。
- 実はどちらも正解なんだと思ってる。

- ただ、お互いに嘘をつけない人種だって事は最初からわかってるから、
- こうやってメールのやりとりができる。

- 面白いもんだよ。

- ぼくの前にいる木綿子さんは決してピノキオなんかじゃないよ。

- ぼくは人形と会話ができるほどできた人間じゃないから。

- こんなぼくでよければ何でも言ってくれたらイイ。

- 疎ましく思ったら「疎ましい」ってはっきり言うから (笑)

- じゃ、お話の続きを楽しみに待ってるよ。

- じゃね。


- 優也






To be continued・・・   Written by 琉咲 凌