以下若干ネタバレあります。
実はコジ・ファン・トゥッテを実演で聴くのは初めて。
音源もあまり聞かないですし、まさに馴染みの薄い作品なのですが、大西さんがグリエルモで出ているのでチケットを買った次第です。
何だか内容的に好きになれないんですよね・・
これって本当にhappy end?
手持ちの音源では、ラスト元サヤに収まらない将来を予感させる演出です。💦その方がアルアルに思えます。
と、ふにゃふにゃ思いながら初台に向かいましたが・・
2024年6月1日
モーツァルト「コジ・ファン・トゥッテ」
新国立劇場
自席は1階2列
キャンピングカーを舞台にした現代的演出。
最初は?と思いましたが、想像以上に面白かった!
回転式の舞台装置も、森の木々がファンタジーな雰囲気で○。
歌手陣も揃っていて、音楽もアンサンブルも音源で聞くよりずっと美しくて沁み入りました。
どの方も良かったですが、特にガンベローニさんのフィオルディリージが。
フェルランドのプリエトさん、歌唱も真面目そうなキャラクターにぴったり、しかもとてもイケメンさんでした。デスピーナも熱演でしたね。
ラストのオール破局バージョンも納得の行く終わり方。
やはり百聞は一見にしかず。初めての実演コジファン、満足度高しで良い一日となりました。
こんなに美しい曲だったのね!と新たな発見。
カーテンコールで指揮の飯森さんに?でしょうか、上の方からブーイングがありましたが、私的には音楽も充分楽しめて、ブーイングするほど悪いかしら???な感じでした。